シンクロニシティ研究会のマヤ暦認定アドバイザーの皆さまへ。

アドバイザーサポートセンター、センター長の吉村です。

アドバイザー仲間のブログで紹介されていた、素敵な本を読みました。

『ライアの祈り』

ご存知でしょうか。

僕は、そのブログで紹介されているのを見て、初めて知りました。

すぐに図書館で予約して、手元に届いたのは約一ヶ月半後。

蔵書が少ない割に予約人数が数人いたから、少し時間がかかった感じです。

僕の後にもすでに7人の予約があります。

初版が発行されたのは2012年。

爆発的な人気があるとまでは言わなくても、知っている人たちから愛され続けている作品なんだという印象を受けました。

物語は、縄文時代の生き方や想いが、大きなテーマになっています。

縄文時代と言えば、越川代表も講座や講演会で触れられるので、僕たちにも親近感がありますね。

縄文時代が一万年以上も続いたのは、争いがなく、人々が平和に暮らしていたから。

自然との共生も、一緒に生活する人たちとの協力も、この物語でも描かれていて心が温かくなります。

うらやましがって今を否定するための材料として触れるのではなく、心地よく生きるためのお手本として学びたいと、改めて感じました。

印象に残っているのは、「祈り」と「家族」の考え方。

「祈り」には厳格な掟がある、といいます。

「シャーマンの祈りの力は、いついかなるときも、他人のためにしか使えない」

というもの。

自分が得をしようとしても、効果がないどころか、逆に悪霊にとりつかれてしまうそうです。

自分の内側とつながって、自然の力も借りて、誰かのために心を込めて祈る。

そうすることで、祈りの力が発揮されて、困った人を助けることができます。

この本を紹介してくれたアドバイザーさんも、誰かのために祈れる自分でありたいと書かれていました。

僕もそうありたいと思います。

「家族」については、「家族と思えるような人を増やす」が研究会で学ぶ僕たちの合言葉のひとつ。

それは、いわゆる血のつながりのある血縁関係に限ったことではありません。

物語の中で、族長がこう語る場面があります。

家族というものはな、そのなかに、たった一人でも不幸な者がおると、皆がそろって不幸になってしまうという、じつに理不尽な掟で結ばれた者同士のことを言うんじゃ。
逆に言うと、家族のなかの一人が幸せになるためには、他の全員も幸せでなくてはならん。

7/7に実施され、見逃し配信が公開中のアドバイザー研修でも、人の痛みが分かって、その痛みに手を差し伸べる人について、越川代表が語っておられます。

心地よいコミュニティ、居場所、そこに集う人たちが、まさに家族なんだと思います。

大切な人の痛みを理解し、それを和らげる。
大切な人の幸せを、共に喜び合う。

その感覚を大切にし、日々祈れる自分でいられるように。

そんなことを感じさせてくれる物語でした。

アドバイザー仲間の皆さんなら、きっと気に入ってくださると思います。

もしどこかで手に取る機会があったら、読んでみてください。

ではまた、お話ししましょう。

※マヤ暦に興味がある方は、こちらをご覧ください。

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縄文時代の生き方に触れる物語を読みました【ライアの祈り】