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最近まで日本劇場版 「呪怨」の酒井法子DVDしか知らなくって

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東映ビデオよりビデオ作品として発売されており、ビデオ版、劇場版ともに2003年にDVD化されている。
諸外国でもヒットしており、2004年と2006年にはサム・ライミプロデュース、清水崇監督によるハリウッド版リメイク『The Grudge』『The Grudge2』(日本版タイトル『THE JUON/呪怨』『呪怨 パンデミック』)が製作された。

佐伯伽椰子の発する「ア、アアアア、アアアアアアア」という声は、すべて監督である清水崇の声である。
当初、呪怨のタイトルは「呪怨霊」であったが、清水崇の意向により「霊」が外され現在のタイトルになった。
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練習したら私も出来た(^O^)/誰にも聞かす事は無いけどね淲
■この世に強い怨念を残して死んだ佐伯伽椰子が、その呪いを人々に伝播させるオムニバス形式のドラマ。

伽椰子は大学時代の同級生・小林俊介に片思いし、後年になって自分の息子・佐伯俊雄が通う小学校教師になっていたことを知る。伽椰子は元来思い込みが強いストーカー気質だったせいもあり、学生時代から俊介への想いを大学ノートに綴り続けていたのだが、教師になった俊介に再会したことで思い入れが再燃焼。より狂信的にノートへの書き込みを始める。伽椰子の夫である佐伯剛雄は、伽椰子のノートを偶然見てしまったことから、嫉妬に狂って暴力を振るうようになる。ある日、遂に剛雄は猛烈な虐待の果てに伽椰子を惨殺。カッターで彼女の喉や全身を切り裂き、2階に一時放置した。実はこの時点では伽椰子は絶命に至っておらず、半死半生のまま這って階段下まで降りて逃げたのだが、追ってきた剛雄にとどめを刺された。この現場を2階の手すりの間から目撃していた俊雄は、押入れに隠れる(俊雄も父の連日の虐待で傷付いていた)。押入れに隠れている最中に俊雄は、母親によって向こう側の世界に連れて行かれたという(清水崇監督の談話より)。剛雄は数日後に伽椰子に呪い殺され、変死体で発見された。
劇中で俊雄がミャーと猫の鳴き声をあげるのは、可愛がっていた黒猫の「マー」を、父親が殺したことが関係しており、虐げられた弱い者同士

の霊が惹かれあって、俊雄とマーが一体化したためである(以上は、小説版の記述より。映像では詳しく触れられていない)。
また、2人目の子供(女の子)を熱望していた剛雄だが、なかなか伽椰子が妊娠しないことを不審に思って産婦人科を訪れた際、自らが「乏精子症」である事実を知る。担当医の「妊娠する確率は数%です」との発言に、俊雄の父親が自分ではないという妄想に取りつかれる(実際には伽椰子の男性経験は剛雄のみで、俊雄の父親は紛れもなく剛雄であった)。嫉妬に狂った剛雄が前述の伽椰子の日記を見つけ、俊雄という名前が小林俊介の「俊」と自分の「雄」を取って付けられたものであると判断した剛雄は、これまで可愛がっていた息子にも憎悪の感情を剥き出しにするようになった。そして剛雄の妄想は肥大化し、俊雄の父親が小林であるという結論に達する。Vシネマ1作目のラストで小林に電話をかけた剛雄が「これまで先生の代わりに育ててきた」と発言していることからも、それがうかがえる。
以後佐伯家は無人の物件となり、次々と入居者が引っ越してくるが、その家人や親族、事件の捜査をした刑事たち全てが伽椰子の呪いで

死んでゆくことになる。
東映ビデオからリリースされたVシネマ版2作と、劇場版2作の合計4タイトルはすべてストーリーが繋がっている。
Vシネマ版は、伽椰子と小林俊介、佐伯剛雄の3人を巡る怨念の解明、佐伯家に引っ越してきた一家と仲介した不動産屋の悲惨な顛末を描写したもの。
劇場版1作目は新たに佐伯家に越してきた一家と、介護施設から派遣されてきた女性スタッフの話がメイン。
劇場版2作目は怪奇物のTV特番のために、いわく付きの佐伯家を取材に訪れたTVクルーと女優一行に伽椰子の呪いが降りかかる。
Vシネマ版の2作目エピローグで、無人の佐伯家2階に上がりこんで遊んでいた女子高生たちの話は、映画の方へ受け継がれている。
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タイトルは“つよい恨みを抱いて死んだモノの呪い。 それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。 その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。”という意味である。

小林俊介:柳ユーレイ
田村瑞穂:栗山千明
由紀:三輪ひとみ
村上柑菜:三輪明日美
佐伯俊雄:小山僚太
佐伯伽椰子:藤貴子
佐伯剛雄:松山タカシ
村上強志:安藤一志
村上典子:吉行由実
小林真奈美:優恵
北田良美:藤井かほり
北田洋:翁華栄
中村:洞口依子
吉川:でんでん
神尾:諏訪太朗
飯塚:芹沢礼多
手塚:木内淳一
事務員:斎藤繭子
監察医:並樹史朗
鈴木響子:大家由祐子
鈴木達也:芦川誠
柳 憂怜

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Vシネだろうがハリウッド版だろうが、監督が同じ

