海況



波高1m   気温13℃   中潮   風速3m   水深75m~150m


釣り座   右舷ミヨシ (総勢10名)



釣果   19本 (頭19本)



ロッド 極鋭ギア Fスペック 210   リール シーボーグ300 MJ


ライン ハイパーメガセンサー2号   リーダー シーガー・グランドマックスFX10号


仕掛け チドリテンビン腕長35cm   オモリ スカリー80号&100号 (鉛・黒)


Dフロン船ハリス7号 2、5m 1本針   フック がまかつ ケン付きタチウオ 1/0 赤


Marufuji 太刀魚BB 夜光 1/0    エサ 船宿支給 塩漬け冷凍サンマ切身





考察



KT丸のスポットキンメと迷ったが、今週も「イカレ」ちまってるタチウオへ。


一番乗りで指定席キープ、今日はルアーのアングラー4人を交え、総勢10名で出港。



出港前にKっちゃんとも話したのだが、今、確実なのはやはり下浦沖に違いない、が、


いかんせん、アタるタナが120~150mと深く、上げ下げにかなりの時間が掛かってしまい、


たとえ入れ食いになったとしても、イマイチ数が伸びない事もあって、80mがアベレージの


観音崎沖で出てくれると手返しも利き、ベストなのだが。



50分で観音崎沖到着、やはりここからやっていく様だ。


当然、下浦直行の船が多い様で、船団、とは呼べない船数しか見られない。


一投目、左舷胴の間で早くもルアーにヒット、「ヨシ、いる」と、期待はマックスに。


しばらくすると、「ありゃ?」、「なーんだ」、と、声が上がったので振り返ってみると、


Kっちゃんが操舵室を飛び出しタモを取りに来た。 「・・残念、シーバスだったよ」とのこと。


フッコサイズをランディングし終えてすぐ「ごめん、シーバスの反応だったみたい、上げて」


と、移動するも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・延々と停められず。



30分近く探索の後、やっと投入、自分に初アタリ到来、が、向こうアワセで掛かってしまった・・


上がって来たのは案の定30cmに満たないサバ、もう一人もサバをゲット、移動。



しばし探索の後、「やっぱりダメだ、深い方行ってみよう」と、下浦へ。


15分程で到着、船団が・・無い。 全ての船が走り回っていて、停められてない。


これは相当厳しいと覚悟を決める、こちらも延々と探索・・・・・・・・・・やっと投入・・・・・・・アタリ無し。



動かない所を見ると、反応は出入りしている様なので、集中して誘いを繰り返す。


「コツン」と、待望の前アタリ到来、食い込ませの誘い一発、穂先が「グッ」と入り、


絞り上げアワセを加えると無事にフッキング、エクスタシー爆発、指3本サイズゲット。



この時点で9時であったが、なんと以後11時までノーヒット、船中2本という惨状。


いよいよ危機感は最高レベルに達してしまっていた11時15分、やっとその時は来た。



船団から離れて探索していた当船が、船団に向かって走りだしたので、「お?」と、


ボルテージは上昇、船団のアングラー達がポツポツと抜き上げているのが見える。


船を停め、投入合図、「水深140m、底からハリス分+10m位に出てる」と、指示が出る。



以後、指示通り底上10mで入れ食いモード突入、ほぼ空振り無しで一気にツ抜ける。


前回と同じ15本に到達、なぜかまたしても、ここからバラシまくりの始まり。


15本釣ると自分は何か壊れるのだろうか? 前回に引き続き頭を抱えてしまった。



だが、今回はまだ時間があったので原因追究する事が出来たのは僥倖であった。



今日やっと分かった事は、釣り続け、攻め続けられたタチウオは徐々にスレてくると言う事だ。


活性が下がる、と、言っても良いかもしれない。 高活性時と同じタイミングでアワセても、


まだ針まで喰っていない、喰っていても浅い、よって掛からない、掛かってもバレる。


こんなことは基本中の基本であり、本当に簡単で単純な事なのだが、


それまでバンバン掛けられていただけに、そのイメージが身体に刷り込まれてしまっており、


釣りの最中に急にシフトするのは中々難しいもので、対応出来なかった。



気付いて後、もう飲まれても良いくらいの気持ちで3テンポほどアワセのタイミングを遅らせてみた。


結果、一度も飲まれる事無く、フッキング率急上昇、取り敢えず解決と言って良さそうだ。



気付くまでの取りこぼしが響き、20本に届かず、19本で終了。


次回に繋がる収穫があったので、実りの多い釣行だったと言える。


指3本以下の小型ばかりだったので、開始から1/0フックを選択したのも正解だったようだ。



Kっちゃん曰く、「観音崎でも始まりそうな気配はある」との事。


そうなれば、これからもう一盛り上がりあるという事だし、まだまだ楽しめそうだ。




船宿   川崎   NY丸   KY船長