心にしみる「イイ」話
話の始まりは「え、ナニこの雰囲気悪そうな・・・」なんだけども
最終的にはとっても後味の良いお話です。
(久しぶりに読んで、またしても泣いてしまった(苦笑))
途中で終わってるので 3年経った今はここに登場してた人たちはどうなってるのかな~
なんて、思います (^-^)
ではどうぞ。
「いい年してぶりっこってどう思いますか」
ちょっと長編です。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
一昨年から職場にきている、Aさんは言動が幼くてイライラします。
ああいう顔を「童顔」というのでしょうか。第一印象から、男性社員は「和む」とか「癒やし系」とか言ってました。確かに垂れ目でやさしい印象はあるかもしれませんが、私は別に癒やされません。
年齢はわからないのですが、学校に行っている子供がいるようなので30代だろうと思います。子持ちならもっと落ち着くべきだと思います。
はじめは、この様子なら仕事はできそうにないので、きっとすぐに居場所がなくなると思って傍観してました。ところが、コンピュータの扱いがうまいみたいで、それで余裕があるのか他人の仕事も頼むとやってしまうみたいです。それで社員の評判が高いんです。
だけど、ほかの人はAさんのぶりっこが気にならないのでしょうか?
私はすごく気になるしイライラします。
Aさんのぶりっこですが、
たとえば、話しかけられた時に小首を傾げたり、
必要ないのに目が合うといちいち「にこ」ってしたり、
笑うとえくぼができたり、とにかく仕草が少女みたいで気持ち悪いです。
この間はバス停で地面を見ているので、何か落としたんだと思ってスルーしてたら、話しかけてきた男性社員に「四つ葉のクローバーないかなって」って答えてたんですよ。びっくりです。
は?四つ葉のクローバー?まったく呆れてものが言えません。
それに対して「あどけない」とか言って一緒に笑顔になってる男性社員にはもっと腹が立ちます。
そんなこんなでストレスが溜まる毎日ですので、なんとかAさんのぶりっこをやめさせたいのですが、何かいい方法はないでしょうか?
Aさんが職場をやめてしまうと私の仕事が増えることになるので、Aさんが職場を異動したり退職したりというのは避けたいです。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
Aさんに意地悪はしません。私はそんなにバカではありません。
どんなにAさんが気持ち悪くてもイライラしても、
がまんしてがんばっています。
だからAさんだって、私の仕事の残りをこっそりやってくれるんです。
できればAさんとの関係をこのまま崩さずに、Aさんの甘えた態度だけやめさせたいんです。
ぶりっこは痛いからやめたほうがいいと、
はっきりAさんに伝えてしまっても、
私の仕事はこのまま手伝ってもらえるでしょうか?
どう言えば態度だけ改めてもらえるでしょう?
私はアラフォーです。最近はぶりっこって言わないんですね。
Aさんにぶりっこって言っても伝わらないでしょうか?
私は結婚して男性に依存するより、自立した女になることを選びました。
Aさんみたいに男に甘えた女性は許せないんです。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
私がたぶんAさんを好きになれないのは、かわいいように見せかけていて、
実は相当したたかな女だという匂いがプンプンしているからです。
でもそれを判断するにはAさんのことを知らなすぎることに気がつきました。
まず、敵を知らなければ今後の作戦が立てられませんよね。
Aさんのことを少し調べてみようと思います。
とりあえず明日社員名簿見て住所を調べてみます。
少しわくわくしてきました。
早く化けの皮をはがしてやりたいです。
本当の姿を知られてるとわかれば、多少機嫌を損ねたとしても、
私の仕事はこれまで通り手伝ってもらえるはずですよね。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
Aさんの住所調べたんですが、行ってみるのはやめにしました。
予想はしてたんですが、うちと真逆の方向の上、予想以上に遠かったのでめんどくさくなりました。
あと、Aさんに仕事手伝ってもらうのは助かってます。それは認めます。
ただ、Aさんと私は本来の仕事の内容が違います。Aさんはネットワークとかシステムとか詳しいことはわかりませんが、そういうものの管理をしています。
けっこう空き時間があるようで、私の仕事だけではなく他の人の仕事も手伝っているようです。
もともとの仕事の契約がそうなっているんだと思います。
私も新入社員の頃、仕事が無くて手持無沙汰な状態は辛かったことがありました。
だから仕事をわけてあげているんです。そうすれば私も早く帰れるし、二人の利害は一致しているんです。
Aさんのぶりっこは神経を刺激します。それさえなければ本当にいいんですけど。
その不快さを文章にあらわせないのが悲しいです。
Aさんは悪気なくぶりっこなのかどうか??
