16の夏 | ハチ♂の飼い主探しの旅

16の夏

どもにこ



続きです(笑)



その前に、演出の意味も含めて、



BGMを聴きながらお読み下さいぺこ(笑)




#Alone Again (Naturally) by Gilbert O'Sullivan








無事他県入学試験にも合格し、仙台近郊の新設校に入学したハチ♂



中学時代同様バスケ部に入部しましたが、



監督や先輩、同級生とも上手くやれず(東北内でも方言の壁はデカイのです)



それでも慣れようと毎日を送っておりました






中学時代のことも半分忘れかけてた夏・・・・・






部活を終え、帰宅したところ、母親から手渡されたメモ



『仙台杜の都ホテル(仮名)405号室(仮定)0222(33)○×△□』



ハ「何、これ?」



母「まる子ちゃん(仮名)、仙台の予備校のサマースクールに来てるんだって笑顔



久々お話しちゃったわ笑早く電話して会いに行ってらっしゃい」



ハ「何で?えっ・・・部活で疲れてるし・・・・・別に・・・・・」



母「はい、デート代ハート仲良くするのよ笑」



珍しく5千円も供給頂いた手前、電話しなければならなくなり



か~なりドキドキしながら電話しました



ハ「久しぶり・・・・・」



ま「元気?お兄ちゃんと今仙台来てるの顔今から逢おうよにんまり」



ハ「あ、うん・・・・・」






いそいそと着替え(当時から服のセンスは最悪でした)、仙台駅に向かい



待ち合わせのステンドガラス前に・・・・・



そこには、確実に大人っぽくなった彼女がいました




それから、仙台駅ビルを行ったり来たり(ここで教育実習で俺のクラスを



担当していた女子大生に目撃され、後日クラス中にばらされるのですが)



アーケード街をぶらぶらして、たわいもない話をひたすらしてました



ま「あたしの部屋見ていく?隣の部屋、お兄ちゃんだし」



で、彼女の泊まってる部屋へ



一つ年上の兄貴に挨拶して、彼女の部屋でちょいと話をして



最後に県営公園に行ったと思います



もう記憶が定かではないので、どのタイミングで話をしたかは



覚えてないのですが・・・・・・



ま「彼女出来たの?」



ハ「まあね・・・・・こっちの子は積極的だからさ」



ま「そうなんだ笑・あたしも先輩と付き合い始めてね、この間キスしちゃった・・・・・」



ハ「へぇ・・・・・そうなんだ・・・・・いい感じだね」






彼女が何故その話を切り出したかはわかりません



本当に報告したかっただけかもしれません



ただ、彼女がその話を切り出したことで、俺は何年も言えずにいた言葉を



また心の深いところへしまいこむことになってしまったわけです






仙台に引っ越してきて、女性と話すことなんか殆どありませんでした



言葉の壁もありましたし、彼女への未練はタラタラの状況でしたし



彼女に答えた「彼女が出来た」なんて、間違いなく気付かれたであろう



子供っぽい嘘であり・・・・・






最後のほうは何を話したかは覚えてなく、でもちゃんと笑顔で別れ帰宅しました





その後長期の休みの度、仙台に来ていたようですが逢うこともなく




生まれて初めての本気の片想いは終わっていったのでございます






ちなみに余談ですが、数年前、インターネット上で彼女のその後を知りました



社会人になって、かなり頑張ってたようで、話題のキャリアウーマンとして



雑誌に載っていたようです






『もし・・・・・』は、あまり意味のないことではありますが



言えずにいた言葉を彼女に伝えていたら、どうなっていただろうって



今でもたまに思ったりしてます







もう、すっかりセピア色のラブレターになっちゃってますけどね





終わり(笑)