今日は戦闘機ネタです。
昨年の12月、航空自衛隊の老朽化した戦闘機「F-4ファントム」に代わる新型戦闘機を導入する計画<F-X(次期戦闘機導入計画)>に選ばれた新型戦闘機がアメリカの次世代ステルス戦闘機「F-35 ライトニングⅡ」に決定しました。↓↓↓
【毎日JP 2011年12月20日記事】


この次期戦闘機導入計画F-Xはとても自分も気になっていた関心事でした。F-Xとは、簡単に言うと今乗ってるボロッちい車を次は何に乗り換えるか?っていうその選定作業の事です(笑)
現在使われている戦闘機F-4ファントムは1971年に初飛行を開始。既に40年以上も使われ機体の老朽化が進んでいます。そこでもう退任するファントムの代わりを務める新型の戦闘機が必要になり、アメリカのステルス戦闘機「F-35 ライトニングⅡ」がそれに選ばれたのです( ̄∀ ̄)
現在使われている戦闘機F-4ファントムは1971年に初飛行を開始。既に40年以上も使われ機体の老朽化が進んでいます。そこでもう退任するファントムの代わりを務める新型の戦闘機が必要になり、アメリカのステルス戦闘機「F-35 ライトニングⅡ」がそれに選ばれたのです( ̄∀ ̄)
F-35には大きく分けて3つのタイプがあります。<F-35A>・<F-35B>・<F-35C>とABCの3つのタイプがありますがそれぞれの違いは以下の通り。
<F-35A>
F-35の基本となる型でアメリカ空軍向けのCTOL(通常離着陸)型である。また輸出もこのタイプが主体となる。それぞれの型で開発が最が進んでいる。
<F-35B>
エンジン排気ノズルが真下を向きコックピットの真後ろに装備されたリフトファンによりSTOVL運用(短距離離陸・垂直離陸)が可能。垂直離陸やヘリコプターのようにホバリングができる。しかし、テストで問題が生じて開発が遅れている。
<F-35C>
F-35の3番目のタイプである艦上(CV)型のF-35Cはアメリカ海軍向けの仕様で、基本的な形状は他のタイプと同じだが艦上運用に合わせるため独自の設計となっている。
このうち日本に2016年に導入予されるタイプは通常離着陸のA型、F-35Aという事になります。
F-35の性能
F-35はまだ開発段階にある事から飛行性能の詳細は明らかにされていないが、公表史料に記されている数値はマッハ1.6とされている。
マッハ1.6は遅いようにも感じられるが、しかし、最大速度マッハ2とされているF-16だがこれはクリーン状態(何も搭載していない空荷状態)での速度であり、増槽を1本携行すれば空気抵抗などにより最大速度は大幅に落ちる。F/A-18E/Fスーパーホーネットの公表最大速度はマッハ1.8だが実用上の最大速度はマッハ1.6であり、これに増槽や兵装が加わればさらに低下する。
F-35ライトニングは兵器類は胴体内に搭載し、大きな燃料タンクを有する事から増槽の携行を必要とせずクリーン状態を維持でき、常に最大速度性能で飛行する事が可能である。
(兵器扉を開けた状態。通常は扉は閉めてミサイルを発射するときだけのみ開く)↓↓

マッハ1.6は遅いようにも感じられるが、しかし、最大速度マッハ2とされているF-16だがこれはクリーン状態(何も搭載していない空荷状態)での速度であり、増槽を1本携行すれば空気抵抗などにより最大速度は大幅に落ちる。F/A-18E/Fスーパーホーネットの公表最大速度はマッハ1.8だが実用上の最大速度はマッハ1.6であり、これに増槽や兵装が加わればさらに低下する。
F-35ライトニングは兵器類は胴体内に搭載し、大きな燃料タンクを有する事から増槽の携行を必要とせずクリーン状態を維持でき、常に最大速度性能で飛行する事が可能である。
(兵器扉を開けた状態。通常は扉は閉めてミサイルを発射するときだけのみ開く)↓↓

つまりどういう事かというと戦闘機のスペックの一つである「最大速度」ですが、最大速度が速くてもどっちみち積載すればそれだけ風の抵抗を受けて最大速度は落ちてしまうんですね。積載しない状態で飛行してもただ飛んでるだけですからね。ほとんどは最大速度を発揮できないという事でしょう( ̄ー ̄U
これに対してF-35はミサイルなど兵器倉(ウエポンベイ)と呼ばれる胴体内に格納して飛行する事により風の影響を受けずに済むので常に最大速度で飛行する事ができるという事です。
肝心なステルス性ですが、ステルス戦闘機で重要なのはレーダー断面積(RCS)を極力減らす必要があります。電波を反射しづらい形状の方がレーダー断面積を減らすのに有効ですが、F-35は機体を平べったくなめらかにし、さらに機体を電波吸収素材(RAM)で覆う事により高いステルス性を確保しています。
しかし、問題点がΣヾ(゚Д゚)ノ!!
上記のとおりF-35はステルス性を維持するため、ミサイルなどを胴体内の兵器倉(ウエポンベイ)というスペースに収めています。しかし、F-35はこの兵器倉が左右に2箇所しかなくしかも小さいためスペースに余裕が無いらしい。
F-35が航空自衛隊に配備されればスクランブル(領空侵犯機への対処)が主要な任務だが、その際に携行する空対空ミサイルがウェポンベイには入らない。ウェポンベイに入らなければ翼などの機外ステーションに取り付ける事になるが、機外にミサイルをぶら下げた場合はステルス性が失われ、加えて運動性能も大幅に落ちる。これではF-35を導入した意味がなくなってしまう。
いや、それどころかステルス性能無しのF-35だったら下手したら運動性能に優れるファントムの性能を同等もしくは下回る恐れもあるのではないか。こんな戦闘機はいらない(笑)
しかも、F-35は開発中の機体のためテストの段階であり、まだどのくらいの性能があるのか確定していないらしい。なんとしても、今後ウエポンベイその他の問題を改良して、ステルス状態で任務に望めることを祈りたい!
いや、それどころかステルス性能無しのF-35だったら下手したら運動性能に優れるファントムの性能を同等もしくは下回る恐れもあるのではないか。こんな戦闘機はいらない(笑)
しかも、F-35は開発中の機体のためテストの段階であり、まだどのくらいの性能があるのか確定していないらしい。なんとしても、今後ウエポンベイその他の問題を改良して、ステルス状態で任務に望めることを祈りたい!
まさしく、
期待と不安の交錯した新型戦闘機F-35 |
2016年から調達が開始されやがてはこの戦闘機がみんなの住む町を、大空を飛ぶ日が来るでしょう。時代はステルス戦闘機、電子戦術の時代です。我々の税金が大金がつぎ込まれるのですから失敗は許されません。国の借金は一千兆円を超えているのです。
F-35が日本の空を飛ぶ2016年、その日を楽しみに待つとしましょう( ̄▽ ̄)ノ
