今年のアカデミー賞で作品賞を受賞した「英国王のスピーチ」を見た!
監督 トム・フーバー
出演
コリン・ファース
ヘレナ・ボナム=カーターほか
主演のコリン・ファースは、主演男優賞も受賞した。
最近のアカデミー賞だが、史実に基づいたものやドキュメンタリーチックな作品が
作品賞を受賞する傾向がある。
昨年は、イラクで爆弾処理を行う兵士を描いた「ハートロッカー」が受賞した。
ただ今回の作品は、昨年より骨太な作品になっていて、見ごたえのある作品だった。
<ストーリー>
かつて世界の1/4を支配していた大英帝国の時代。
国王の次男・アルバート王子は、人前で上手く喋ることができない、
吃音症という病気にかかっていた。
妃エリザベスは、言語聴覚士 ライオネル・ローグを紹介され、仮名を使って、ローグの家を訪ねる。
アルバート王子は、ローグのことを怪訝に感じていたが、やがて信頼が生まれ、症状は改善していく。
父王ジョージ5世が、逝去すると、長男のディビット王子が即位するが、女性問題が話題となり
辞任の世論が高まる。
そこで、王位継承権のなかった、アルバートがジョージ6世となる。
折りしも時代は、ヒットラーの台頭により、第二次世界大戦へと突入していく。
民衆は、力強い王の言葉を期待するが・・・
以前にも書いたが、言葉の持つ意味の重たさを思い知らされる映画である。
戦争を前にして、ラジオで民衆に向け、語りかけるようなスピーチは、多くの民衆を
感動させ、気持ちを一つにまとめていく。
そのシーンが、もっともジーンとくるシーンである。
いまの菅総理や東電の社長には、その力強いスピーチがまったくない。
いかに言葉というものが大切かということである。
この映画は、いまから70年前の時代を描いた映画だが、いま日本が抱える問題にも
精通する。
とにかく良い映画だった。

