問題意識をもつ
こんにちは。
昨日は、宮台真司先生の私塾「界隈塾」に参加してまいりました。
宮台3塾:界隈塾・思想塾・荒野塾
昨日は、立教大学異文化コミュニケーション学部教授、文化人類学者の奥野克己先生がゲストでした。
奥野先生と界隈塾の塾長(妖怪大好きな加藤さん)
宮台ゼミ生だった私が、奥野ゼミに通っていて、奥野先生を宮台ゼミにお招きしたのがきっかけで、今の界隈塾があるんだよ、と宮台先生にご紹介いただきました。
まさかこのような未来が来るとは、当時は全く予想しておりませんでしたが
議論のなかで、1つ質問させていただきました。
「もう二度と行かせませんから」
私が子どもの頃は、こんな会話は成立しないし、そもそも行き来するのは当たり前でした
今の親子関係を育む教育現場や、地域、友だち関係の境界線が、あまりに惨くて殺伐としていることに、人類学的な見地から何かアドバイスを頂けないかと。
奥野先生から大切なキーワードをいただきました。
「いまは社会も人も閉じているから」
「レヴィ=ストロースの”野生の思考”が大事だよね」
ChatGPTに「野生の思考」について質問しました。
クロード・レヴィ=ストロースの「野生の思考」(*La Pensée Sauvage*)は、1962年に発表された人類学の重要な著作です。この本は、レヴィ=ストロースの構造主義的アプローチを示すものであり、人間の思考様式についての深い洞察を提供します。以下にその主要なポイントをまとめます。
主なポイント
1. **野生の思考とは**:
- 「野生の思考」は、未開社会の人々が持つ思考様式を指します。レヴィ=ストロースは、この思考様式が論理的であり、科学的思考と同様に高度なものであると主張しました。
- 彼は、この思考様式が自然と直接的に関わるものであり、物質的な世界を理解し、分類し、整理するためのものであると説明しました。
2. **構造主義的アプローチ**:
- レヴィ=ストロースは、人間の思考は文化や社会に依存するのではなく、普遍的な構造を持つと考えました。彼は、未開社会の神話や儀式、言語などを分析することで、その背後にある普遍的な構造を明らかにしようとしました。
- 彼の分析方法は、二項対立(例えば、自然と文化、生と死、男と女など)を中心に据え、これらの対立がどのように人間の思考や文化の中で表現されるかを探るものでした。
3. **ブラコラージュとエンジニアリング**:
- レヴィ=ストロースは、野生の思考を「ブラコラージュ」と対比させました。ブラコラージュは、手元にある材料を使って創造的に問題を解決する手法であり、未開社会の人々が自然環境と対話しながら問題を解決する方法を示しています。
- これに対して、現代の工学的思考は、計画的で体系的な方法で問題を解決するものとされます。
4. **神話と分類**:
- 「野生の思考」では、神話の役割が強調されています。レヴィ=ストロースは、神話が社会の中でどのように機能し、どのように意味を構築するかを探りました。彼は、神話が世界を理解し、分類する手段としての役割を果たすと述べました。
5. **文化と自然の関係**:
- レヴィ=ストロースは、文化と自然の関係を深く探求しました。彼は、未開社会の人々が自然界とどのように関わり、その中で自分たちの文化を形成するかを明らかにしました。
結論
レヴィ=ストロースの「野生の思考」は、人間の思考様式についての新しい視点を提供し、未開社会の人々の思考がいかに高度であるかを示しています。
今を生きる私たちが、先のような思考になってしまい、人間関係が築けないのは「野生の思考」が閉じてしまっているから。なのですね
みなさんも、一緒に勉強していきましょう
会場&オンラインでご参加くださった方、ありがとうございました!
— 界隈塾(次回 vol.3は 8/25 開催) (@38dai_kaiwai) July 21, 2024
次回第3回界隈塾は8/25(日)になりますので、よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/eTUCnZnBev