もうどうにもならない日ってある






祝いと別れが同時に起こる日





言いたくても言えない

感情を押し殺して


言ってしまうと

祝いへの足が止まり

悲しみに包まれてしまうから





みんなの祝福を浴びつつ

心ここに在らずのような

引っ掛かりを携えたまま

そのうち

めでたいの波にのまれる




移動の途中に号泣

 

寂しさに包まれ

とめどなく溢れる涙を

どうすることもできず




感情が忙しく


心と身体がちぐはぐのまま



流れにまかせるしか…





無理に踏ん張っていても


もはやどうしようもない





頑張ればどうにかなる


熱い想いでなんとかなる


そんな昭和気質は無駄な抵抗だと



思い知らされる





溢れるままに



流れるままに






そんな一日だった