前回の記事の続きになります


★脂肪を溜め込む「BMAL1(ビーマルワン)」が重要なカギ
夜中に食べると太るよ、というのはよく言われますよね。これは身体に脂肪をつきやすくする「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質が、時間帯で増えたり減ったりするためなんです

BMAL1は体内時計を正常に保つ遺伝子の一つ。昼の間に摂取したエネルギーを夜寝ている間に身体に取り込み、蓄積する働きを担っています。
BMAL1の主な特徴は以下のようなもの。
▷体内時計を整えるために働く
▷脂肪細胞の中で働く
▷脂肪酸・コレステロールの合成を活性化する
▷脂肪を分解する働きを抑制する
このように、BMAL1は「脂肪を溜め込む遺伝子」なのです。そして自分の仕事を効率的にこなすため、日中は減少し、夜間にググッと増える性質を持っています。
身体の中にBMAL1が最も増えるのは、夜22時~翌朝2時の間。この時間帯に食事を摂ると、身体は積極的に脂肪を溜め込み、太りやすくなります

逆に最も少なくなるのが、午後2時~4時ごろの時間帯。この時間帯は食べても比較的脂肪になりづらく、太りにくいと考えられます。
★太りにくい午後2時~4時に「間食」をとる
12時~13時の間に昼食を食べたあと、夕食までは5時間以上あいてしまうという方も多いのではないでしょうか
空腹状態で夕食を食べることによるダイエットへの悪影響
▷脂肪を溜め込みやすくなる
▷血糖値を急上昇させる(太りやすくなる)
▷どか食いや早食いにつながる
こういったことを考えると、14時~16時(午後2時~4時)の間に「間食」をとることをオススメします

この時間帯は身体全体が活動している時間帯なので、基礎代謝としてカロリー消費しやすいのも利点です。
もちろん、間食の選び方も大切。それは次の章で詳しく見ていきましょう
★ダイエットに理想的な食事スケジュールとは
具体的に、どのような時間割で食事をすればダイエットに効果的なのか、具体的に考えてみましょう
★1日3食+間食のスケジュール
朝6時~7時に起床して、夜23時~24時に寝るケースを考えてみましょう。オススメなのは以下のような形です。
【太りにくいスケジュール例】
06:30 起床
07:30 朝食
(間隔4.5h)
12:00 昼食
(間隔4h)
16:00 間食
(間隔4h)
20:00 夕食
(間隔3h)
23:00 就寝
夕食を食べて2時間以内に寝ると消化不良を起こしやすく、また胃腸が活発になることで睡眠を妨げやすいです。夕食から就寝までは3時間ほど置くと良いでしょう
上のスケジュールはあくまで一例です。
仕事の都合や生活リズムはそれぞれなので、自分に合わせて調整することが大事です
また、「4~5時間の食間キープ」もあくまで目安として考え、きっちり4時間あけることにこだわるのではなく、「夕食を早めに食べるから間食は摂らなくてOK」など自分なりのルールを考えてみてください

ただし、ダイエットするなら朝食は抜かずに食べることをオススメします。なぜなら朝食を抜いてしまうと、
▷寝ている間は食べていないので空腹状態が長時間続く
▷せっかく代謝が活発になる昼間にカロリー消費ができない
▷集中力や気力がそがれる
など弊害が多いためです

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