職場の女性社員。
彼女は課長の次に偉い人。女性ばかりの職場の中ではいわば大奥の総取締役。総取締役は経理のことだけでなく社歴も長いためうちの会社のことをよくわかってらっしゃる!!

今まで違う部署にいたときは、熱い人。課長を尻にひいてる。てイメージだった。けど今同じ部屋にいると色々と見えてくる。

今日は斎藤さんに、叱咤激励を入れられたしょぼん彼女は昔では前例がなかった育休というものを初めて取得し、子育てしながら今のポジションまで出世した人。彼女がいなければ私は今当たり前の様にこの会社で復帰していられない。

自分が経験してきたことだから今日私に渇を入れてくれたんだと思う。

私は今部署が変わって仕事を覚えるのが仕事なのに、子供の風邪などが理由で休みの方が多い。異動したては、担当を任され必死だったけど、入院をして長期休んでしまってから…担当がもてるわけもなく…今は担当から外れ、時期的に忙しいのが幸いしフリーでなーんでもやってる。
それも仕事だけど、正直…前向きな・攻めな気持ちで仕事には取り組めない。だから熱くもならないし冷めることもない。毎日、たくさんいる女性社員の派閥の中で、聞きたくないことには耳をふさぎ、貝のように仕事をするだけ。

斎藤さんには多分全部お見通しだったんだと思う。子供のことで悩んでることも仕事に気持ちが入ってないことも。

食堂で1人ご飯を食べ初めたらすぐに斎藤さんが食堂に入ってきて隣に座った。朝から大奥では派閥同士の争いがあり斎藤さんは警察官のようにそれを取り締まっていて疲れていることはわかってた。あんまり仕事の話は振らないでおこうと思ってたら…

楽しくないでしょ?

と急に言われた。
びっくりして言葉が出なくて困ってたら、

子供のことはわかる。けど、いまのままじゃあなたのためにならない。担当戻させるからやってみなさい。
といわれた。

正直、私としては、子供の体調管理もできない母親で仕事にも自信がなかったから、こんなこと言いたくなかったけど…

いや、自信ありません。またいつお休み頂くことになるかわからないし、それだと迷惑かけます。

というと、

エリア小さくさせるから。大丈夫、あなたならできる。

と力強く言われた。

なんか…
この人すごい人だなと思った。私が食堂に行ったのを見て追いかけてこれを言いたかったんだと思う。

女性特有のゴタゴタの中で取り締まったり悪者になったり…それでも前向きな熱い姿勢で仕事をする姿がすごい。どこで発散してるんだろう。そう考えると平の女性社員は…好きなことを好きなだけ言えて…もっと仕事しやすい環境をみんなで作ろうって気になれないんだろうか…て。

仕事も出来ないからそんな雰囲気作りに貢献できる立場でもない私。

斎藤さんしかあの役回りは出来ない。