こんにちは、

田中なな(MAYA)です。

 

 

 

今日の記事は暑苦しいし、長いです。

 

読む人は、心して読んでください(笑)

 

 

 

***

 

 

3月8日、

国際女性デーから2週間が経ちます。

 

 

あの日のエール国際女性デー

イベントの後半「交流会」で

 

私は社会課題のブレイクアウト部屋で

メインファシリテーターを務めてました。

 

 

テーマは

「複業解禁が進まない企業について」

 

 

 

ファシリをやるにあたって

この問題について調べていました。

 

 

書き出したメモ

↓ 

 

 

また調べる以上に

 

 

自分自身の6年間にわたる

パラレルキャリア体験や

 

複業を通しての苦労だったり

良かったことだったりを

 

イベントの直前まで振り返り

思い出しており。

 

 

今日は改めて

このテーマ「複業推進」という

社会課題について書いてみます。

 

 

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私は思うのです。

 

複業やプロボノ活動。

 

 

 

なぜ、やるんですか?

 

と聞かれた時

なんと答えるかです。

 

 

 

 

「今あるものでは足りないから、ですよね」

 

そう書かれていた記事に出会った時

 

 

 

咄嗟に、「いや、そうではなくて」と言いかけた。

 

 

 

 

自分は十分に恵まれていたけれど

それでも複業はやりたかったからです。

 

 

 

けれど、

じっくり気持ちを落ち着けて考えてみると

 

やはり、何かが足りてなかった。

 

 

それに間違いはないんです。

 

 

 

 

では私には

何が足りなかったのだろう。

 

 

そこで行き着いたこと。

 

 

1つの会社に勤めているだけでは

叶わない夢もあるから。

 

 

会社員として成功しても稼げても

それだけでは経験できないことがあるから。

 

 

 

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皆さんは

1つの会社に勤めるだけで

自分の人生マルっとOK!?ですか?

 

 

 

夢や挑戦の全てが会社員として

勤める職場で叶うのなら別ですが、

 

実際のところそんなの不可能に近いです💦

 

 

 

 

なぜなら会社は

 

企業として利益を上げることが

1番の目的だからです。

 

 

 

もちろん社員の幸せな働き方を

「支援する」と会社はいいますが

 

それが直接複業推奨に

繋がりにくいのは

 

複業なんかしなくても

社員がどんどん働いてくれれば

それがベストだからです。

 

 

 

 

つまり、

複業推進してしまうことは

 

企業としても

 

「何か足りないから?」

「社員を満足させてあげられない?」

 

というような視点になってしまう。

 

 

さらに企業は

複業解禁することで

以下の3つの懸念に直面すると言います。

 

 

①人材流出

②情報流出

③労働時間の問題

 

 

 

でもね、

 

この際認めたらいいんですよ。

 

「実際、そうです!」と。

 

 

1つの職場だけで大満足な人生が

送れないことが前提でも

別にいいではないですか?

 

 

仕事も人間関係も

いろいろな場所に出てこそ

磨かれていくんです。

 

 

 

 

自分にはもっといろんな力がある。

 

 

そう感じた時、

 

会社員では使いきれないそれらを

活かしたかった私は

 

人生の選択肢を増やし

自分の能力開発のためにも

社外パラレルキャリアをしたかった。

 

 

 

 

また職場の人たちは

ある意味似たもの同士。

 

 

 

全く違う世界の業界や職種の人と

付き合うことで視野を広めたかった。

 

 

 

 

あえて言えば

そのニーズは

 

いかに恵まれた企業に勤め

収入もよく有給も使える会社員をしていても

満たされることはなかったです。

 

 

 

そんなの、週末に

趣味やサークルをやればいい?

 

 

そう言うでしょうね、会社は。

 

 

 

私は趣味やサークルでは

ダメだと思った理由は

 

 

自分の喜びや楽しさと言ったもの以上に

人へ貢献できること、つまり

 

探していたのは「仕事」「キャリア」

 

そちらに一歩でも

近づけるものである必要があった。

 

 

 

 

だから、

 

ぶっちゃけ、

 

「違うキャリアも

選択肢として欲しかった」

ということになります。

 

 

それは、

いい仕事やキャリアに恵まれているのに、

ありえない!?

 

贅沢なことでしょうか。

 

 

贅沢だ!と憤慨する人は

確かにいるのかもしれません。

 

 

 

また多くの企業にとっては

そういう考えは

ワガママなのかもしれません。

 

 

 

でも、私にとっては

それは当時持っていないものであり

 

すごく欲しいものでした。

 

 

 

 

それを持っていないことに

危機感すら感じることがありました。

 

 

 

 

だって、

 

今の仕事で

一生このままなんて

 

やっぱり、それはないと思うからです。

 


 

会社では昇進もありましたし

給与も右肩上がりでした。

 

 

でも、だからOKとは思えなかった。

 

 

 

仕事内容の不満というよりも

使えてない能力が疼いてる感じ。

 

 

 

また、今は地震がないけれど

明日地震が来てもいいように

リスクヘッジもしたかった。

 

 

いちおう、

常に避難訓練はしておいて

いざというときのために

非常食を持っておきたい。

 

 

 

そんな気持ちもあった。

 

 

 

クビもリストラも公然で行われる

外資系金融という業種に居ながら

 

実際に首になるようなことは

20年間一度もなかったわけですが、

 

それは私がラッキーだっただけで

日系企業であっても

安泰な企業なんてどこにもないですから。

 

 

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で、複業をやる目的は何か?

