トヨペットスタウト、日産ジュニアのライバルとして昭和32年10月に発売されたマイラーは、昭和37年8月月4灯火に変更。尚2灯火時代の昭和36年にはGB4型エンジンを搭載したスーパーマイラーを追加。型式は431型が充てられます。昭和38年にはより快適なキャビンに改良され、クリッパーと共にS40型グロリアの損失補填をこの2者が行いました。
この車の思い出は我が市で最も仙台市に近い地区の解体屋のレッカー車がこれで、昭和60年の車検切れまで度々市内で目撃されました。再会はその5年後でもうない物と思っていたら、ヤードの片隅に何とエンジンこそ抜かれていたけど姿がありました。この時1964年式RS40が屋根が潰れた状態でヤード入り口にあり、エアクリーナーケースだけ1000円で購入。当時の私の目ではこれ以外使えそうもなく、他に置いてあった60年代の廃車を見せてもらい、大喜びしました。
この時期私は高校2年生で、既にRS41の部品を買いあさるヘンタイ高校生でした。もし柔道部に入部しなければ、よりヘンタイが強くなった恐れがあり、今考えると恐ろしや、恐ろしや・・・・・・
無論移動手段は以前紹介したツノダ号自転車。ホントヤバイ高校生でした。で記事が
無論今も現役、この自転車に乗り始めた小学6年の時点で、60年代のデザインに酔う変態小学生が私。今もそうですが63年に流行った画面は小さいがスピーカーがでかいテレビのデザインに痺れて、廃棄寸前の備品を学校から貰おうとして、当時勤めていたお婆ちゃんの友人で、年配の教師が「円淨くん、そんなもの持ち帰ったらお婆ちゃん怒るわよ!」と話されたのが忘れられない。あ~やっぱり恐ろしや・・・・・
以前からこのカタログは探していましたが、中々巡り合えず(2灯火は度々)遂に手に入れ喜んでおります。
恐らく裏の暗号めいた数字から(37.12)1963年式と断定。同時に左のフェンダーミラーがないので確実に昭和38年までに発行されたと断定。1963年式としました。当然ニューデザインも年式特定に使いました。
半年前に発売したスカイラインスポーツの影響を受けてこのスタイルでしょう。なのでフロントグリルの形状から考えても2灯火時代と変わらないのでマイナーチェンジでしょう。2灯火と比べてもこのスタイルは凄く好き。
特性を紹介。
60年代らしいこの絵画に痺れました。
昭和37年の終わりと思いますので、シートの調整が出来ない時代の物と思いますし、それについては記載がないので4灯火直後と判断しております。
4灯火はプリンスが率先して採用しております。スカイライン採用はセドリックより2か月前の昭和35年2月です。
このデザイン好きですねぇ~。
快適なアクセサリー。
グロリア同様、こういう凝ったデザインがプリンスの良い所。
荷台についてはきちんと尺寸法も併記してありました。当時この車のユーザーは殆どが尺寸世代です。トヨタや日産は併記が見られませんでしたので、広告としてプリンスは優れていると思います。
少数ですが3方開きがありました。スタウトにはありませんのでよく考えていると思います。
プリンスは高額なので売れなかったのでしょうね。特にこれは家具屋や材木屋には便利この上ないと思います。
皆が皆農家や土建屋が買うのではないので。
まさに高度経済成長期ニッポン!コレが当たり前です。
頑丈なフレーム。4トン積んでも平気でしたし、バキュームカーとしても結構プリンスの採用は多かったです。
やっぱり頑丈!
最大のウリ!ノンスリップデフ。山間部在住者や林業者には必需品です。
平気で親父の故郷大井沢は道路が一部川になっていました。
流石に雪道をノーマルタイヤでは難しいと思いますが、チェーン巻いてスノータイヤなら間違いなく走破できます。
ガソリンはレギュラーです。ハイオク使用だと売れないでしょう。
日本気化のキャブレターです。
最も売れたのがこちらでしょう。農家や個人企業向けでしょうね。
価格が手書きされていました。当時の5万円は今の金額なら50~60万円。かなりデカイ。
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