6月26日

朝9時過ぎに母の携帯に連絡があり、
父の容態が急変したのですぐに来て下さいとの事。
いつもは遠い道を車で行くのですが、
なんだか今日はとても自信がなかったので
電車で行きました。

一刻も早く、と焦りながらワシワシ歩き
ぐっしょりと汗をかきながら病室に着くと
ベットが片付いていて父の姿がなく
慌ててナースセンターに聞きに行きました。

病室が移されていて、そこにはポカンと口を開け、フゴーフゴーと荒い息をした父がいました。
呼びかけにも答えてくれず…

脳の血管が切れ、このまま血圧が下がり、
今は自分で息をしているが、
そのうち途絶えて止まりますとの事でした。
朝、看護婦さんが気づくともう既に意識がなかったそうです。

昨日はしっかりしてたのに…帰る時も、
ありがとう、気をつけて帰れと言ってくれたのに。こんなんだったら、昨日母と泊まって、
手を繋ぎ、あんな事もあったこんな事もあったねと一晩中話していたかった。。
ありがとう。幸せだったょと言いたかったし、
父もどうだったか聞きたかった。
何か教えてくれることがあれば素直に受け止めたかったし、できることがあれば何でもしてあげたかった。

父は夕方6時半、息を引き取りました。
看護婦さんが痰を取ろうとガーガーやっている時に…

最期まで父は頑張りやさんだったなぁ…
辛いのにリハビリして、食べたくないのに無理に食べて…
今日は元気かな?痛いところはないかな?と
毎日会いたくて通った病院。。
目を合わす事もなく、手も握り返してくれないまま、冷たくなってしまった。。
信じられない。。