エレファントカシマシの宮本浩次がソロ出すんだって、というのを知り、密かにワクワクしていました。
エレカシの練習ができなくなるからと修学旅行にも行かなかった程にバンド一筋のミヤジが、中学からずーっと一緒のバンドメンバーと離れてソロ!?
そしてその驚きを超えるソロアルバム〔宮本、独歩〕がリリースされたのは今年の3月。おりしも新型コロナウィルスで日本中世界中が騒然となっていた渦中でした。
小林武史をプロデューサーに迎えて、そりゃあもう熱い出来の名盤。この話もすると長くなって本題から逸れるので、場を改めます。が、一曲目の《ハレルヤ》から泣かされる、ということはお伝えしておきます。
強くもなく弱くもなく まんまゆけ
さすがだな。さすがミヤジだよ。大人の応援歌を歌わせたら右に出るものはいないと思われます。
ちなみに《ハレルヤ》のトランペットはエリック宮城、トロンボーンは中川英二郎です。なんて豪華なの…!
そんな最高のソロアルバムの後、ライブ盤(これもいいけど割愛)に続いて今月リリースしたのが〔ROMANCE〕。
日本の名曲をミヤジが歌い上げるカバーアルバム。なんだカバーか、と思ったアナタ。泣きながら聴きなさいよもう。ハンカチ用意。
今回の私の推しは、2曲目《異邦人》。言わずと知れた、久保田早紀のミリオンセラー。
まずは落ち着いて、原曲を。
え、この曲を?ミヤジが?っていう衝撃を分かち合いたい。アラフォー以上の皆さんとは、きっと分かり合えるはず。
原曲、聴き終わりました?聴いてからの方がいいのでぜひ久保田早紀ver.を聴いてください。
よろしいですか?いきますよ?
こんなにデストロイな《異邦人》に仕上がってるなんて思いもしませんでした。
なのに泣ける。もうね、別の曲よ。すっかりミヤジの世界だもの。ちょっと振り向いてみるレベルじゃない。振り向いてメンチ切ってガン見する。なんなら二度見するわ。呼吸も止まる勢い。
なんて言ったらいいのでしょう。ミヤジの歌って、心の隙間に入り込むのではなく、心をガッチリ鷲掴みにするんですよね。いつだって全力投球で、どんな時でも手を抜かない。
例えるならのだめみたいな人だな、と思っています。のだめカンタービレの野田恵。異邦人ならぬ異星人ぽいところとかね。
先日、NHKのあさイチに出演されてました。在宅ワークだとこういうの観られるのいいわ。スタジオでカラオケバックに歌ったのですが、まあ熱いったら。〔ROMANCE〕のタイトル曲にもなった岩崎宏美の《ロマンス》、イントロで「シャウッ!」て言いましたからね。バンドなしよ?《ロマンス》ですよ?あなたお願いよ席を立たないで、の切ない曲。そこに「シャウッ!」。鳥肌立ちましたね。そんなことできるのミヤジだからですよ。コロッケだってやらんかったわ(古い)。
このアルバム、何がびっくりって、聖子ちゃんが2曲。《赤いスイートピー》と《白いパラソル》。そして全曲が女性の歌です。アルバムタイトルを〔ROMANCE〕にしたミヤジのセンスすごい最高。
しかもCDのみならずアナログ盤も出ます。これどっちかっていうとレコードで聴きたいわ。
控えめに言って近年稀に見る珠玉の一枚です。超オススメ!!
