いま東北の被災地から遠くはなれた地で、津波に流され
瓦礫の中から発見された写真を再生する活動が活発化しているらしい。
ここ福岡でも、ボランティアの方たちにより、何万枚もの写真を、一枚一枚丁寧に
洗浄して修復している。
西日本新聞から抜粋 9月10日
東日本大震災の被災地で見つかり、泥などで汚れた所有者不明の写真を洗浄し、
修復するボランティア活動が11日、福岡市城南区の城南市民センターで始まる。
同市のボランティア団体「福岡被災地前進支援」(大神弘太朗代表)が、仙台市を中心に被災地支援に取り組む
NPO法人の依頼を受けて計画。宮城県女川町のがれきの中から見つかった写真約20万枚のうち1万枚を洗浄
する。
観光名所の前でピースをする女性、赤ちゃんの頬に顔をくっつけて笑う人、結婚を祝う記念撮影-。それぞれの
写真には、その地で暮らしていた「証し」が込められている。
11日は市民約100人が参加予定。歯ブラシや割り箸、タオルなどを使って汚れを拭き取り、新しいアルバムに
収める。津波で流された写真は泥がこびり付いていたり、水でふやけていたりするものが多い。
作業には時間がかかることから、今後も随時ボランティアを募集、作業を継続していく方針だという。
大神代表は「写真の傷や汚れを目にすると、震災時の状況が想像できるはず。根気はいるが、福岡の人たちに
も、ボランティアを通して被災地の応援を続けてもらえれば」と話している。
なんとも気が遠くなる作業である。
しかし、被災者にとって写真は、かけがえのないものである。
こんなかたちで、写真修復が進めば、思い出を再生することができるかもしれない。
人々にとって、これだけ写真というのは大切なものなのだ。
以前、ブログにアップしたが、僕自身20歳から39歳までの写真を元妻に捨てられた経験があるので
写真を失くすというのは、どんな気持ちになるのかよくわかるつもりだ。
いまでも僕は、若かりしころの写真を見たくなるときがある。
もう手元にないんだと思うと、胸が張り裂けそうな気持ちなる。
それだけ写真は、かけがえのない存在である。
1枚1枚修復することにより、所有者たちの失った記憶を蘇らせることができるとしたら
この作業は、やりがいのある作業であることに違いない。
写真再生は、単なる修復作業ではない。
参加希望者は、事前に「福岡被災地前進支援」にメール=zenshinshien@yahoo.co.jp