2020.12.5
鳥栖 対 横浜FC
1-1(Rロペス)
~模索なのか、体調なのか、先発ミスなのか
今日の先発
松岡くんを右SBに
高橋秀人をボランチ。
今日の石井くんポジションは小屋松。
しかしこれがことごとく合わない。
鳥栖のビルドアップはこの形
左利きを並べたCB。
だからその右に右利きの高橋秀人が外側に降りる。
右足でビルドアップ出来るように、だけど、この距離でのパスがまず合わなかった。
これは誤算かもしれない。
そして高橋が降りる代わりに押し出すのが松岡くん。
彼も高い位置ではドリブルや突破が得意なわけではない。
何度も高橋から少しパスがズレては戻す、というシーンを繰り返した。
左サイドの本田も相手SBの力強い突破に苦しんだ。
ギリギリ耐える、という一方的な展開の中、前半終了間際に海外移籍が決まっている可愛い方の斎藤に松岡くんが突破されて置いてかれてクロスを松浦に決められ失点。
0-1で前半を終えた。
ちなみに右SBに慣れてない松岡くん、という面もあるけど、ここは森下だったとしても抜かれてたと思う。
1VS1のドリブル仕掛けてくる技術系には弱い。。ここは早めに改善したい。
宮が早めに飛び出して斎藤を2人で潰すのか、とかね。
さて後半
鳥栖は宮に変えて原くん。
正直あの前半を見て、誰がダメ!?とかは分からなかった。
だから交代は難しいなぁと思ってた。
高橋秀人が表立ってミスは多かったけど彼が悪いだけ、、ではなかっし。
で、ビルドアップの形が変わる。こう。
右利きの原くんが入ることで高橋秀人は降りてこなくなる。
代わりに中野くんが守備的に振る舞い、パス出しも担う。
後半の中野は凄まじかった。
守備での位置取りを間違えることがなく
自分たちの攻めのコーナーキックの跳ね返りはきちんと処理し
右から攻められる時はきちんと絞り
相手が深く来た時はクロスを上げさせない距離感を保ち戻させる
絞る時、張り出して守る時
いつでも正しい位置にいた。
なお攻めでは前半はウイングのように張り出していいクロスを上げてた
後半はパス出し役にチェンジ
そこでもしっかりと機能する
こんなタスクのチェンジをさらっとやってのける10代
おかしいだろ。
そして後半は鳥栖の一方的な展開となる。
ちなみにこそっと本田と小屋松も入れ替わっていた
サイドもこなれてきたとはいえ、守備に力を使うのはたぶん苦手な本田
こやんが縦を全部カバーしてくれて本田は石井くんポジションに。
そしてそこでやっと全力を出せた。
何度か、もう打てば?!というシーンはあったけど、隙間に入って受けて裏に出して、と攻撃を機能させた功績は大きい。
小屋松も久しぶりにサイドで躍動
何度も突破とクロスを送るも、今日は林が決めきれず。
最後は林に変えてRロペスを投入。
この最後の時間には中野くんはまた高い位置を取り始めた。
あの時間でもあそこまで上がれる
おかしいだろ中野(褒めてる
それでいて守備時の対応は素晴らしい。
1体2で守る危ない場面でもしっかりとディレイさせていた。
鳥栖は最後に原川のクロスからロペスが押し込んで同点!
最後はエドゥアルドの押し込んだヘディングもあったが、逆転までは行けず
1-1で終了となった。
鳥栖はよく盛り返したし、この交代は予想が難しく、素晴らしい変化を生み出したと言える。
一方で前半の高橋秀人を降りてこさせるビルドアップは上手く行かず、おそらくチームオーダーだとは思うが、せっかく繋げるパギが居るのに後ろで繋ぎ隊が多すぎて中盤が苦しくなった。
逆に後半は高橋もいい展開を見せていたし、松岡くんもボランチではより輝いた
この前半のチョイスは相手を踏まえた上なのか、体力的な問題なのか?
そういえば大畑や石井くんやドンゴンはどこにいった?
怪我や体力的な問題なら仕方ない。
戦術的チョイスだとすると、ちょっと読み間違えたのかな?とも思える厳しい前半だった。
それでもよく追いついたとも言えるが来年の4チーム降格を考えると頭が痛い。
こういう試合をしっかり勝ち切るように更なるレベルアップを願う。
~選手評
極上
中野
攻守に安定。後半の猛攻を影から支えた
ロペス(交代)
値千金の同点ゴール!
良き
パギ
今日も安定したセーブ
原(交代)
彼の投入で息を吹き返した。守の強さと縦の強さ。
エドゥアルド
安定した守備を披露
樋口
こそっとずっと安定していた。
及第点
松岡
後半躍動。気迫の顔面ブロックに、中盤で獅子奮迅
小屋松
後半躍動。サイドを制圧
本田
後半躍動。トップ下で輝く
森下(交代)
クロスが合わなかったが攻めのアクセントに
原川
アシストは見事。もう少し安定感が欲しいか
がんばれ!
林
今日は彼の日ではなかった
宮
右CBの難しさを露呈
高橋
長い距離の縦パスを担ったが通らず