④『8050』

林真理子著


80才と50才の話なのかと思っていたら、50代の父親と20代の息子の再生物語でした。

いじめをした相手への復讐劇?でもあり、あっという間に読み終えました。



良かれと思って息子を名門私立中高一貫校に入れたら、そこでいじめの被害を受け引きこもりに…。



私も小学生の頃、マイホーム建設をきっかけに転校したら、そこで出会った意地悪女にさんざん嫌がらせを受けた経験があるので、人ごととは思えませんでしたね。

親は子供の為を思って教育環境のいい場所に家を建ててくれたんですけど、もうさんざんでしたガーン



かといってすべてを子供の思う通りにするのが正解というわけではないし、難しいですよね…。



救いのある終わり方で良かったです。

高井弁護士が格好いい!!



⑤『李王家の縁談』

林真理子著


知らなかった!

皇室の女王と朝鮮の王世子が結婚されていた歴史があったんですね…。


皇室とか華族とか、いつの世も金持ちの結婚は大変だな…。



梨本宮伊都子妃の視点で物語が進んでいくのですが「女は結婚や出産をすれば幸せになれる」と常に考えているのが浅はかというか何というか。



あなたの娘の方子女王は朝鮮の王世子と結婚してわずか生後8ヶ月の息子を暗殺されているではないか?!

これのどこが幸せなのか?!



昔の朝鮮、怖すぎ…。



王世子の妹と結婚する宗武志、写真で見たら俳優のように美形ですね〜。

スタイルもいい。

妹が精神を病んでいることを隠して縁談を進めるとかさっぱり理解できませんが…。

良いときもあったのでしょうが、結局離縁してるし。



何事も自動的に幸せになんてなれないんですよ、そんなに世の中甘くないですよ…と伝えたいけど、そもそもの世界が近いすぎるから何とも。



最後は美智子様の婚約記者会見で終わる。


時代はどんどん変化していき今は……。