―百里基地創設50周年記念航空祭―





百里基地創設50周年記念航空祭 ~イベントレポート後編~






お昼は地上展示を見て回る。

こちらも混雑。



手前からU-4(多用途支援機)、C-130(輸送機)、KC-767(空中給油機)。
↓↓
イメージ 1





 J79-IHI-17 / (F-4EJ、RF-4に搭載のエンジン)



 これはF-4ファントム、RF-4EJ改、RF-4Eに搭載のターボファンエンジンで、米国ゼネラルエレクトリック社のジェットエンジンを日本企業IHI株式会社がライセンス生産している。
 戦闘機のエンジンはほとんど海外設計のものを、高い金を払ってライセンス生産している。。戦後、アメリカGHQにより航空機開発が禁じられ、米国などの圧力などもあり戦闘機の国産開発はほとんど行われてこなかったためだが、近年では積極的に戦闘機の国産開発に取り組んでいる。

イメージ 2




 配線やパイプが複雑に絡む。こりゃあ整備するのも大変そうだ~。現代の最新戦闘機はコンピューターが自動で自己診断を行いエンジンチェックを行うので手間が緩和されているそうだ。
 ↓ ↓
イメージ 3









 F-15Jイーグル / 制空戦闘機

 F-15Jは日本の主力戦闘機で、デビューから30年以上経過した現在もいまだ最強の戦闘機である。時代は第5世代ジェット戦闘機、ステルス戦闘機へ移行しているが、新型戦闘機F-35の調達の遅れや、F-35の高額な調達金額、最高速度が鈍足である事や兵器搭載量など不安がある事から、今後もF-15を近代化改修して使用するとみられる。


 今年のF-15の機動飛行は、百里基地に配備されていたF-15戦闘機の305飛行隊は宮崎県新田原基地へ移動してしまったので、

なんと!!ファイターウェポン過程を行う準エリート部隊の石川県小松所属、第306飛行隊!! 
 キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!





 はるばる石川県小松基地からやってきた306飛行隊。垂直尾翼には、石川県の県鳥「イヌワシ」の舞台マークが刻まれている。↓↓
イメージ 4


イメージ 5







怒涛の急旋回っっっ!!


イメージ 6


イメージ 7









 RF-4E   / 戦術偵察

 混雑に揉まれてブースをまわってたら、いつの間にかRF-4ファントム戦術偵察が始まっていた(@_@)


イメージ 8



怒涛の急旋回で猛烈なベイパー(水蒸気)が発生! 全身がベイパーで覆われる。
↓ ↓
イメージ 9







 F-4EJ(改)   第301飛行隊



 昨年、宮崎県新田原基地より移動してきた第301飛行隊のF-4EJファントム。

 垂直尾翼には筑波山のガマをモチーフとした部隊マークが刻まれている。なぜ宮崎の部隊なのに筑波のガマがモチーフかというと、それには理由がある。301飛行隊はもともと、ここ百里基地でF-4EJ戦闘機の最初の部隊として昭和48年にスタートしたが、43年の月日を経て再び百里基地に帰ってきたわけである。まさしく「カエルが家に帰る」である。

(写真は午前中の展示飛行。尾翼に筑波のガマのマーク ↓↓)
イメージ 10

イメージ 11








 F-4EJ(改) 第302飛行隊 / 機動飛行


午後のF-4ファントムの機動飛行を演技するのは第302飛行隊。


イメージ 12


イメージ 13



アフターバーナー全開!! ↓↓
イメージ 14



イメージ 15



筑波山をバックに  ↓↓
イメージ 16










演技を終えて戻ってきた第302飛行隊のF-4EJ戦闘機パイロット。

それを多くの観衆が拍手で温かく迎える。

パイロットがものすごい多くの人で囲まれている。

まるで地球に無事生還した映画のワンシーンのようである。アルマゲドンだっけ??


イメージ 17










なぜかハイタッチが沸き起こった。

パイロットさん、ハイタッチを求められる。

それに便乗して自分もハイタッチ。





ハイタ~~ッチ♪(-^0^)人(^0^-)☆


きゃぁ~~~ヾ(≧∇≦*)〃(笑)

イメージ 18





なかなか戦闘機すら触れないのに、パイロットに触れてついテンションが上がってしまった。

やっぱり戦闘機パイロットの手だから、さぞかしゴツイのであろうかと思われた。

しかし、その手はしっとりとした水分を含んでとても柔らかった、女の子のように繊細な手のように感じた。これは意外であった。いいねボタンがあったら押したい(笑)






地上展示帰投


 そして最後に、展示の航空機が基地へ帰るのを見送るという、地上展示帰投。

 地上展示帰投というのは従来は航空祭が終わってもなかなか帰らないマニアだけの暗黙のプログラムだったが、今年はそれも正式にプログラムに組み込んでいる。




 AH-64D アパッチ・ロングボウ/ 対戦車・対地攻撃ヘリコプター

イメージ 19






 F-2A

航空祭で演技予定の無かったF-2。

最初で最後の出番、展示帰投はアフタバーナー全開で上昇小回りな旋回で軽快な動きを見せていた。

イメージ 20


イメージ 21








百里基地創設50周年記念航空祭 ダイジェストムービー



動画も撮影してきました!

今年は新型ビデオカメラでも調達しようと思ったが、友人の結婚式でギター演奏があり新型ギターを買ってしまったため、デジカメでムービー撮影(笑)

Canonのコンパクトデジタルカメラ、パワーショットSX710HSで撮影。


















 さて、以上になりますが、今回の航空祭は心配されていた雨もあがり無事終了する事ができました。今にも雨が降り出しそうな天候の中で雨が降らずに、航空祭終了と同時に雨が降り出した事を考えるとラッキー。

 相変わらずの爆混みではあったが、小松基地の306飛行隊F-15のアグレッシブな機動飛行と、ブルーインパルスよりも目立ったファントムの機動飛行を見れて、来てよかったと思う。

 来年は航空観覧式なので百里基地航空祭の開催は無いらしいですが、是非また行きたいと思います。(`・ω・´)ゞ

 そして、戦後、アメリカの圧力で戦闘機開発を禁止されていた国産の戦闘機開発が実現しようとしています。国産戦闘機開発「X-2」です。これについてはまたのちほど。

 国産戦闘機X-2、そして新型ステルス戦闘機F-35の百里配備にも期待しましょう~~!