屍山血河 | ジュニアバレーボールクラブ 浦安MAX

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浦安市で活動する小学校バレーボールクラブのブログ…
主に監督の独り言が多いかと…

血戦当日。

8チームが県大会出場枠7つを争う。
そして、スポ少登録をしていないクラブにとっては6年生の最終公式戦。

予想通り、屍山血河。
激しい戦いが繰り広げられた。
(適切な四字熟語ではないですが、激闘アピールという事で・・・。)

我がMAXちゃんも他人事ではなく、悪い状態のまま初戦を落とす。

敗者戦へ。

1勝。

ただ1勝すれば県大会。

これが遠い。

相手はお隣さん。
体育館が使用できない時などお互いに協力し合って切磋琢磨しているチーム。

とてもやりづらい。

しかも、ここ最近。
交流大会、練習試合と完全に負け越し中。

意識の中ではリベンジに燃える気持ちと苦手意識とが混在しぐちゃぐちゃ。

そんな中、1セット目を迎える。
予想以上に大差でとられる。

これは厳しいか・・・。

子供達も力なく、目も虚ろ。
1人。キャプを除いては・・・。

ハッキリ言って、ミスも多いし、求めているキャプテンシーとしてはまだまだ。
けど、ここ最近。
目力がついてきた。
簡単に泣かなくなってきた。
たぶん、意識も格段に他の6年生より上に感じられる。

指導者として情けない限りですが、最終戦に意識が行きかけた私。
それを呼び戻したのは確実にキャプの目。

少しづつ頼もしくなってきた。

2セット目。
戦略的指示をだしてみる。

完璧にはこなせないまでもジワリジワリ効いている。
何とか奪取し、フルセットに持ち込んだ。

最終セット。
もうやるしかない。一切次のことを考え、アタッカーを温存する方策は捨てた。

引き続き、効力をジワリと残したまま試合は進む。

一進一退。

・・・。

あと一点。

最後は奇跡的なサービスエース。



心の中で大きくガッツポーズ!!

本当によくやった。

みんな県大会出場おめでとう!





我がチームのことだけ考えると一安心。

試合後に来る挨拶時、お隣さんチームの号泣につられて泣きそうになってしまった・・・。

まだ、次がある。

あと一枠・・・。



屍山血河。

この言葉は、やはり県大会出場最後の一枠をめぐる攻防にこそ相応しい。


血戦は・・・。

MAXちゃんに敗戦したお隣さんチーム。

VS

親交の深い近隣チーム。

自分は支部決勝審判の為、見ることが出来なかった。

それでよかった・・・。


どちらも応援したい。

ただただ見るのが辛かった。


ここに本当のドラマがある。

最後の一枠はお隣さんチームが手に入れた。


そして、親交の深い近隣チーム。

私の記憶に間違いなければ、これが最後の公式戦。

スポ少登録がなく、残すは地域大会のみ。


伝える言葉が見つからない。

ありがとう。
おつかれさま。
がんばったね。

空しく響く。


そう。

県大会は軽いものであってはならない。

県大会とはいえ、そこを目指し戦う子供たちがたくさんいる。


自分たち指導者も指導力の向上を目指し、もっともっと努力をしなければならない。

それが、子供たちの為、ひいては自分の為。

再び、心に情熱を。