いつもおいで下さいまして ありがとうございます。
こんばんは 門前の小僧 ざぼんです。
このところ 朝夕がめっきり秋らしくなってきましたね。
この話題は 『旬』でなくてはいけないと思い、
今夜 お届けすることにしました。
『 日本は季節とコラボする…… 十月:神無月 』です。
(AllAboutから)
十月は和風月名で神去月、時雨月、小陽春、初霜月など。
朝晩に吹く風に季節を感じます。
田舎暮らしの「旬」を教えてくれるオモシロ歳時記「七十二候」が、
季節の喜びに誘ってくれます。
七十二候。一年を五日ごとに分けることで、
自然界の微妙な変化を感じ取れる暦。
それぞれの季節にふさわしい名を付けて時候の移り変りを表しています。
詩が、動物や植物が、旬の食べ物が、
あなたを季節の喜びに誘ってくれます。
鴻雁来る(こうがんきたる):10月9日~12日頃
北の国で冬を越したガンが日本に飛来し始めます。
鴻とは大きなガンの種類のことで、雁は小さなもの。
この時季に来る雁は真雁、10羽位で棹のように並んで整然と飛来してくる。
雁なくや夜ごとつめたき膝がしら(桂信子)
流れ行く時のざわめき雁の棹(やんま)
☆画像はイメージです
稲刈(いねかり)/農家のいちばん忙しいシーズンですね。
数週間前から徐々に田んぼの水を抜く→稲を刈りヒモで結束する→
稲架に掛けて乾燥する→脱穀する→混じった藁屑をふるいにかける→
モミすりをして玄米にする→精米して店頭に出る。
こうして我が家のホッカホカのご飯になるわけ。
「いただきま~す!」と感謝。
稲刈ってだんだんひろきうしろかな(睦月)
古里は痩せ稲を刈る老ばかり(竹下しづの女)
銀杏(ぎんなん)/
神社やお寺の境内で美しく色付いたイチョウ(又はギンナン)は、
日本の晩秋を代表する風物詩。
高さ20メートルにも達するその生命力と長寿から、
古くから出産と授乳の象徴だったとも。
ぎんなんも落るや神の旅支度(摂津幸彦)
一面の銀杏落葉を踏み行けり(水府)
菊花咲く(きくのはなひらく):10月13日~17日頃
野辺や空き地に自生する野生の小菊の総称。
澄み切った秋空+赤トンボ+野菊、これぞ田舎の秋の美しい叙情です。
昔は9月9日を菊の節句、それ以降の菊を残菊といわれます。
残菊の畑ほとりをあるきけり(村上鬼城)
はればれとたとへば野菊濃きごとく(富安風生)
☆画像はイメージです
柿(かき)/柿は日本原産の果物といわれ、
16世紀頃にポルトガル人によってヨーロッパに渡り、
その後アメリカ大陸に広まったとか。
学名「ディオスピロス・カキ(Diospyros Kaki)」。
「KAKI」の名で世界中に通用するんですぞ。
隣る家もその隣る家も柿たわわ(高浜虚子)
村人の変らぬくらし吊し柿(斉藤みのる)
鮃(ひらめ)/春の真鯛と並び白身魚の最高級魚。
特に、鮃のえんがわ。このヒレを支えているわずかな幅の身。
ま、筋肉とも言える部分が珍味ですね。
締まってコリコリ、脂がのっているために味わいも楽しめます。
晩秋の夜、日本酒のぬる燗と共にどうぞ。
煮凝(にこごり)のとけたる湯気や飯の上(野風呂)
俎板(まないた)に貼りつき鮃上目使ふ(津川あい)
蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり):10月18日~23日頃
ここでいう蟋蟀とは、キリギリスのことで、コオロギの古名。
緑色で、太い腹部、長い後脚を持つアイツですね。
田舎の我が家では夏の始めから庭で鳴き始め、
秋には私の事務所に入り込み隅っこで寂しそうに鳴いていました。
きりぎりす時を刻みて限りなし(中村草田男)
むざんやな冑(かぶと)のしたのきりぎりす(芭蕉)
椋鳥(むくどり)/この時季、日本の北から南へ移動。
我が家の回りでも「ギェッ」という元気な鳴き声が。
田畑の虫を食べるので、江戸時代からツバメと共に
二大益鳥として大切にされてきたとか。
椋鳥(むく)渡り空の広さの定まりぬ(宮地ゆうこ)
椋鳥渡る山に焚火を消しをれば(大野林火)
霜始めて降る(しもはじめてふる):10月24日~28日頃
画像はイメージです
早朝など所によっては霜が降り始め、冬の到来を感じさせる頃。
実際には地域によって異なりますが、
東北・中部地方の標高の高い所ではちょうどこの頃。
霜月や日ごとにうとき菊畑(高浜虚子)
初霜や口をむの字の石仏(外喜子)
河豚(ふぐ)/何といってもこの時季、うまい河豚を賞味すべし。
ガッパとばかり刺身を取り、紅葉おろしを入れたポン酢醤油で食べるか。
鍋からの湯気を見ながらアツアツを頬張るか。
あなたはどっちに命をかける?
これよりの玄海荒れて河豚の旬(是木二楽)
あら何ともなや昨日は過ぎて河豚汁(芭蕉)
無花果(いちじく)/花や雄しべが肥大発育したもので、
外から花が見えずに果実となるので無花果と名付けられたようです。
だから、私達が食べているのは、実は花なんですね。
その他、一日に一つずつ熟すから「一熟」(いちじゅく)とも。
手がとどくいちじくのうれざま(山頭火)
無花果のほのかに甘き昼下がり(米田主税)
♪ 秋の気配/小田和正(オフコース)
いかがだったでしょうか 秋の『旬」感じていただけたでしょうか。
推敲2回で完成。
最後まで読んでいただきまして ありがとうございます。
感想などいただけますと 小僧が喜びます。
(和尚 敬白)



