1995年に出版された『ソフィーの世界』を読み返している

 

ニーチェ(1844-1900) ドイツ

 

ヘーゲル哲学と「歴史主義」に反発

 

「いっさいの価値の転換」を求めた

キリスト教の道徳「奴隷の道徳」を批判

”大地に忠実であれ””この世ならぬ希望を語る者に耳を傾けるな”

 

サルトル(1905-1980) フランス

 

第二次世界大戦後の1940年代から独自の哲学を展開

 

”実存主義はヒューマニズムだ”

 

無神論的実存主義

 

「即自存在」…植物、動物

「対自存在」…人間

 

人間には永遠の本質などない

生を即興に演じなければならない、役を仕込まれていない役者

気が付いたら舞台に突き出されている

どうするかは自身が決めなくてはならない

 

人間は自由の刑に処されている

何をしても自分の責任

 

実存するというのは自分の存在を自分で創造すること

 

ボーヴォワール

「●●とはこういうもの」というものはない

それは自分自身がつくるもの

 

女を抑圧しているのは男だけではない

女は自分で生きている責任を引き受けない限り自分で自分を抑圧しているのだ

 

権力者が国民を支配し、富と権力を得る

「人間がいるところはそうなのだ」

と20代前半の男の子が言っていた

なぜ彼はそう言ったのだろう

「人間とはそういうもの」

「人間の本性とはそういうもの」

だから仕方がないということ?

そして、自分もその立場だったらそうするだろう

と言った彼の言葉に胸が痛んだ