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皆さん、こんにちは。今日もお忙しい中、私のブログにお越し頂きましてありがとうございます。

 

本当に何年振りかなぁ、コロナになる前に行ったきりだったので4年ぶりになりますが秋川雅史さんのコンサートに行って来ました。

彼のコンサートでは歌と歌の間に音楽のお話を解りやすく説明してくれるので、楽しいです。そのせいか、いつも鼻から提灯を出してうたた寝をする夫も目を輝かせながら聴いています。今回もコロナで音楽活動が制限されていましたが、クラッシュックの歴史も感染症に翻弄される歴史だったそうです。例えば音楽室に昔の作曲家の肖像画が飾られていますがバッハなどのヘアスタイル・・・あれはご承知の通りかつらです。何故かつらをかぶるかと言うと、感染症から身を守るためにかぶっていたそうです。

 

日本の作曲家で有名な人は唱歌でおなじみですが滝廉太郎さん。小学校の音楽で彼の作った歌を口ずさんだ方も多いと思いますが、彼も肺結核と言う当時は不治の病とされた感染症で23歳の若さで亡くなります。彼の作った曲は膨大な数のものがありましたが、当時は感染症だったからと言う事で彼の使用した楽譜も焼却されてしまい、今、残っている彼の曲も36曲だけになってしまいました。その後に続くのが山田耕筰さん。耕筰のさくの字に上に竹冠がついていますが、ご本人が頭がはげたらかつらをかぶったらどうか冷やかされたのに答えて竹冠を付けたという逸話があります。またNHK朝ドラ・エールでもおなじみになった古関裕而さんに対してライバル心を抱いていたようで、自分よりも優秀になって行くのを恐れていたらしく、古関さんに違うジャンルに携わったらどうかと勧めたのもそのせいだった、と言われています。古関さんの優秀さを認めるが故の恐れだったのかも知れませんね。

 

それから音楽のジャンルはクラッシュックとポピュラーに分かれます。クラッシュックは皆さんも御想像の通りのジャンルですが、ポピュラー音楽の中にはそれ以外のジャズやロック、歌謡曲などのジャンルが入ります。クラッシュックが出来た時代にはマイクや音響設備の無い時代に作られたので、それらが無くても響かせられるような曲や歌が発展していますが、ポピュラーは現代の音響設備を駆使して作られたので、電子楽器などでもいろいろな音が出せるようになっています・・・と、秋川さんが教えてくれました。池上彰さんの音楽版だと思ってもらえれば、と仰っていました。

 

そして秋川さんと言えば千の風になってが有名にありました。秋川さんはその事に関して、この歌に関しては大切な人を亡くした時に聴いて支えになった方もいれば、それによってこの歌がいやだ、そんな気持ちにはなれないと思う方もいます、僕はこの歌に関して否定的な意見があっても良いと思っています、大切な方に対しての思いがそれだけ強いのですから、むしろ大切にしてほしいと。僕はこの歌を歌う時、そうした人が幸せに生きて、旅立った人が安心して出来るように願いながら歌っているとも仰っていました。

 

長渕剛さんが唄った乾杯の歌もアレンジしたもので歌われて、長渕さんとはまた違った印象になって、私はどちらの乾杯も素敵だな、と思いながら聴かせてもらいました。そして最後に被災していない我々が経済活動を回すことで、震災の被害に遭った地域の方の復興も早まると思います・・・と・・・。義援金の箱も用意して頂いたので、微々たる額ですが、本当に何かのお役に立ってもらえたら、と思い寄付して来ました。

 

 

 

 

 

今日も皆さんがお元気でお過ごしになれますように。