少し考えてしまいました。
私がAさんのことをもっと知って、Aさんを好きになったら(ありえないけど)あの仕草も許せるようになるのかなって。
Aさんに変わってもらうより私がAさんを好きになれたらそのほうが簡単ですね。
とりあえずAさんと話してみようと思うので、思いきってランチを誘ってみたいと思います。
Aさんはいつもお弁当を持ってくるので、明後日どうかって言ってみます。
いつもお世話になってるからごちそうしますって言えば不自然じゃないですよね?
あと、Aさんが男性にだけぶりっこをするのかという話でしたが、
この部署は女性が私を含めて3人しかいないため判断できません。
もう一人の女性は20代の若い女の子ですが、植物みたいに存在感の無い子で容姿も地味です。人に興味がないらしく反応の薄い人です。二人が話しているところは見たことありません。
私に対しては、なぜかぶりっこの態度を取ります。はっきり言ってどう反応していいのか困っています。
でももっと嫌いになっちゃうかも…
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
もしも彼女が仕事があまりできない人なら、
そういうキャラなんだと納得できるかもしれません。
頭のねじが緩んでるんだなあ…ですみますから。
でも、Aさんは容姿&言動&口調と普段の仕事のできが、
あまりにも一致しないんです。
だったら、
仕事はインチキできないんだから、
そのキャラが作りものだって思いませんか?
ランチですが、今日誘ってみました。
びっくりした顔して一瞬固まったので、てっきり何か理由をつけて断ってくるだろうと思ったんですが、
信じられない行動に出ました。
両手をあげて「わーい!」って言ったんですよ!
おまけに一回転しました(椅子が回転式)
それも普通ですか?
仲良くなれたら気にならなくなるかも?とちらっと昨夜は考えたりしましたけど、
やっぱり絶対無理かも。
とりあえず、明日ランチに行ってきます。
ところで、Aさんのたれ目はマジックで塗りつぶしたような目だったんですけど、
驚いた顔したらちゃんと白眼がありましたよ。はじめて見ました。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
ランチですが、行ってきました。
なんというか…。
ご馳走すると言ったので、あまりしょぼいものだとケチだと思われても嫌だし、
日ごろのお礼にと言ったので、すこしがんばったほうがいいと思い、
しかし昼休みは1時間なのでコース料理は時間的に無理と判断。
で、会社から300Mくらい?のところにある、小さなフランス料理の店へ行く事にしました。でも、事前にAさんにどの店がいいか聞くべきだったなと反省しています。勝手に決めてしまいました。
店まで行く道は一本でしたが、Aさんはときどき振り返って確認しないと、
どこへ行ってしまうかわからないような不安を私に与えるんです。
フワフワ…というか。
ちょこちょこ…というか。
キョロキョロ…というか。
この道をはじめて通ったわけではないと思うんですが。
ショーウィンドウの中のものに気を取られたり、
すれ違う人がつれている犬に視線を奪われたり。
とにかく、どこかへ行ってしまいそうでハラハラしました。
まさか手をつないで歩くわけにもいかないし、
紐で縛って引きずって行こうかと思いました。(←本当にはやりません)
私にはその店までの道のりがどれほど遠く感じられたことか…。
店の前に着き、Aさんがいることを確認して店に入ろうとしたところ、
私の上着の裾をつまんでるんですよ。
(ちょっと…。なにっ!?)←心の声
その手を離そうと私も自分の上着をひっぱってみたんですが、
以外にも力強くて手が離れません。と、
ちょっと前に流行した消費者金融のCMの子犬みたいな顔してこっち見るんです。
「ご馳走してくれるって…?」
あいかわらず小さい声
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
店の前に出された黒板のメニューを見たんでしょうね。
値段に驚いて聞いてきたのかわからないですが。
私が食べようと思っていたのは、ワンプレートランチで1800円です。
私にしてはがんばった(る?)つもりでしたが…これがだめだったのでしょうか?
ご馳走するから心配しないでと言いましたが、
Aさんは、それならあっちがいいと道路の向こうのファストフード店を指差しました。
これってどういうことですか?
嫌いなものだったのでしょうか?
え?でも…と戸惑ったら、
お礼でご馳走してくれるなら、あっちにして~って甘えた声で言われました。
困惑しながら行きましたが…。
うーん。
あれでよかったのでしょうか…??
