キングダムハーツ3

前作キングダムハーツ2から長い年月が経っての発売。
ディズニーのキャラと一緒に旅ができるRPGとして人気だった。

それがPS4で、ひとつの物語の完結となった。



ここまで美麗なグラフィックで再現してくれました。

ではネタバレなしとは難しいですが
あまり真相には触れず、
ストーリー考察もせず、
感想を書き綴りたいと思います。


▪ゲームとして
今作はゲームとして非常に楽しかった。
壁も走って上れる。
どこでもジャンプ出来たり、
雲の上から海の中まで
行けないとこはないんじゃないか?
というくらいストレスのない移動方法。

見えてても取れない宝箱、という遊ばせ方もあるなか、KH3は移動に掛かる負担をかなり減らした。

さらにバトルではとにかく派手!
武器の変形も、ディズニーのアトラクションを模した攻撃方法も、本当の遊園地のような見た目で可愛く、そして強力で、とにかく遊んでて楽しい!を突き詰めていたと思う。

さらには写真撮影。
FF15でもあったし、最近のゲームでは流行りとなっている、写真撮影機能。
ゲーム内で好きな場所で撮れる。

これも、常にドナルド、グーフィーがいるお陰で画面から可愛いが溢れてる。

カメラ向けるとポーズをとる皆(笑)


そして各地に散らばる隠れミッキー!
これを撮影すると強いアイテムが貰えることもあり、探す楽しさもあって、撮影というサブ機能に対して楽しさをプラスしてくれた。

さらにはグミシップという宇宙を旅する時はシューティングゲームとなり、
各地で拾った食材から料理が出来たり、
とにかくやれることがテンコ盛り!

しかも好きなものを好きなだけやれる。
やらなくてもいい。
そんなアバウトさがノーストレスで進める要因となっていた。


▪ディズニーワールド
今回は以下のワールドが登場
オリンポス(ヘラクレス)
パイレーツオブカリビアン(ジャック)
トイ・ストーリー
アナと雪の女王
モンスターズインク
ベイマックス
ラプンチェル

どれも再現度が高く、
とくに実写のパイレーツでは
ジャックスパロウや
ウィル、エリザベスが
まさに映画のように躍動していた。
ここでは船に乗って大海を旅することも出来たり。

それぞれに上手く本編のキャラと絡みながら進めるディズニーワールド。

それぞれのワールドごとにやれることも違っていて、見た目も変わり飽きさせない。
そんな楽しさが詰まっていた。

惜しむらくは、最後に本編のストーリーを一気に進めるために、各ワールドでの話は本筋があまり進まず、少しだけやきもきしたかな。

この辺りはKH2が非常に上手かった。


▪オリジナルキャラの活躍
キングダムハーツといえば、ディズニー!
だが、スクエニ特有のやたらとかっこいいオリジナルキャラも人気が高い。

主人公のソラ
親友のリクとカイリ。

主人公の半身であるロクサス
そのロクサスの親友のアクセル(リア)

さらには前作KHBBSの主人公の
テラ、アクア、ヴェン

彼らが一同に会して戦う様
そして、それぞれの復活や戦う理由
再会のシーンは特に胸を暑くさせた。

敵キャラにも魅力的なキャラが多く
ラスボスとなりえるゼアノーとだけでなく、敵の機関のシグバールやルクソードも何か大きな因縁がありそうな終わりかたをしている。
前作では敵だったキャラが味方で出てきたり。
敵キャラの魅力もキングダムハーツの魅力だろう。


とにかくKH1、2、ReCoM、BBS.3Dと多岐に渡るシリーズのそれぞれのファンがニヤッとしてしまうシーンが多く、ディズニーファンでなくても彼らの活躍を見たいファンの需要にも答えている。

そういう自分は誰よりもロクサス推しなのだが、彼の復活とソラとの共闘、ロクサスとアクセルの再会は涙なしには見れなかった。

良かったね!!!!ロクサス!!!!!


