那珂市菅谷・殺人死体遺棄その他容疑事件 被告に懲役18年


今月28日、那珂市菅谷で発生した殺人・死体遺棄、および窃盗その他で逮捕・起訴されている佐藤和枝被告の裁判が行われ、懲役18年の罪が確定した。



詳しくは産経新聞の報道を参照↓↓
茨城・那珂市の男性殺人 被告の女に懲役18年判決 水戸地裁 / 産経新聞 2019年1月28日

平成29年6月に知人男性を殺害し、財布を盗むなどしたとして、殺人や窃盗などの罪に問われた茨城県那珂市菅谷の理容業、佐藤和枝被告(57)に対する裁判員裁判の判決公判が28日、水戸地裁で開かれ、小笠原義泰裁判長は、求刑通り懲役18年を言い渡した。

 小笠原裁判長は判決理由で「被告人は、被害者から横領の事実を疑われている自覚があった」と指摘し、「保身のために落ち度のない被害者を殺害し、金銭トラブルを動機とする殺人の中でも悪質といえる」と述べた。

 殺人を否定する弁護側の主張には「突然死の可能性は抽象的で、被告人には殺害動機があった」などの理由を述べ、「自宅兼理容店内で2人きりのときに、被害者が突然死する偶然は考えにくい」と退けた。

 判決によると、佐藤被告は29年6月、自身が経営する同市菅谷の自宅兼理容店内で、知人の無職、島津一春さん=当時(89)=の首を絞めて殺害し、近くに埋めたほか、現金約26万円が入った島津さんの財布を盗むなどした。




これまでの事件の流れは、以前に記事に書いてるので過去記事を参照してください ↓↓


【2017年7月23日】 那珂市菅谷の農道の地中から男性の遺体が発見される

【2017年8月9日】 窃盗容疑で逮捕されたが処分保留で釈放された理容店経営の女を死体遺棄容疑で再逮捕

【2017年8月28日】 死体遺棄及び窃盗で逮捕された理容店女を殺人容疑で再逮捕



 佐藤和枝被告は最後まで罪を認めず否認し続けた。

 しかしATMの防犯カメラに、殺害された島津さんの親類名義のキャッシュカードで現金を引き出している映像が映っていたこと。

 遺棄場所が自宅すぐ裏の農道であること。

 これはおおやけになってないけど、自宅兼店舗が裁判所から競売にかけられたこと。金に困っていた事を裏付ける (ファン限定記事参照(※一般非公開) https://blogs.yahoo.co.jp/maxspeed1000km/70025903.html)

 殺害された島津さんと佐藤静枝被告が自転車で並走しているのが防犯カメラで確認され、それ以降島津さんの行方が分からなくなっていること。

 その他、もろもろ

 防犯カメラ映像が証拠となり、検察の求刑通り懲役18年の判決となった。

 決定的な証拠は防犯カメラ映像!





ところで、ひとつ気になる点がある。

産経新聞記事内の、裁判官が申している「自宅兼理容店内で2人きりのときに、被害者が突然死する偶然は考えにくい」ということだが、

たぶん、容疑を否認している佐藤静枝被告が、「私は殺していない!島津さんが突然死した!」などと、島津さんが突然死した事を裁判で言ってたのかもしれない。それに対して、裁判官の「自宅兼理容店内で2人きりのときに、被害者が突然死する偶然は考えにくい」との事なのだろう。




佐藤静枝被告:
「私は殺していない!理容店で島津さんと2人きりになったときに、島津さんが勝手に突然死した!!」




んなアホな!無理があんだろう!!( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ



というわけで、裁判で佐藤容疑者が頭脳犯ではないことも明らかとなったが、最後まで否認しましたが、懲役18年が確定しました。

これをもって、那珂市菅谷 島津さん殺害死体遺棄および窃盗事件は解決となりました。

18年で出てきますから、刑務所で反省して更生できている事をいのります。この容疑者自分の非を認めないたちの悪い負けず嫌いタイプなので望みは薄いですが。

ちょっと18年は軽いような気もしますが、とりあえずは懲役刑が確定した事でひと安心です。

しかし、殺害された島津さんや、引き出された現金は二度とは帰ってこないでしょうから、容疑者がまったく反省していない点などから、一件落着というかは微妙です。

それらもありますが、いちおうこれで区切りとして解決となります。






那珂市菅谷 男性殺人死体遺棄事件

佐藤和枝容疑者 懲役18年確定

解決?

(次につづく)


【次の記事】
佐藤和枝被告、無罪を求め最高裁に控訴↓