なんだか気分がモヤモヤします。
何より、小さい女のAさんはあれで足りるんでしょうが、
私は体が大きいので、サンドウィッチではぜんっぜん足りません。
ふたつ食べたんですけどね…。
実際、ランチの間はあまり。というかほとんど会話がありませんでした。
Aさんはぶりぶりしてますが、おしゃべりが止まらなくて煩いというタイプではなく、(ここも評価してます)
にこにこしながら「期待をこめて」人が話すのを待ってる感じです。
ですが私もおしゃべりが多いタイプではないため、色々Aさんのことを聞きたかったのですが、どう切りだすかシミュレーションが足りなくてあまり話せませんでした。
会話したことと言えば、
「早く食べないと昼休み終わっちゃうよ」
くらいです…
歩くの遅いんですが、食べるのも遅かったですよ。
あれでなぜ仕事は早いんでしょう…。
今日の収穫。
1、Aさんって子供というより子犬に似ているかもしれない
2、Aさんはあまり食べないし食事に時間がかかる
3、Aさんは街をまっすぐ歩けない
4、Aさんはバレーと言ったら踊りのバレーだと思うらしい
こんなところ。
私の背が高いことが話題になったので、高校までバレーをやっていた話をしたら、踊りのバレーと勘違いし、変な会話になりました。
Aさんはお嬢さんなんですかね?
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
そういえば今日少しAさんと一緒にいただけで思ったんですけど、
Aさんのご主人は毎日Aさんと一緒にいて疲れないのだろうか…?
って。
男性のご意見を伺いたいです。
Aさんは見た目にも愛らしい部類だと思いますので、
容姿で人気があるのはわかるし、結婚してるのもわかる気がします。
たぶん保護欲をそそるんだろうなあと。
でもあたしが男だったら、見てる分にはかわいくていいかもしれないけど、
付き合うのは無理です。めんどくさいです。
だけど男性はそういうことは考えないものなんですか?
たぶん私も男性化してるんだと思いますけど、
だけどAさんみて和んだり癒されたりはしないんですよね。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
Aさんが天然であることを認めたいと思います。
実は今日会社へ行くとAさんがうれしそうに駆け寄ってきました。
金曜のランチのお礼を言われ、お返しに…と、小さな紙袋をもらいました。
Aさんが休日にクッキーを焼いたというのです。
こういう攻撃は予想してなかったので、とっさの反応ができませんでしたが、
私は甘いものが苦手です。
それで、Aさんに、いただいたこれはみどりと二人で食べていいか?と聞きました。
(みどり=もう一人の女子社員。勝手に命名)
みどりは私の隣の席です。ちらっとみどりを見ると小さくうなずきました。
Aさんは、カクカクと何度も首をたてにふってました。
(これがみどり相手だったら、うなずくのは一回でいいからってはっきり言えるんですがね)
昼休み。
コンビニ弁当を食べ、みどりとAさんからのお菓子を食べようと紙袋から中身を取り出しました。
出てきたのは…
出てきたのは…
透明の、かなり使い込んだ感じの「タッパ」でした…。
思わずみどりと顔を見合わせました。
Aさんのイメージだと、可愛らしいラッピングを想像してました。
そういえばAさんって主婦だったね・・・
と思わず口にしてました。みどりもうなずいたので、同じことを思ったんだろうと思います。
タッパをあけると、完璧な形の星の形のクッキーが3枚とハートの形のクッキーが3枚ありました。ハートはチョコレートクッキーのようでした。
私は特にチョコレートが苦手なので、みどりにハートを3枚あげようとすると、1種類ずつ食べなきゃだめですよとぼそっと言われました。
だってみどりに黒いハートは似合うと思うよと言ったのですが、
あなたほどじゃありませんと言われました。
そんなつまらないやり取りの後、
いよいよお菓子をいただきました。
Aさんってお菓子のイメージあるねとみどりと話しながら。
味については細かい解説は避けたいと思います。
ただ、湿気ていたことだけは、、、すいません。書いておきます…。
タッパを洗って返しに行くと、例の子犬の顔で食べた?と聞かれました。
そして感想を求められたので、私には少し甘すぎたかなと答えました。
するとAさん考えるポーズをとりました。
考えるポーズ
1、唇にひとさし指をあてる
2、口を少しすぼめる
3、けっこう大きく首をかしげる
しばらくそのまま制止しているので、
もう席に戻っていい?と言おうとしたその時、
「じゃあ、もっと甘くないのを作ってくるね!」
と明るく言われました。
思わずこちらも制止のポーズをとり、
「いや。いらないから」
と答えてしまいました。
ショックな顔をしていたようですが、もうどうしていいのかわからないので放置して席に戻ってしまいました。傷つけたでしょうか?
