こんにちは。
占星術家のまやクリスタです。
数年前、友人の結婚式が行われたホテルで放し飼いにされていた孔雀。美しい~
昨日“天職”についての記事をUPしたあと
思い出したことを書きます。
私の星ならびには、
人生で目指す方向
=自分の生きがいと密接に関連するテーマに、
「何かを受け継ぎ、深めていく」
「それがルーツや家業と関係がある可能性」
というものがあります。
占星術を勉強をし始めたばかりの頃は、
いまいち腑に落ちませんでした。
私の実家はお寺でした。
が、
私が高校生の時に両親が離婚して
引っ越しているし、
それ以前に弟がいたので
私がお寺を継ぐなんて
考えたこともありませんでした。
社会人になってからは
会社員や駐在員を経て、
占星術をツールとした
セッションや講座をしています。
ハテ、何を受け継ぐのだろう・・?
何を深めるのだろう・・・?
そんな風に思っていました。
でも何年か前、
占星術の歴史を特集した雑誌を読んでいて
そのが
に変わりました。
占星術は、インド→中国を経て
仏教の経典(お経)の一つとして
日本に伝わったので、
雑誌には仏教のことも載っていました。
その中で、日本に昔からある
「言霊」(ことだま)という概念について、
「仏教の経典に感じられる言霊の力」と題して
「光明真言」(お経の一種)が
紹介されていました。
・・・!!
なんと、それは私が唯一
今でもそらんじている「お経」だったのです。
家がお寺だったとはいえ、
事情が事情だっただけに
私には
般若心経を毎日唱える習慣もなく、
神様仏様はいるけど、
別に救ってくれるとは限らないさ~
くらいに思っていたのですが、
小さいころ、父親に教えられて
意味も理由もわからないまま
覚えていたたった1つのお経。
おん おぼきゃ べいろしゃのう
まかぼだら まにはんどま
じんばら はらばりたや うん
それが、この雑誌に
ばーんと載っていたのです!
光明真言と言って、
唱えることであらゆる贖罪が除かれる
もっとも有名な真言なのだそうです。
知らなかったよ…
ありがたい呪文だったのね笑。
怖い記憶しかない父親だったけど
真言宗のお寺の住職として、
一番大事な真言くらいは、と
子供に覚えさせてくれたのかもな、
なんて思いました。
ページをめくって、いよいよ
占星術の歴史へ。
その中の一説にまたびっくり。
源氏物語は、作者が
日本に伝わった密教占星術(宿曜経)を使って
ストーリーを作り上げたのではないか、
物語の登場人物が、
実は12星座で表されているのではないか、
という学説があるというのです。
大興奮で早速本を買って読みました。
実は、私の大学での専攻は
日本の古典文学でした。
(中国語は第二外国語)
高校時代から源氏物語が大好きで、
大学で専攻するんだと
勝手に心に決めていて
念願かなって
卒論のテーマももちろん源氏物語でした。
その源氏物語に
実は占星術(宿曜経)のエッセンスが
織り込まれているかもしれない、というのです。
占星術がテーマの雑誌を読んでいたら
大学時代に夢中で研究した源氏物語と
生まれた家で教わったもの(光明真言)
2つともそこに載っていた驚き。
関連のない点と点だったと思っていた
過去の経験が、
ずいぶんと統一感のない人生を
歩んでいるもんだと思っていた
自分の足跡が、
実はつながっていたことに気づきました。
光明真言(仏教)
源氏物語
占星術
バラバラに見えても
そこに共通するものがあって
おそらくそれは、
人間の「心」への興味。
人生のさまざまな出来事に
人の心は揺れ動くけれど、
それでも生きぬくことができるはずという信念のようなものと、
よりよく生きられるように役立つ法則や
叡智を探したいという探求心。
そういうものに
私はずっと惹きつけられていたのかもしれない、
そんな風に思いました。
自分の人生の青写真にあった
「ルーツから何かを受け継ぎ、深める」こと。
これからそれを
見つけないといけないのかな?
なんて思うこともあったけれど、
自分が小さいころに
受け取ったものを
形を変えながらやってきていたのか、と分かり、
好きな道を選んでよかった!と思えたし
この道でOK!と
背中を教えてもらえたように心強く感じた瞬間でした。
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