 

 

このことについても

しっかり自分に落とし込む必要がありました。

 

 

それは、

「仕事にしたい」という気持ちと同時に

わかりやすい成果として出てくる

「金銭的報酬」というものとの決着です。

 

 

 

金銭的報酬以外にも

得ているものに気がつけるか。

 

 

これがすごく大事なんです。

 

 

お金はどうでもいい、ってことじゃないです。

 

 

 

お金も得られた上に

以下のことも得られているという感覚が

超絶大事なんです。

 

 

 

幸せな複業家は

複業をする事で

 

・やりがい、生きがいを感じる

・感情報酬(well being)を得ている

・スキル向上に繋げている

・キャリア形成にもなる

・人との温かい繋がりを得ている

・本業では得られない経験を積める

・本業への還元ができる

 

 

 

これがあると

複業はとても幸せです。

 

 

 

そんなことを国際女性デーの小部屋で

ほんの数分話しました。

 

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それだけでは飽き足らず、

 

 

海外支部運営会議の

Yachiさん卒業パーティでも

話してしまった(笑)

 

 

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プロボノ活動ならなおさら、

これを理解しておくことが大切ですから。

 

 

 

 

で。

 

 

 

複業解禁が進まない企業について、ですが。

 

 

「まあ、そりゃ進まないでしょうね」と思います。

 

 

 

2018年、

政府ガイドラインで

副業禁止が削除された。

 

 

だから、

 

多くの企業はそれに対し

 

「うちもやってます、やってます」的に

複業禁止とは大声で言いにくくなった。

 

 

けれども

複業解禁は建前のみで

申請しても実は認めないというケース、

 

また、表面的には認めても

会社の全面監視体制の元にある、というケース。

 

 

これらもまだまだあるようです。

 

 

特にコロナ後、在宅も増え、

かつリストラも起こり、

 

 

このままではいけないと、

意識が変わった人も多い。

 

 

データによれば

複業をしたい人は今「8割」を超えています。

 

 

 

ごく一部の組織で

複業推進や「奨励」が始まったそうで

それらはニュースに大きく取り上げられています。

 

 

さらに、2022年は動きがあった。

 

 

凸版印刷では

45歳以上のセカンドキャリア支援プログラム

があるそうで、

 

これは複業推進の一環です。

 

 

パナソニックと塩野義製薬は

週3日休み、つまり1日は複業に使う前提です。

 

 

三井住友海上は2030年までに

課長昇進の条件として社外複業が入ってくるそうです。

 

 

これは「解禁」どころか

「推奨」の例で

素晴らしいことですよね!

 

 

 

公務員の複業が認められたケースも

重たい公務員の制約からしたら

確かに画期的進歩でした。

 

 

例としては

県の職員でありながら

 

・長野県でスキーのインストラクター

・山形県でさくらんぼ農家

 

地方創生につながる内容ならOK

という形です。

 

 

ですが、

 

これらの「朗報」に

浮かれていてはいけないんです。

 

 

まだまだ多くの企業は

複業解禁せずにいますから。

 

 

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女性活躍推進と同様に

複業解禁というものが

本当の意味で進むには

 

日本社会の「過去の成功の手放し」も必要。

 

 

もう高度経済成長も昔のこと、

 

終身雇用も年功序列も

とっくに崩壊しています。

 

 

いつまでも

過去の古き良き日本の時代と同じ

就業マニュアルを持っていても

取り残されるだけです。

 

 

 

少しずつ変わっていくためには?

 

 

会社の変化を待つより先に

あなた自身が動くことです。

 

 

声を上げることも

変化を起こすことも

怖さを伴うかもしれませんが

 

 

次の世代にとって

幸せな社会を作るには

「それしかない」と思います。

 

 

 

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実際、国際女性デーでも

育休中に会社に複業がバレてしまった人が

体験シェアをしてくれました。

 

その事件をキッカケに

彼女は社内で「どんな複業をしているか?」

説明することになり

 

社内で新しい任務を

もらうことになったそうです。

 

 

複業する人に必要なこと、

 

それがピンチに思えることも

チャンスに変えるマインドです。

 

 

声を上げるとは

ただ権利を主張することだけにあらず。

 

 

いろいろな形で自分の願いを

叶えていく力を持つことです。

 

 

 

 

この記事を読んでくださったあなたにも

なにかヒントになれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

それではまた!

 

 

 

 

 

田中なな(MAYA)

 

 

 

 

 

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MAYA(田中なな)プロフィール

バンコク在住。タイ人の夫を持つ国際結婚組で10歳差の娘2人のママ。趣味はホテルめぐり・ビーチ旅行。外資系銀行で20年勤務後、2022年3月に退職・独立。香港、タイ、シンガポールと海外勤務を歴任。会社員の傍らパラレルキャリアとしてブロガー歴20年超。自分個人の名前で発信していきたい女性のサポート、次世代女性リーダーを育てるために残りの人生を使いたい。バンコクより日々活動中。さらに詳しくはこちらへ

 

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