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<小説>嫉妬の香り
嫉妬の香り
Le parfum de la jalousie
著/辻 仁成

フランス・フェミナ賞受賞後初、辻仁成が描くマチュアな恋愛長編小説愛の存在がある限り、誰の心にも必ず嫉妬は存在する。主人公、私は音楽の仕事に携わる34歳の男性。恋人ミノリとは順調に愛を育んでいるように見えたが、学生時代の先輩である政野に誘われ、「癒しの庭」というインテリジェントビル建設のプロジェクトに2人で参加したことを機に、歯車は狂い始める。政野とミノリに裏切りの匂いを感じ、「未来の浮気に対する予防のような復讐」をしよう、と政野の妻・早紀に誘われるまま私は深い仲に堕ちていく…。嫉妬というウイルスのような感情に振り回されながらも愛を求めつづける4人の男女。そんな大人の愛の小道具として登場する官能的な香り。東京とパリを舞台に、大人の愛と人間らしい心の軌跡がドラマティックに描かれています。芥川賞作家、日本人初のフェミナ賞作家でもある辻仁成が正面から〓大人の恋愛〓に取り組んだ話題作。

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愛ある限り、必ず嫉妬は存在する。強烈な嫉妬により、見失いかける愛。その一方で、嫉妬から始まる大人の愛。そのふたつを彩る、官能的な香り。
ベチバー(Vetiver、学名:Vetiveria zizanioides)は、インド原産のイネ科の多年生草本である。名前は、タミル語の「まさかりで刈る」の意味を持つ"Vetiverr"による。
和名の"カスカスガヤ"は、インドでの名称Khus("カス"または"クス"とも、「香り高い根」の意味)による。
草は2~3mにもなり、複数がまとまって大きな株を形成するため、ススキに良く似ている。 以前は日本でも生産されていたが、現在ではほとんど生産されていない。
葉にはあまり芳香がないが、根に強い香りがあり、精油は根茎から抽出される。
香料は多くの香水に高級感のあるウッディなベースノートとして広く用いられている。利用例としては、シャネル5番の香水のベースノートとして使用されている。

心の贅沢パー