20年間の東京生活を綴った「東京エスケープ」
2005年元旦、眠りから目覚めた僕は、静まり返った街が気になった。
いつもなら窓から騒音が聞こえてくるのだが、まったく何も聞こえなかった。
窓を開けると、目を疑った。
一面白銀の世界だった。
その頃僕は、池袋に住んでいて、窓からは雪景色の東口の風景が広がった。
「ああ・・・こんなときに・・・」
溜息を洩らしたのには理由があった。
その日僕は、車で故郷の九州にへ帰らねばならなかった。
「♪東京で見る雪はこれが最後ねと・・・♪」
まさか、イルカの歌が現実になるとは思っていなかった。
すべてのものをかなぐり捨てて、東京をあとにした。
「首都高を抜けるのに時間がかかるだろう」
池袋ランプから首都高にのり、渋谷を経由して東名高速へ進んだ。
車で実家に帰るなんて、過去に一度しかなかった。
それから僕は、一度も東京へ行っていない。
過去を振り向くことなく、6年以上の歳月が流れた。
そして、2011年6月13日、僕は再び東京へ行くことになった。
さて街は、どんな表情を見せてくれるだろうか?
楽しみだ!
僕の好きな新宿のプリンスにホテルを予約している。
そこから見える歌舞伎町の夜景は、最高だ!
