自分に自信がない・自己肯定感が低い・他人の顔色を伺ってしまう
そのような悩みを持つ人の多くが、他人軸をどう直したらよいか分からずに苦労している事と思います。
他人軸になってしまった性格の持ち主の多くは
潜在意識にある間違った思い込みと、他人との接し方の癖を持っています。
その解説をする前にひとつ、他人軸で生きる事がいかに無駄な事かというのは
悩みながらも頭では分かっているとは思うので省略しますが
今日は別の視点から他人軸を解説してみようと思います。
他人軸というのは、人の顔色を伺いながら、相手の気に入るような言葉を言ったり
他人に嫌われない事に力を注いで相手の機嫌を取ったり
相手が喜びそうな事を言ったり、自分の気持ちを無視して相手の望みを全て受け入れてしまったり
自分が損してでも不自然なほど相手に利益を与えたり
他人がそう言ったからと、自分で考えずに無条件に信じたり
不快な事が起きた原因が他人にあると考えたり
無条件に他人に『気を使っている』『思考の最優先が他人』の状態のことです。
それをする目的は、他人に嫌われない為だったり、自分を良い人間だと思ってもらう為だったり
相手を喜ばせて何かを得る為だったり、または、相手に怒られない為だったりします。
しかし、他人軸の人がそれぞれの目的の為にやっている事は
表面上は気弱で謙虚そうただり、逆に自信に満ちているかのように見せたとしても
実は内面では、相手に対してただエゴを押し付けていると事にお気づきでしょうか?
人間には、本来の性格や好き嫌い、物事への反応や起こる感情があり、個性は人それぞれです。
しかし、他人軸の人は、言うなれば自分を相手に乗り移らせてコントロールしようとしているような状態です。
相手に乗り移って、その相手の目から自分を見ている(監視している)状態と言ってもいいかもしれません。
それは、相手の人権を無視し、自分を守るために、自分の望み通りに相手を動かす為に、偽物の自分を演じる。という行為です。
それは、相手を見ようともせずに無条件に相手を疑い、恐れ、嘘をついて騙しているということで
表現を変えれば、妄想の箱の中から相手を見て、話しかけている状態です。
他人軸の人がどれだけ真面目そうに振舞っても、腰を低くしても、笑顔を振りまいて良い人を演じても
その内側で行っている事は、相手を無条件に見くびる行為であり
相手側に立ってみれば「個人を尊重しない人」ということになります。
そしてそれがもし、仕事上でのやり取りだった場合
仕事を全うする目的の為に注力している人に対して
他人軸の人は、自分を守る事に必死な意識のままで関わろうとするわけですから
仕事をしたい人にとっては、仕事の邪魔であったり、とても迷惑な存在となります。
ですから、この場合、いくら他人に気を使おうとも、他人軸を強化すればするほど逆効果ということになります。
このマインドのズレがエネルギーとなって存在し、互いにその違和感を無意識に感じ取っているから
他人軸の人が、気を使っているのに嫌われたり、怒られたり
人と心が通じないと感じたり、常に淋しさや孤独を感じている理由です。
他人軸をやっている限り、その相手と心が繋がる感覚を得ることはできません。
どこにいても、誰と居ても孤独を感じるのであれば
それは他人が冷たいせいでも、他人があなたに魅力が無いせいでもなく
自分が他人軸を続けている事に原因があると気付かなければなりません。
そして、繰り返しになりますが
他人軸は、相手を知ろうともせず、相手を信用することも無く、無条件に見くびる行為であり
決して「良い人」「愛される人」がすることではないという事を深く理解できれば
他人軸の癖を自分軸に戻す力になるのではないかと思います。
さて、他人軸の人に多いビリーフを以下に挙げておきます。
■ありのままの自分ではいけない
■人を信用してはいけない
■自由に行動してはいけない(自分の人生を生きてはいけない)
持っているビリーフには個人差がありますが、他人軸の性格を持つ人の多くがこれらのビリーフを持っている事が多いです。
勿論、もっと多かったり、複雑に複合していたりもします。
これらの事を頭で自分に言い聞かせても、潜在意識が腑に落ちないと根本解決にはなりません。
これらのビリーフが出来上がる理由や、その過程を理解しながら特定し書き換える事で
変えたくても変えられなかった他人軸が、自然と自分軸に変わって行きます。
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