大切な用事があって韓国に一泊で行ってきた。

今まで春、夏、冬には行ったことがあったのだけど秋の韓国は初めてだった。

とても美しかった。ソウルの郊外にある韓国料理のお店に行ったら、ここがどこかわからない状態になってしまった。私は今なんの時代を生きているのだろう…そんな気持ちになってくる。すでに街路樹も色づいていてまるまると太った銀杏の実が沢山落ちていた。

茜色に染まるソウルの街を色々な想いを抱きながら歩いた。こんな風に外を歩くのは久しぶりのことである。仁寺洞(インサドン) には私の好きなお店がたくさんある。ここは伝統的な工芸品やギャラリーが多く、芸術の街と言われている。デザイナーがこの世に一点しかないものを売っている店が立ち並んでいるのだが、ゆっくり時間をかけて見て回るのが何より楽しい。

疲れたらカフェに入ってお茶を飲む。今ソウルは緑茶のカフェが流行っているようだが安い上に味がいいのが韓国のカフェである。納得の味と納得の値段。

そこから羽をのばして夜の街へ繰り出してみる。ライブをみるためにジャズバーへいく。

相変わらず、圧勝の歌唱力。さすがはアジアのラテンと言われる国である。

日本の紅葉も美しいけれど、ソウルの秋もなかなかでした。やはり旅は心をまっさらにしてくれます。