籠の中の真白
@高嶺の花子さん
唄:甘露
君から見えない僕はきっと
ただの小さな死神
夜の黒に溶けて消える
白い君には縁遠い"僕"だ
君を連れ出す隠れ道は知らないし
街に誘う勇気も機会もない
でも見たい
朝陽に照らされ
「おはよう」と笑う君を
会いたいんだ
今すぐその窓を開けて
飛び出してきてくれないか
夏の夜風に拐われて
僕のもとへ
生まれた世界が違っていたって
偶然と星の導きとやらの力で
友達になんて
なるわけないか
君の友達になる人は
多分よく笑う人だろう
その人はきっと君よりも年上で
夕焼け空が似合う文学好きな人だ
本を取ろうとして君は背伸びしている
頭を撫でられ目を細めてる
そんな何気無い仕草も
全部全部大好きで
会いたいんだ
今すぐその窓を開けて
飛び出してきてくれないか
夏の夜空に誘われて
僕のもとへ
君がそこに閉じ込められてたって
必然とアブラカタブラの力で
友達になんて
この心の焦りに身を任せ
君の手を引いたとして
実は僕の方が悪い夢にうなされているように
怯えていたなんて滑稽な
オチばかり浮かんできて
真夏の蒼い空を見上げながら
君の事を考えてる
好きな本のジャンルはきっと
会いたいんだ
今すぐその籠から
飛び出してきてくれないか
夏の夜風に拐われて
僕のもとへ
生まれた世界が違っていたって
運命が認めなくたって
君の手を引くから
「友達になろう」
**
ハイイロセカイ
@トリノコシティ
唄:李尚
虚無(ぜろ)と万有(いち)が交差する地点
間違いだらけの感情論
君の名前は何だっけ
十文字ぴったりの筈
愛と嘘とが交差する地点
行く宛を失った言の葉
君にはもう届かないの?
百文字以内だとしても
過去最高速の夜が止まる
黒に閉ざされた世界のまま
自分だけ何処か薄れて消えた
何もない世界
灰色の世界
なくした心を探すだけなら
大丈夫、もう一人でできるから
黒と白が交差する地点
"誰か"に会いたくて会えなくて
私の名前は何ですか?
どうかもう一度、呼んで
枷と自由が交差する地点
呼吸も許されない箱庭
私はどうして生きているの?
もう君は此処に居ないのに
好き、嫌い、痛い、痛いの雑踏の中
棘だらけの愛は酷く怖い
時間だけいつも通り過ぎてく
一秒ごとに消えていく世界
歪んだ定理に圧し殺された自由(こたえ)は要らない
箱庭(うそ)でもいいから
自分だけどこか掠れ滲んだ
君の居ない世界
壊れてく世界
なくした心を探すことすら
一人じゃできない
傍にいてほしくて
-居なくなってしまった、灰色の君へ-
**
相愛懐古
@透明アンサー
目まぐるしくもない
そんな世界を
眺めるようにどこか他人事で
「もういいかな、今日は。」
また逃げるように
諦めで飽和した部屋で目を瞑った
出来栄えから言えばまあいい方だけど
三桁満点すらただ虚しいだけで
隣の席では
名前も知らない君と違う誰かが座っていた
幸せを求めないのは
壊れてしまうのが怖いから
「それじゃほら、つまらないよ」と
君はいつも笑っていた
これ以上
閉ざした心に触れないで
今日も答なんてどこにも見えないよ
逃げ出した自分に
「消えてしまえばいいのに」と
目を背けてる
今更手を伸ばして何かに縋っても
きっといつの日か崩れてしまうから
「このまま幸せなんてならなくていいから」と
呟く事も馬鹿らしいよ
流れるような日々は変わらないけど
君が居ないのは酷く虚ろで
まあどうあれ明日刈り取る命も
名も知らない君じゃない誰かなんだ
目まぐるしくもない
そんな世界は
全てがもう壊れてしまったのかもしれない
君の白い髪
蒼い瞳を
僕はもう二度と見られないかもしれない
幸せがあったのなら
それは多分君が居たからだ
「大好き」と笑う事も
これじゃもう出来はしないや
少しでも
君と早く出会えていたなら
ずっと続くと思っていたあの日は
命の残照を眺める度
ないものだと気付かされてる
閉じ込めた優しい心を傷付けて
何度も隠し通して目を閉じてた
ここで出会っていなくなった君の笑顔を
僕は明日も
「…忘れないよ。」
*
「もし、生まれ変わる事があるなら…」
ことり、鎌を置いて少年は呟く。
足元の露草を見留めて小さく笑ったあと、
"誰か"の瞳の色にそっくりな空を見上げて。
「また会えるといいね、
