突然ですが、あなたの人生の課題は何だか分かりますか?
分からない方は、ずっと抱えている悩みや、人生で繰り返すネガティブなパターンにヒントがあります。
これを知って生きるのと、知らずにただ生きるのとでは
今世のゴール付近から過去を振り返った時の、自分の人生の見え方が全く違うものとなるでしょう。
では、人が生きる理由は何でしょう?
私は長い間、辛い過去を手放せずに「生まれたから生きるしかない」と絶望していた事もありました。
過去に自殺未遂に失敗して「死にたくても死ねるわけじゃないんだ」という経験をしたことも、その思いに加担していました。
その頃の私は、親を恨み、親のせいで自分の人生がうまく行かない、心の傷が人生を不幸にしている、幼い自分を傷つけた両親や姉を許せない。
そうやって、完全に『被害者の箱』に入ることで、自分の人生を生きる恐怖から逃げていたように思います。
でも、その箱の中に居る自分は、絶対正しいと信じて疑わないのです。
だって、生まれて気付いたらその家族が居て、その家族によって傷つけられたんだから当たり前じゃないか。
当時の私には、過去の両親や姉を許すことなど到底できないことのように感じていました。
しかし、そんなマインドで生き続けていると、当然不幸ばかりがやってきます。
人間には感情から発している周波数があり、現実はその周波数通りの人生しか生きられないようになっています。
当然、怒りや恨みの周波数を隠し持って顔だけで笑っても、起きる現実は不幸続きです。
「ついてる、ついてる」「私は運がいい」そんなアファメーションも、ガチガチに固まった箱の外側を滑り落ちて行くだけです。
頑張っても、頑張っても、何もうまく行かない。
人と会うことを避け、お金は入ってこないばかりか、出費ばかりが増えて首が回らない。
なぜ出費が増えたかと振り返ってみれば、「不十分な自分はもっともっと学ばなければならない」という自己否定が
情報や講座や本から答えを探さなければならないと行動を駆り立て
目に入って来る広告の先に自分の求める物があるように錯覚させるのです。
結果、あの講座とこの講座と、あの情報と、あの本と...という具合に増えて行った結果でした。
※ビリーフチェンジの『存在してはいけない』『重要であってはいけない』『ありのままの自分であってはいけない』に当たります。(明確には他も絡んでますが)
お金に関して言えば、他にも原因があります。
それは『自己価値の低さ』とそれに繋がる『恐れ』の感情によるものです。
とっても簡単に表現してしまえば、自分の無価値さを見るのが怖い。その潜在意識に持つ恐れがお金や物質に投影され
「何も持たない自分には価値が無い」「失うのが怖い」「入ってこないのが怖い」という周波数を発し続けていました。
でもこれも、その箱の中にすっぽりと入っている自分では、全く気付くことができなかったんです。
人の潜在意識は、自分の命を守るために思い込みを作り、命を守り続けています。
その思い込みのベースを作るのが6歳ということを考えれば、人間が様々な恐怖を取り入れるのも頷けます。
しかしその恐れが、その後の人生を不幸にしてしまうのであれば、無い方が良いですよね。
さて、人生の課題に話を戻しますが、そもそも人の魂は宇宙(4次元)から地球(3次元)に降り立つと言われています。
なので、宇宙存在の私たちの魂はとても波動が高い。
生まれたての赤ちゃんは、泣いたり笑ったりするけれど、そこにネガティブな感情(周波数)なんて持っていません。
とても波動が高い生き物です。
しかし、脳の本能により、そこからどんどん学習を重ね、周りの大人を見ながらネガティブな感情も学び取り込みます。
魂レベルで言えば、生まれたばかりの波動のままでは、高すぎて地球に居られないからです。
魂は、地球に滞在し、この3次元でしか経験できない「アトラクション」を経験するために、どんどんネガティブ(低波動)を取り込み、周波数を下げることに成功します。
そしていつの間にか、自分が宇宙の存在であることを忘れ、すっかり3次元の人間波動に変わって行きます。
それに従って、物質や他人やお金の価値観が確立され(たように感じ)その後の人生を送るというわけです。
この人間波動に変わって行くのも、もう一度宇宙存在であることを思い出すプロセスを味わう為だというのだから
宇宙や魂にとって、どれだけ地球での人生が魅力的かというのが分かると思います。
そこまでして、私たちの魂は地球に来たかった。
その為には、この両親・家族が必要だった。
その為には、不幸でネガティブな現実が必要だった。
この自分の人生を生きる為に、両親の肉体を借り、命がけで産んでもらい、死ぬことなく生きてこられた。
このこと以上に感謝できる事があっただろうか。
自分の今世を生きるには、今ここでこの瞬間を生きるには、何かひとつも欠けてはいけなかった。
許せないと思っていた両親は、私のこの人生の源であり
そんなことにも気付けないほど、恐れの箱に閉じこもった。
その恐れの強さこそが、ただただ命を守ろうとする『神様からの愛』であることを長い旅の果てに見つけ
全ての人は神様に愛されてるという言葉の本質は、こんなところに隠してあったということを知りました。
それぞれの魂は、それぞれの課題を持ち、恨みや悲しみ、恐怖、不安を手放す為に、一度自分に取り込みます。
その為に色んなキャラクターの両親や家族が居たりするわけです。
それが分かった時、それまで許せないと思っていた自分や親や誰かを
許すのではなく「受け入れる」ことができるのかもしれません。
そもそも許す必要などなかったのです。
そもそも、被害者ではなかったわけですから。
宇宙は全て完璧に動いてる。
いつかそんな言葉を聞いたのを思い出しました。