火の鳥 | コーキのテキトーク

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東北で起きた地震は、日を重ねるごとに、様々な困難が沸き起こる。




それはまるで、人間の英知を試すかのようだ・・・




今回の震災で、改めて手塚治虫氏が遺した「火の鳥」を思い出した。




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■ 手塚治虫氏(享年60)



1967年、手塚氏は「火の鳥」を出版する。



この漫画のテーマは・・・



人は何のために生きるのか?



命や死とは一体??



人間にとって普遍的なことがテーマになっている。



僕は、いまから30年以上前、小学生の時、この漫画に出会い、感動の余り



手塚氏にファンレターを書いたことを憶えている。



嬉しかったのは、ちゃんと返事がきたこと。



最近、コンビニで「火の鳥」を販売しているのを見つけ、全部買って、



改めて読んだばかりだ。




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何十万年も何百万年も生き、人間たちを見つめてきた火の鳥。



それはまるで生命体の象徴である。



「火の鳥」 黎明編・ヤマト編・鳳凰編・羽衣編・異形編・未来編など



人類が誕生したころから、未来までに至る人々の営みを描く。



一貫して言えることだが、ここに登場する主人公は、「生」への執着心が人一倍強い。



過酷な条件の中で生活を余儀なくされる人々、夫婦になり子供をつくり、幸せな家庭を築くが、



天災に見舞われ、子供を失うが、また新たな生活をはじめる。



人間の勇気と英知は、侮れない力強さを持っている。



この営みが繰り返し行われ、その姿を悠然と見つめる火の鳥。




手塚氏は言う・・・


「人間は何万年も、あした生きるために今日を生きたきた。あしたへの不安は死への不安であり、


夜の恐怖は死語の常闇の世界の恐怖と繋がっている。


人間の歴史のあらゆるときに、生きるためのたたかいがなされ、宗教や思想や文明もあらゆるものが


生きるためのエネルギーに結びついてきた」



廃墟になった街並みが、少しだけキレイな姿になってくると、人間が持つ前向きな精神に嬉しくなる。



1989年に亡くなった手塚氏は、「火の鳥」を通して、何を伝えたかったのだろうか?



いまとなっては計り知れないが、今回のような天災が起こると、考えさせられる。




混沌としたこのときだからこそ、「火の鳥」を読みたくなる。