海況
波高2m 気温12℃ 小潮 風速7m
水深180~210m 釣り座 左舷ミヨシ (総勢10名)
釣果10杯 (頭19杯)
ロッド 極鋭ヤリイカMH-175テク リール シーボーグ300MJ
ライン ハイパーメガセンサー3号 リーダー シーガー・FXR船14号
仕掛け
18cmタマゴ針 (ブルー・ピンク・グリーン) 12本直結
11cmタマゴ針 (薄いブルー・薄いピンク・ケイムラ・紅白スッテ) 6本ブランコ
オモリ スカリー150号 (鉛・シルバー) 中オモリ20号 DRBイカリング
考察
昨日の午後3時の時点でカワハギ船が満員御礼となってしまったために、急遽ヤリイカ釣りへシフト。
「朝一このところ好調のスルメをやる」との事なので、スルメを好む自分には好都合だ。
いつも通り1番乗りを果たすも、既に右舷のミヨシとトモが押さえられている。
危なかったがなんとかスルメ釣り時の指定席、左舷ミヨシをキープ。
イカ船には9人の団体さんが来られるとの事だったが、一人減って8人に。
結局右舷ミヨシは若女将の札の戻し忘れで、総勢10名で出港・・
しようとしたら隣に係留してあるCS丸のローブが絡まっており足留め。
「長井一の根性悪」と、素晴らしい異名を持つ(笑)CS丸の爺さんを呼び、ローブを手繰らせ外し、無事出港。
ここで本日最初の惨事が・・またニスキャップ(酔い止め)を忘れた。
前回の教訓から非常用に財布にも入れておいたものの、なんとその財布も車に忘れた。
もうこの時点で今日はダメだと思い極めたし、実際にその通りになった。
現時点ではベタ凪ぎの海を走ること約10分、長井沖でも大分西よりの、江ノ島が良く見える辺りでスタート。
モーニングサービスを期待して18cmの直結を投入、200mダチで160から底までの指示だ。
やけに広い指示ダナに嫌な予感がしたが、やはり的中、ガツガツとサバの手応え。
上だけでなく着底してからもサバがアタっており、一投目は空振り。
次の流しもほぼ同じシチュエーションで、イカの気配は皆無である。
開始から30分以上経ってやっと単発でゲット、サイズは最大級のビール瓶だ。
周りの船でバタバタと上がり始め、こちらもと思った矢先に、
横と反対舷との三つ巴のオマツリ。最悪なことに二人ともブランコでグチャグチャに絡んでいる。
解くのは不可能と仕掛けを切断しても、リーダーやミチイトにまで複雑に絡んでおり、復帰出来ない。
やっと解いた頃には完全に時合は過ぎ去っており、結局一杯も取れなかった。
気を取り直し新しい仕掛けをセット、した途端に「ヤリイカ狙いに切り替えます」って・・
1度も投入していないのにまた仕舞う羽目になり、さすがにキレかかる。
怒りを圧し殺して11cmのブランコ仕掛けをセットし直すも、やる気は急降下だ。
城ヶ島西沖に到着し、船団に合流して投入、いきなりサバに捕まる。
「今日は家にいれば良かった」、本気でそう思う数少ない釣行になると確信。
その後もサバサバサバ、たまにチビヤリ、またサバサバサバ・・
元々あまり好きではないヤリイカ釣りでも、特に深ダナ、チビヤリ、サバの嵐という最悪の状況に、
モチベーションは完全に消失、投入する気にもなれず釣りを止める。
この頃から風が吹き荒れてきてしまい、波が凄いことになり、さすがにキツくなってくる。
なんとか耐えて釣っていたが、酔い止め無しではやはりこのウネリは無理、完全に船酔いしてしまう。
リバースだけは避けたいと、取り敢えず座席で寝て快復を待つも、結局最後まで回復することは出来なかった。
12時で釣りを止め、ヤリ8のスルメ2、計10杯で終了。
最低、最悪の釣行になったし、もうヤリイカ釣りは2度とやりたくなくなった。
次週はまたカワハギに行く事にするか、タチウオでも良いな。
年明けからはシーバスに専念するので、カワハギをやりきっておきたい気もする。
とにかく「忘れ物」をしないようにしなければどうにもならん。
船宿 長井 MZ丸 SN船長