空気を「読まない」まじめなドイツと予想外のブラジル

ネイマールを怪我でかき、Tシウバが出場停止

ある意味負けるんであれば 母国開催のなかで
もっとも 言い訳しやすい試合 であった。

それにしてもCKからのミュラーの先制
そこからクローゼの歴史を塗り替えるゴール

圧巻はそこからの3得点
Tクロースが、ミュラーが、ケディラが自由に中央を駆け上がり
空気をまったく読まずに ゴールを重ねる

「本気」のドイツは エンターテイナー的なことなど頭になく、
完璧な試合運び


ネイマールの怪我、悲劇の主人公を決勝につれていく
そんな一縷の望みを断ち切るゴールラッシュ


さらに極めつけは なんとか崩してのシュートも
ノイアーの異常なファインセーブと守備範囲の広さ。

そしてまじめなドイツは後半も点を重ね、
相手のチャンスには まじめに守備をする。


こんな状況であれば気を抜いて1、2点くらい失いそうなものだが、、、
この集中力と、規律、運動量が決勝まで続けば優勝はかたいか?


さて、決勝はアルゼンチンかオランダ。

今年は、まじめな オランダ が上がるのか
今大会一番ふまじめなアルゼンチンか・・・


メッシの個人技にすべてを集中したアルゼンチンの
もっとも南米的なチームと

もっとも欧州的なドイツとの対決を見てみたい。



母国の開催のブラジルでさえも
少しの集中を失えばこんな惨劇がまっている。

気概を見せたのはDルイスくらいか・・。
それも焼け石に水程度の・・・

最後まで前線のタレント不足が隠せなかった。
オスカルは覚醒することはなかった。
ボランチが復調することはなかった。

DFラインの硬さとネイマールの個人能力が頼みだったが
このタイミングで最強のドイツ相手に
その2つともを失った悲劇。

それでも、まだ、「言い訳」する余地があるだけましか・・

彼らがいれば、、、、と。

そんな負け惜しみのもとに4年を過ごすのも
W杯の残酷さと 重さ、、、なのだろう