映画に出会ったチャイ売りの少年が、映画監督になるまでの道のりを実話に基づき描いたヒューマンドラマ。監督と脚本を務めた『性の曼荼羅』のパン・ナリンが自身の経験を映像化し、第66回バリャドリード国際映画祭でインド映画として初めてゴールデンスパイク賞を受賞した。主人公である9歳の少年サマイを演じるのは、3000人の中から選ばれたバヴィン・ラバリ。
あらすじ
インドの小さな町に住む9歳のサマイ(バヴィン・ラバリ)は、学業のかたわら父親のチャイ店を手伝っていた。ある日、家族と映画館を初めて訪れた彼は、すっかり映画に魅了される。ある日、映画館に忍び込んだのがバレて放り出されるサマイを見た映写技師のファザルが、サマイの母親の手作り弁当と引き換えに、映写室から映画を観ることを彼に提案する。
第95回アカデミー賞国際長編映画賞のインド代表に選出された本作。パン・ナリンは「映画が好きで、観客に観てほしいという思いから映画を作り始めたので、今日のように自分の作品を観たい人で映画館がいっぱいになるほうがアカデミー賞よりも重要でうれしいです。そして大好きな日本で公開されたことが賞をいただく以上のもの」と心境を語る。さらに「常に観客の皆さんに自分の作品を届けたいという思いで映画を作ることからはぶれないでいたい」と続けた。 最後にこがけんは「皆さんが思っているインド映画とは違うかもしれない。でもパン・ナリン監督の映画愛がここまでいくんだ、ということを楽しみにしてほしい」と観客に呼びかける。パン・ナリンは「人に対して優しい気持ちになり、笑って泣いて、最後におなかを空かせて帰っていただければと思っています」とメッセージを送り、トークショーを締めた。
感想
やはり映画好きなら観る映画でしょうか。
フィクションなので上手すぎはしがたがないので、子役達が可愛いですね。
特に主人公の子役は絶対イケメンになるね。
後お母さんが作る料理をクローズアップしているので、インド料理必見です
ラストもご都合ですが、爽やかでした。