江戸時代の軍学者に「由井正雪」がいる。
1605年生まれだから江戸時代初期の人で、生家は紺屋(染物屋)で静岡市清水区由比に由井正雪の生家ということで、正雪紺屋ののれんを出して残っている。
場所は由比本陣公園の向かい側にあり、江戸時代の由比宿には大名が宿泊する本陣があって、その跡を公園にして中に広重美術館も造られている。
由井正雪の名前はよく聞き、日本酒もある
が、何をした人なのか知らないので調べてみた。
正雪は、兵学者、軍学者で、江戸神田町に「張孔堂」という塾を開いた。幕府の政治に異議をとなえて反乱を起こそうとして、それが発覚し切腹したということで、それを「慶安の変」という。
この事件をきっかけに幕府の政治は武力を背景に行われる「武断政治」から法律や学問によって世の中を治める「文治政治」に変わっていったということで、政治の改革に貢献した人物だと言える。
江戸時代は士農工商の身分制度があって政治の実権は武士が持っていたと認識していたが、町人に生まれた正雪が国を変えるほどのことをしたことは驚きである。
また、江戸時代は他の時代に比べて圧倒的に学者が多いのではないかと思われる。町民や農民に生まれても勉強して歴史に名前を残した人も多い。ずいぶん自由で活動的な時代だったような気がする。



