もし「相場に勝てる本」というものが出版されれば
とても売れると思うのですが
実際はそれを利用して相場は絶対に勝てません。
相場というのは不確実なものだからです。
相場に絶対というものがないからこそ、奥が深い勉強が必要になってきます。
相場の初心者が読んですぐに実践して、すぐ結果がでる本があるなら、わたしの努力は何だったんだろうと思います。
相場の難しいところは、簡単に勝ち逃げさせてくれないところです。大きく儲けたらすぐ辞めたらいいじゃないか?と思いますよね?でもそれがそんな簡単なことではないのです。
これはトレードというものをやったことがある人ならわかると思いますが、欲というものが邪魔するのです。
経験不足、勉強不足なトレーダーが損をすることは簡単です。
いつの間にかプロ集団が張った罠にはまっているのです。
自分の欲を丸出しにしてトレードを繰り返しているうちに、いつの間にか、とんでもない罠にはまっていることに全く気がつかないのです。
だからこそ成功している投資家から多くを学び
そして自身でも努力して、マーケットでおこっていることを少しでも理解できていないといけないと思います。
楽して儲けられるなんて話はないと思った方がいい。
トレードが楽しいと思って、小遣い稼ぎのつもりでトレードをしている主婦が多いですが、うまくいっている人は全体の5%ほどだと思います。
たいていは大きな含み損を抱えながら、どうにも対応できずに日々過ごしていることだと思います。
投資の勉強には正解がないと言いました。
絶対こうすれば儲かりますよ!なんてものがないということです。
ただ勉強していくとわかるのは、正解というものがないとしても、目先こうじゃないか?と年に何回か思ったことが、その予想どおりに事が運んだときに、自身の勉強(検証)の成果がでたと思って嬉しくなります。
先生から勉強を教わって10年経過しました。
奇跡の積み重ねで、わたしは投資家としてここまで成功してきましたが、失敗しても生き残っていけるように、今は全資産の2割ほどで投資しています。
これからも正解のない勉強を楽しみながら、自分なりの成果を答え合わせにしていきたいと思います。