これから綴るのは、


ひょんなことから


1人の女性が宝物探しに繰り出す物語



主人公の名前は“まゆこ”


まゆこは森の入り口に立っています。


ニコニコ


気持ちよさそうに森の中へ入って行きました。



しばらく歩いていると、


茶色い扉が見えてきました。


扉には花が飾られていて、

とっても素敵


まゆこは気になって扉についている

小さな窓から

中を覗いてみました。


よく見えなかったので、


ノックをしてみます、、、


返事はありません。


そっと扉を開けてみると、

鍵は閉まってないみたい


扉の向こうは

どうやら

教会みたい


茶色くてツヤツヤの長いイスが並んでる


白い壁に


色鮮やかなステンドグラス


まゆこは

吸い込まれるように

中に入りました。


すると、イスに誰か座っています。


大きなクマさんです。


まゆこ「ここで何してるの?」


クマさん「ここで目を瞑っていると落ち着くんだ」


まゆこ「ふーん。あなたの、お名前は?」


クマさん「ジョニーだよ、きみの名前は?」


まゆこ「私はまゆこ」


2人はすぐに仲良くなりました。




そして、

2人は宝物探しに出かけることになったのです。


探し物は


まゆこがどこかに忘れてきてしまった


“大切なもの”


2人は森を歩きながら


すれ違う人や


動物たちに


宝物の場所を聞いてみました。


でも、みんなこういいます。


「そんなもの知らないよ」

「宝物?そんなのあるならこっちが知りたいね」

「そんなもの探してないで、働いた方がいいんじゃない?」


まゆこはだんだん悲しくなってきました。


宝物を探すのを諦めたほうがいいんじゃないか




そんな悲しそうなまゆこを見て、

ジョニーは川に連れて行ってくれました。


2人は宝物探しをちょっとだけ離れて


カヌーに乗って


ただただ


川の流れに


身を任せ


時を過ごしました。


すると、

湖に辿り着きました。


岸にカヌーを寄せて、


2人は湖の畔で遊ぶことにしました。


原っぱでゴロゴロしてみたり

木登りしてみたり


ジョニーは

ニコニコしながら

まゆこの話を

たくさん

聴いてくれました




すると、


まゆこのお腹と胸の間のあたりが


真っ白く

光り始めたのです


とっても強いひかり


まゆこ「あ!思い出した!!」


             「私の宝物」


             「ずーっと、ここにあったんだ」


まゆこは、嬉しくて泣いています。


ジョニーはまゆこを見て微笑んでいます。




気付けば、

あっという間に太陽が西の空に沈みかけています。


まゆこ「そろそろ帰らなきゃ」


ジョニー「宝物見つかってよかったね」


まゆことジョニーは


ぎゅーっと

ハグをしました。


まゆこ「ジョニー、本当にありがとう。」

            「愛してるよ。」


ジョニー「僕も愛してる。」

                「いつまでも応援してるからね」


またね。


と言って


2人はお別れしました。




5年後、

まゆこはジョニーと見つけた


大切な宝物の


あたたかさを


毎日抱きしめて


仲間と共に今日も笑顔で過ごしています。

あら、その中にジョニーもいます。


まゆこは

今日も最高っっっーーーーー!!


と言いながら、


幸せいっぱいの日々を過ごしているのでした。