海況



波高 1m   気温26℃   大潮   風速4m   水深 150~200m


釣り座 右舷大ドモ (総勢13名)




釣果 20杯 (頭20杯)




ロッド 極鋭ヤリイカMH-175テク   リール シーボーグ300MJ


ライン ハイパーメガセンサー3号   リーダー シーガー・FXR船14号




仕掛け


14cmピッカピカ針 (濃いブルー・薄いブルー・糸巻きヅノ) 12本直結

14cmピッカピカ針 (濃・薄ブルー・ピンク・ケイムラ・紅白糸巻きヅノ) 12本直結


オモリ スカリー150号 (鉛・黒)   中オモリ 10号   DRBイカリング




考察



三週連続で長井へ、一番乗りで右舷大ドモをキープ、一安心。


出船1時間前、客は自分一人・・ 晴天の土曜日にまさかの最低人数不到達か、と、


絶望的な気持ちになったが、やがて船長がレンタル・タックルを6セット持って現れ、


「初心者だけど団体さん6人来るから大丈夫だよ」とのこと。 良かった良かった。



懇意にしている近所の理容師さんの御家族用に生シラスと釜揚げシラスを1パックづつ、


これにイカの10杯も付ければ四人分のお土産にはなるだろうと算段。


自分の肴用にも釜揚げ一つ予約。 本当に美味しく、出漁しているうちは必ず購入しようと思う。



船長、若女将、大船長、大女将さん達との雑談の中で、他宿は知らないが自分達は、


あまりイカも魚も食べる機会が無く、「そこの長井水産で買ってるんですよ」と聞き仰天。


イカなんて見るのもウンザリ、かと思っていたのだが、とんでもない勘違いだったようだ。


今後、もしたくさん釣れたら他にあげる予定が無い場合は置いて行こうと決意し、船へ。



準備をしていると団体さんがやってきた。 またまた珍しい事に女性が3人もおられる。


その内のお二人は釣り人の装束であったが、お一人様・・ スカートにスニーカーで御乗船。


冗談だろ?と、思ったが、どうやら釣りはせずパートナーの釣りを見てるだけの様だ。



まぁ、凪とはいえ飛沫もかかるし、洋上の紫外線は物凄いし、そんな軽装では後で苦労するのでは・・


と心配になったが、お仲間もいる事だし、それも大きなお世話かと思っていたら、


なんと隣に座られてしまった。 レンタルタックルの扱い方をレクチャーし終えた大船長が、


「分かんない事があったら隣に先生がいんからよぅ」と、恐ろしい事を・・


結局は上乗りさんが殆ど面倒をみていたので、大した事はしてあげられなかったが。



定刻に出港、「40分ほど走ります」と、アナウンスがあり、城ケ島沖へ。


到着すると職漁船も交えて中々の船数がおり、群れの多さ、濃さに期待は高まる。


すぐに開始の合図、落とし込みでの一回目のサワリをミスって空振り、またやっちまった。


さらに落とし込むと有難い事に再度サワリが、今度はバッチリ乗せられたが、単発だ。



取り込みで直結仕掛けを手繰っている最中に「え~釣れたんですか~?」と、隣のお姉さん。


「はい、まぁ1杯だけですけど」と、私。 (今ちょっとだけ忙しいんですけど・・)


更に再投入=ツノを送り出している最中に「一度に何匹も釣れる事あるんですか~?」と、きた。


「ありますよ、良い時はツノの数だけ乗って来ますよ」と、返答。 (今もひじょーに忙しいんですが・・)



二回目も乗って来るほど足の遅い群れではなく、移動。



次の投入で再度落とし込み中のサワリを察知、また空振り・・ なにやってんだか。


更に3m落とし込むと今度は明確な「アタリ」、普段はサミングして訊いてみるが、


手応えから完全に付いた、と判断し今回はクラッチを入れロッドを立てる。


「ズシン」と、強烈な重量感、多点掛け間違い無し。



30段階の28まで入れて丁度良いスピードのリールを見て、


初めてパワーモードへの切り替えも考えたが、スピードモードの限界をみてみたいし、


と、そのまま続行。 まだ若干の余裕があり、感覚からしてビール瓶なら5、6杯が限界点かと。



シビレるような心地良き重量感を堪能している最中、ふと視線を上げると、


なんと目の前にKT丸がやってきており、上乗りのSさんがこちらを凝視している。


完全にバレた・・ 別にやましい事はないのだが、気まずいことは確かだ。



良型とニセイカの4点をゲット。 初めて見る多点掛けに隣のお姉さん大興奮。



その後も釣れる度に「いーち、にーい、さーん」と、数えてくれるので、


取り込みで外してバケツに投げたが入らず、床に転がっているイカを忘れずに済むという、


自分自身想像もしていなかった、まことにありがたい役割を担ってくれていた。



その後、再び4点掛けなどもあり、10時には19杯に到達したので30杯くらい行けるか?と、


期待は膨らんだが、またしても急激に失速。 探索の時間も増えて来た。



その後空振り流しの連続で、なんと12時50分までノーヒット。


いよいよ最後の流し、奇跡的に泣きの1杯をゲットし、トータル20杯ジャストで終了。



隣のお姉さんのお連れさんは1杯しか釣れなかったので、最後に釣った活きイカと、


船上干しを3枚ほどお土産にと進呈・・ もっとあげたかったけど、今日はこれで勘弁。



沖上がり後シラスの代金を支払い、宝石のように輝く獲れたて生シラスと釜揚げを受け取る。


すると、若女将が「良かったらこれも持って行って下さい」と、サラダに使えるという、


赤紫色の小さな玉ねぎを2袋持たせてくれた。 本当にいつもありがとうございます。



たまたま手に入ったイカ釣りの必需品、新品のタイルカーペット10枚ほどを寄付しつつ、


その後も珍しく最後まで居残って、まずは大船長と、そして船の清掃を終え上がって来た船長から、


今、自分がブチ当たっている壁を超え、もう一つ上のレベルに行くための正しく、


最短距離で到達できるヒントを頂いた。 技術とギアの両面で一朝一夕にはできない事、


今すぐに出来る事があるので、まず、すぐに出来る事から確実にやっつけて行こうと思う。



帰りに理容師さんに船上干し10杯、シラス2パック、玉ねぎ1袋さしあげて来た。


洗浄と清掃、後片づけを済ませ晩酌にありつき、自然に意識を失いかけた時、お礼のメールが。


鮮度落ちが早い生シラスは真っ先に完食して下さったそうで、言うまでも無く分かってらっしゃると安堵。



来週は土曜出勤で、行けそうもないし、突然近所の川崎NY丸でこれまた大好きなタチウオが始まり、


エサ釣りではなく、ジギングではあるが釣れているし、行ってみたい気もする。




赤いアンバサダーの釣行記 etc...-201305131909001.jpg



愛猫にも相談しようかと思ったら、全然聞いてくれませんでした。




船宿   長井   MZ丸   SN船長