もうすぐ5月も終わり。
今年に入ってから不調続きで良くないことが多すぎた…。
6月からは平穏に暮らしたい。
年間50冊、本を読むことを目標にしていますが、このペースではまだまだ…
⑩『夜の谷を行く』
桐野夏生 著
すっごく面白かった!
今まで読んだ桐野夏生さんの著作で一番好きかも。
どんなストーリーなのか知らないで読み始めたのですが、最初のページで「もしかして連合赤軍の話…?」と思わせる描写があり、そこから少しずつ謎が解かれていく。
主人公の女性は架空の人物ですが、実在した人物の名前も出てきますし、最後の最後で驚きの展開に。
もう少し主人公の心の声を聞いてみたい気もしましたが、なかなか伝わるものではないし、自分が当事者だとしたらあまり話したくないかも…。
印象に残った箇所。
主人公と同じ時を過ごした元女性兵士が「総括」についてこう語ります。
以下、引用。
『いったん総括にかけられると、あることないことを言われて、そのことに抗弁すれば、また挙げ足を取られる。永遠に彼らが満足する総括なんかないのに、虐め続けられるのです』
こんなことが令和になった今でも繰り返されているわけですからね…。
過去の大きな事件が教訓になっていないことが恐ろしい。
⑪『9割の買い物は不要である』
橋本 之克 著
…買い物をする気が失せました
売り手と買い手は常に闘いなのかしら…。
たまにはこのような本を読んで勉強しなければ。