▪ストーリー
ストーリーは相変わらず難解。
どれだけ伏線張ってるのか
さらに携帯ゲームでのストーリーも混ぜつつ、更なる伏線を張る。

※ここから少しだけネタバレ
あらすじ

KH1では、心を闇に染めた人からハートレスという魔物との戦い。
そのハートレスのボス、アンセムを倒す物語。
アンセムの目的はキングダムハーツを開くこと。
彼の考えでは『世界の心』キングダムハーツには大きな力があり、その力を欲していた。
キングダムハーツを開くためには伝説の武器、キーブレードが必要。
主人公ソラがキーブレードを使い、ハートレスと戦う物語だった。

途中ソラもハートレスとなってしまい(このときロクサスが誕生)、親友のリクもアンセムに乗っ取られたりしたが、何とかアンセムを倒すことに成功した。

KHRecM、2では
人間は闇となった心がハートレスとなる。
さらに残った体だけの存在が動き出すことがある。
それをノーバディーと呼ぶ。
2では、アンセムのノーバディーであるゼムナスとの戦いを描いた。

ゼムナス率いる13機関とのた戦い。
その中の一人がソラのノーバディーであるロクサスだった。
ソラが完全に目覚めるためにロクサスが吸収される必要があり、ロクサスの消えるシーンは僕史上もっとも切ない夏休みだった。
そして敵の機関のなかでもアクセルは、ロクサスにもう一度会いたい、それだけで戦っていた。
最後に味方してくれ消滅する場面もまた名場面だった。
そしてゼムナス倒すことで2の世界は幕を閉じた。


そして3。
ここらか物語は急展開を迎える
BBSでもっと昔のゼアノートとエラクゥスというキーブレードマスターがいた時代の世界を描き
3Dでは夢の世界を描いた。

さらに携帯ゲームではもっと昔の
予知者たちの世界を描いた。

3では、表向きはゼアノートを倒す物語。
ゼアノートは、アンセムとゼムナスの元となった人間であり、色々なことをうまくやって(笑)13人の闇の使者を集めた。
理由は13の闇と7の光がぶつかると 本当のキーブレードが出来るから。
それをふせぐための戦い。
7人の光を集めるためにアクセルやカイリもキーブレードを使えようになったり
ロクサスや、過去キャラの復活も経て
ゼアノートを倒してハッピーエンド!

とはいかないのがキングダムハーツ(笑)
最後は連れ去られたヒロインのカイリが戻ってこず。。。
ソラが探しにいくところで終了。


他にも
実はゼアノートを
闇に導いた存在が明らかになったり

倒してない13機関のメンバーに
実は予知者時代のキーブレード使いがいたり
カイリが消えたのかソラが消えたのか
謎の描写があったり、
実は!!という伏線が多数張り巡らされている。

誰が考えたんだよこの設定(笑)


て、ことで難解ながらも凝ったストーリー。
少しだけ残念なのは上で書いた通りこのストーリーが動くのが全て終盤に集中してること。
話を進めるためにとにかくムービーが多いこと。

それでもちゃんと作品を追ってる人には楽しめる内容となっていた。
あとからいろんな考察が出来たり
あーだこーだ推論できる楽しさもありました。

何よりロクサスが救われたしね!
全メンバー揃っての最後の戦いは戦隊ヒーローものみたいで熱かったです(良い意味で)

最後の 最後の意味深なムービーはスクエニぽくて良かったです。



▪まとめ
今できる楽しいこと!を詰め込んだような作品でした。
やりこみもあり、ライトに楽しむこともでき。

その分ひとつの密度は少し薄いかもしれないけれど
アクションあり、シューティングあり、
オープンワールドっぽいとこもあり、
変に凝ったミニゲームも多数あり。

楽しいを詰め込んだ
おもちゃ箱。

そんなゲームでした。




とりあえず
ハートレスとノーバディーを追った
戦いは終演。

これから予知者や生き残った機関メンバーがどうなるのか?

早くもKH4が気になるけれど
また10年待たされるのかな(笑)