
- 隣の家の少女 [DVD]/ブライス・オーファース,ダニエル・マンシェ,ブランシェ・ベイカー

- ¥3,990
- Amazon.co.jp
スティーブン・キング原作の『スタンド・バイ・ミー』(86)を彷彿とさせる印象がとても強い。ただし、こちらの方が遥かに残酷で悲惨な物語なのです
ネタバレ=あり当時12歳の少年だったデヴィッド(D・マンシェ)
豊かで恵まれた古き良き時代
初老にさしかかったデヴィッド(ウィリアム・アザートン)の回想形式で語られていくこの物語。実は、モデルとなった事件がある。それが、1965年にインディアナ州で起きたシルヴィア・リケンズ殺害事件。当時16歳だった少女シルヴィア・リケンズが、里親であるガートルード・バニゼフスキーとその子供たち及び近所の子供たちによって、激しい拷問の末に殺されてしまったのである。
シルヴィアの両親はカーニバル一座で働いており、5人の子供を抱えながら各地を転々とする生活を送っていた。ある時、母親が万
引き事件を起こして逮捕されてしまい、子供たち全員の面倒を見ることが難しいと考えた父親は、シルヴィアと妹ジェニーの二人を知人であるガートルードに預けることにした。
ところが、ガートルードは当初からシルヴィアのことを目の敵にし、ことあるごとに彼女を苛めるようになる。シルヴィアが近所の雑貨屋でキャンディを買ってくれば万引きしたのだろうと言って責め、シルヴィアにボーイフレンドがいたと知ると妊娠しているに違いないと下腹部を激しく蹴り上げた。このように、なにかと言いがかりをつけてはシルヴィアのことを貶め、理不尽な体罰を与えるようになったのだ。

1958年、小さな街で暮らすデイヴィッド(ダニエル・マンチ)の隣家に、ニューヨークから姉妹が越して来る。二人は家庭の事情で叔母(ブランチ・ベイカー)の所に預けられており、デイヴィッドはすぐに姉のメグ(ブライス・オーファース)と打ち解ける。だが、次第に彼はメグが叔母とその息子たちに虐待されていると気付き始め……

火を体に押し付けたり、火で熱した針を使って彼女の腹部に汚らしい言葉を刻み込んだり、コカコーラのボトルを彼女の陰部にぶち込んだり。拷問に加わった子供の中には、当時まだ10歳だった少女もいたという。
シルヴィアとジェニーがガートルードのもとに預けられたのは65年7月。具体的にいつ頃から虐待と拷問が始まったのかは分かっていないが、少なくともその期間が数ヶ月に及んだことは間違いない。数々の暴行によって衰弱していったシルヴィアは、1965年10月26日に息を引き取った。
[

都会から来た美少女との出会いは、イノセントな田舎の少年にとって、生涯忘れられない特別な夏になるはずだった。しかし、その予感は違った形で当たってしまうのだ。
シングルマザーであるルースには3人の息子ドニー、ウィリー、ウーファーがおり、デイヴィッドとは幼い頃からの悪ガキ仲間だ。昔は美人で鳴らしたルースは、素直で行儀のいいデイヴィッドには優しい。

近年、"監禁"を題材にした映画に注目作、野心作が多い。フランスでR18にすべきかどうか論争を呼んだ『マーターズ』(08)、白石晃士監督が暴力描写の極限に挑んだ『グロテスク』(09)、そして巨匠・若松孝二監督が私財を投じて完成させた『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(08)。また『実験室KR-13』(09)は米国が極秘に行なっていたとされるマインドコントロー

ール開発計画を描いたものだ。そして、ジャック・ケッチャムの『隣の家の少女』も、1965年に起きた「インディアナ 少女虐待事件」が題材となっている。いずれの作品も、悪霊や悪魔といった超常現象によって引き起こされた事件ではなく、人間が同じ人間に対して凶行に及ぶという残酷さ、悲劇性が観る者に居心地の悪さをもたらす。
小説版『隣の家の少女』では、ありとあらゆる残虐行為と辱めを受けたメグが
、この世の地獄と化した地下室で最後の最後に"生の輝き"を放つ。メグを救い出すには非力だった12歳のデイヴィッドは人間の浄化しようのない暗黒面に触れてしまうのと同時に、汚しようのない最も美しいものを目撃してしまう。しかし、その崇高で美しいものは、逆にデイヴィッドを生涯苦しめ続けることになる。
あまりに悲惨な内容のためか、映画版では冒頭とエンディングに原作小説には

、ないシーンが付け加えてある。メグが出会った頃のデイヴィッドを描いた一枚の水彩画だ。1950年代、米国が最も輝いていた時代。季節は夏。メグが描いた水彩画の中で、12歳のデイヴィッドは森の中の清流でザリガニ獲りに夢中になっている。

なお、原作者のジャック・ケッチャム自身がエキストラ役でチラリと顔を見せるのも注目。

いくらホラー映画好きでも、この映画や小説読む好む人間って........

変態
馬鹿です。
悪趣味
