アメリカどこへ行く⁈ トランプ新大統領 | ハワイ島発☆ハッピー探訪MAYA GAJA

ハワイ島発☆ハッピー探訪MAYA GAJA

ハワイ島在住ポッドキャスターでプロナレーターのスキナー朋子です。ポッドキャスト講座、話し方講座、ハワイの叡智オンラインサロンを運営しています♪

「ハワイライフ」「ポッドキャスト」をテーマにあれこれ綴るブログです❤︎

 
{FC2881E9-343C-434C-85E3-403B231F0BF6}
 
{54E2CE74-7629-42FB-95DD-13775D2D2B29}

新年はアメリカ本土にある唯一の神社、アメリカ椿大社で初詣。国際結婚の家族がたくさんお詣りに来ていた。
 
1月20日にアメリカは、新大統トランプ大統領に。就任1週間ですでに様々な暴言でメディアを騒がしている。
 
一般投票数は、トランプはヒラリーより200万票も少なかったけど、各州に認定された選挙人の数はヒラリーに勝利したので大統領になれてしまった。
 
アメリカ人の夫に「アメリカは、トランプみたいな人でも大統領になってしまうなんて、システムがクレージーだよね?」と言うと、夫は「うん、でもそれがデモクラシーだからね。」と。
 
『デモクラシー(民主主義)も間違ったリーダーシップに渡ると危険』だと古代ギリシャの哲学者プラトンが言ったけど、その通りの状況が今まさに起こってしまっている感じ。
 
アメリカ人の政治の関心の強さは、この民主主義がキーワードかもしれない。18世紀後半にイギリス統治から独立して、国民がこの国を作り上げたんだという強いプライドがあるからかもしれない。
 
政党も保守派の共和党民とリベラルな民主党の2つのみ。国民が直接選べる大統領は、自分達の声の代弁者として、自分のフィロソフィーや存在意義と重ねる人も多い。
 
21世紀になって乗り越えてきた「環境問題」「女性の権利」「LGBTの人権」「宗教の自由」「有色人種の差別」などの問題が、トランプが大統領になったことで危機にさらされている。全米各地で女性による反トランプデモが起きているのもそういう理由からだ。
 
トランプも公約通りイスラム教徒をアメリカに入国させないと、特定の国からのVISAの発行の禁止を言い渡したばかりだ。(ただ、イスラム教徒国でもトランプとビジネスを交わしている国は、含まれていない)実際アメリカ在住でグリーンカードを持っているイランの家族が母国に里帰り中にトランプ政権になってしまい、アメリカへの再入国ができなくなったりしている。
 
トランプが大統領になったことで、今までpolitically correctnessのせいで大きな声で差別発言をできなかった白人至上主義者たち、特にトランプ支持者たちが、ここぞと二世や三世のアジア系アメリカ人に「自分達の国に戻れ」などと罵倒したりするハラスメントも増えてきている。
 
かと言って、トランプは元は共和党ではない。単に、「白人至上主義の多い共和党から出馬した方が、自分の言うことを何でも鵜呑みにして当選しやすい」とトランプ自身も過去のインタビューで答えている。
 
私も、アメリカに来てから政治への関心が強くなったのは、アメリカの場合は何でも両極端な傾向にあって「え、今時?」というツッコミの入れどころ満載だからだ。保守派の共和党支持者は、狂信的なクリスチャンや白人至上主義者、銃を持つ権利を主張する人々が多かったり、そしてその真逆の、いわゆる現代の普通の感覚を持つリベラルな民主党。
 
3歳半の息子もニュースを見ていると「これ、トランプ?ヒラリーは負けたの?」などと聞いてくる。こんな年齢でもちゃんとニュースや大人の会話を聞いているんだなと、苦笑いしてしまう。
 
さあ、アメリカ。ここからどこへ行くのだろうか?
 
写真は、オレゴン州ポートランドから南に30分のセーラムの大型スーパーにて。トランプ支持者が多い郊外なだけに、銃関連の雑誌も10冊以上もある。これは、シアトルやポートランドのような都心では、あまりない光景。
 
{BB2DF81E-A2D4-4A57-8EEA-364F76187390}