今まで両親や職場など、色々なところで教えられた「教え」。
色んな教えを教わりましたけど、その中からふたつほど、私が特に重要と思っているものを書いてみます。
①根は己にあり
これはよく父から言われました。
簡単に言ってしまうと、
「自分に降りかかる事の原因は全て自分にある」
という事です。
この言葉は、要するに
何でも他人のせいにするな。
という事です。
また同時に、
他人はどうやっても変えられない。
変えられるのは自分自身のみである。
という意味も内包しています。
何か悪い事が起きた時、自分の身に降り掛かった時、人間というのはつい自分を棚に上げて、周囲の環境や他人、組織のせいにしがちです。
この教えを常に頭の中に入れておく事で、何かあってもまず自分自身に問題が無かったか、自分自身が何か過ちを犯していないか、冷静にチェックする事が出来ています。
人間は必ず過ちを犯す生き物です。
どれだけ完璧を目指しても、どこかに抜けがあるのが人間ですから、他人や周囲の環境を責める前に、まずは自分自身を省みる事がとても重要だと思います。
②何とかなるさと楽観し、何とかしようと努力すべし
これは陸上自衛隊に居た時、上官から教わりました。
要するに、
「いかなる過酷な状況でも、何とかなるさ、と
楽観的な気持ちを持て。
その上で、絶対に何とかするのだという
強固な意志をもって事に臨め。」
という事です。
自衛隊の任務は国土防衛を軸に、災害派遣や国民保護など多岐にわたります。
そしてそのどれもが、実際に発生すれば、理不尽の連続、過酷な環境の連続となります。
そんな状況下で、前線に立つ自衛官が不安げな表情を露わにしたり、逃げまどってみたり、パニックのあまり支離滅裂な行動をすれば、国民はどうなるでしょうか?
もしそうなってしまったら、国民の生命や財産など、守れるはずがありません。
最後の砦として頼れるはずの自衛官が、そんな状態になってしまっては、国民は頼れるものが無くなってしまいます。
ですから、どれだけ過酷な状況であっても、
心に余裕をもって冷静沈着な判断と強固な任務完遂の意思をもって行動せよ
という教えです。
そしてこの教えは、退職した後、民間で働くようになってもなお、非常に役立っています。
この教えがあるから、理不尽な事を仕事先で言われても、無茶な依頼を受けても、
何とか乗り越えられました。
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