…夜綺くん。」
@高嶺の花子さん
唄:甘露
君から見えない僕はきっと
ただの小さな死神
夜の黒に溶けて消える
白い君には縁遠い"僕"だ
君を連れ出す隠れ道は知らないし
街に誘う勇気も機会もない
でも見たい
朝陽に照らされ
「おはよう」と笑う君を
会いたいんだ
今すぐその窓を開けて
飛び出してきてくれないか
夏の夜風に拐われて
僕のもとへ
生まれた世界が違っていたって
偶然と星の導きとやらの力で
友達になんて
なるわけないか
君の友達になる人は
多分よく笑う人だろう
その人はきっと君よりも年上で
夕焼け空が似合う文学好きな人だ
本を取ろうとして君は背伸びしている
頭を撫でられ目を細めてる
そんな何気無い仕草も
全部全部大好きで
会いたいんだ
今すぐその窓を開けて
飛び出してきてくれないか
夏の夜空に誘われて
僕のもとへ
君がそこに閉じ込められてたって
必然とアブラカタブラの力で
友達になんて
この心の焦りに身を任せ
君の手を引いたとして
実は僕の方が悪い夢にうなされているように
怯えていたなんて滑稽な
オチばかり浮かんできて
真夏の蒼い空を見上げながら
君の事を考えてる
好きな本のジャンルはきっと
会いたいんだ
今すぐその籠から
飛び出してきてくれないか
夏の夜風に拐われて
僕のもとへ
生まれた世界が違っていたって
運命が認めなくたって
君の手を引くから
「友達になろう」
**
ハイイロセカイ
@トリノコシティ
唄:李尚
虚無(ぜろ)と万有(いち)が交差する地点
間違いだらけの感情論
君の名前は何だっけ
十文字ぴったりの筈
愛と嘘とが交差する地点
行く宛を失った言の葉
君にはもう届かないの?
百文字以内だとしても
過去最高速の夜が止まる
黒に閉ざされた世界のまま
自分だけ何処か薄れて消えた
何もない世界
灰色の世界
なくした心を探すだけなら
大丈夫、もう一人でできるから
黒と白が交差する地点
"誰か"に会いたくて会えなくて
私の名前は何ですか?
どうかもう一度、呼んで
枷と自由が交差する地点
呼吸も許されない箱庭
私はどうして生きているの?
もう君は此処に居ないのに
好き、嫌い、痛い、痛いの雑踏の中
棘だらけの愛は酷く怖い
時間だけいつも通り過ぎてく
一秒ごとに消えていく世界
歪んだ定理に圧し殺された自由(こたえ)は要らない
箱庭(うそ)でもいいから
自分だけどこか掠れ滲んだ
君の居ない世界
壊れてく世界
なくした心を探すことすら
一人じゃできない
傍にいてほしくて
-居なくなってしまった、灰色の君へ-
**
相愛懐古
@透明アンサー
目まぐるしくもない
そんな世界を
眺めるようにどこか他人事で
「もういいかな、今日は。」
また逃げるように
諦めで飽和した部屋で目を瞑った
出来栄えから言えばまあいい方だけど
三桁満点すらただ虚しいだけで
隣の席では
名前も知らない君と違う誰かが座っていた
幸せを求めないのは
壊れてしまうのが怖いから
「それじゃほら、つまらないよ」と
君はいつも笑っていた
これ以上
閉ざした心に触れないで
今日も答なんてどこにも見えないよ
逃げ出した自分に
「消えてしまえばいいのに」と
目を背けてる
今更手を伸ばして何かに縋っても
きっといつの日か崩れてしまうから
「このまま幸せなんてならなくていいから」と
呟く事も馬鹿らしいよ
流れるような日々は変わらないけど
君が居ないのは酷く虚ろで
まあどうあれ明日刈り取る命も
名も知らない君じゃない誰かなんだ
目まぐるしくもない
そんな世界は
全てがもう壊れてしまったのかもしれない
君の白い髪
蒼い瞳を
僕はもう二度と見られないかもしれない
幸せがあったのなら
それは多分君が居たからだ
「大好き」と笑う事も
これじゃもう出来はしないや
少しでも
君と早く出会えていたなら
ずっと続くと思っていたあの日は
命の残照を眺める度
ないものだと気付かされてる
閉じ込めた優しい心を傷付けて
何度も隠し通して目を閉じてた
ここで出会っていなくなった君の笑顔を
僕は明日も
「…忘れないよ。」
*
「もし、生まれ変わる事があるなら…」
ことり、鎌を置いて少年は呟く。
足元の露草を見留めて小さく笑ったあと、
"誰か"の瞳の色にそっくりな空を見上げて。
「また会えるといいね、
…夜綺くん。」