席に戻るとみどりも全部食べたみたいで、それを見て安堵する自分がいました。
実は私の方が先に食べたのですが、味についてみどりには何も言いませんでした。
無言でみどりが私を見つめてくるので、私もアイコンタクトで今の気持ちを返しました。
「ごめん…」って…。
タッパに入っているお菓子をみた瞬間、この人は本当にこういう人なんだ。と思いました。お菓子を食べてみて確信しました。本当に仕事以外ではちょっと抜けてるんですね・・・。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
Aさんが私の仕事を手伝ってくれている事について。
いつもAさんは3時過ぎくらいから5時くらいまで、
毎日1時間くらい私の仕事を手伝ってくれています。
タイピングが神技のようで驚くほど速く仕事がすみます。
それが、実はあと1日か2日で、Aさんにお願いできる仕事は終わりそうです。
私の仕事は次の段階へ進みますが、そうなるとAさんにはしばらくお手伝いを遠慮してもらう形になります。Aさんには専門外で頼めることがありません。
いつも、これでしばらくお願いすることはないという旨と、ありがとうと、またよろしくを簡潔に伝えるのですが、私の言い方がきついのか、毎度毎度泣きそうな顔をされています。
やさしく言っているつもりなのですがいつもそんな感じです。
トボトボ…という風に席に戻って行き、みどりからは「かわいそ」と小声で言われてます。
どういった言葉で伝えたらいいのですか?
Aさんには隣に座っていてくれるだけでいいという男性社員もいますので、
Aさんが手伝いたいと言えば、他にいくらでも仕事はあるんですが…
みどりは私のアシストをしてくれる大切なパートナーです。
極端に口数が少なく、表情もあまりありません。
二人で組むようになった最初は、
障害があってしゃべれない子なのかと思いました。いや、本気で。
気配を消しているのかと思うほど存在感が無いのですが、
必要な時はいつの間にか隣でスタンバイしている気のきいたやつです。
普段はアイコンタクトが主でなかなか喋りませんが、
ジャブを数発入れるとアッパーが返ってくる感じがめちゃくちゃ好きです。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
トイレに行った際に笑顔を作ってみましたが、
鏡に映った自分の笑顔は、我ながら恐ろしかったです。
まるで白雪姫に出てくるお妃さまのようでした。
慣れないことはするもんじゃないかもしれません。
さて、Aさんがお手伝いに来て、ものの15分ほどで終わってしまいました。
次は~?と笑顔で聞いてくるAさんに、いつものようにお礼としばらく仕事がないことと、またよろしくを告げました。
そしていつものように泣きそうな顔をされ、皆さんのアドバイスを思い出しながら…
(えーっと…、いつもと足りないもの…、あ。そうだ、謝罪だ・・)
「いつもごめんね」
Aさんもじもじしています。
(あとなんだっけ…。そうだ。言い訳言い訳…)
「私の言い方はきついと思うかもしれないけど…」
この辺まで言いかけた時、目の前の視界が狭まる感覚がありました。
気がつけばAさんの小さな手が私の額につけられていました。
Aさん「どうしたの?変だよ?」
そして、
みどり「今さら何言いだすんですか?」
私(手を額から外しながら)「具合が悪いわけじゃなくて、一応ちゃんと伝えなくちゃと思っただけで…」
Aさん「な~んだ~。だってこの頃疲れてるみたいだったから♪
心配しちゃった。だめだなぁ。クローバーさんは♪」
って。
言われてしまいました…。
後悔しているわけではないのですが、
調子が狂っているのは、あのランチからなんですけどねえ…。
泣きそうな顔が笑顔になったので、まあいっか。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
みどり「午前2回、午後6回です」
私「何?」
どうやらAさんが私たちの席の付近を通った回数のようです。
私「何で??????」
みどり「…」
こんなやりとりがあったのは木曜の帰り際の話です。
昨夜同期のM(男性)と飲みにいった際に、ここ数日のAさんとの出来事を話しました。
彼は周囲をはばからず大爆笑。
「おまえは俺を殺す気かー」と言われましたよ…。
そしてAさんが何度もこちら(席)を往復しているらしい話をすると、
かまってもらいたいのだろうから、
また昼飯でも一緒に食えばいいんじゃないかと言われました。
うーん…。
ゆっくり検討したいと思います。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
Aさんとまた昼食を…の件、ずっと考えてます。
私も無理はしたくないのです。
Aさんのことは、ぶりぶりしているところ以外には嫌いなところがありません。
ですが、扱い方がわからなくて困ってしまうのは変わっていないんです。
それでちょっと思いついたのですが…。
私とみどりは、それぞれ外食することもありますが、
コンビニ弁当などを自分の席で食べるのが主です。
私の隣の席はPCが置いてありますが、キーボードの場所をずらせば、
そこで食事をすることは可能です。
Aさんに、よかったらこっちで食べたら?と言ってみようかな・・・と。
もちろん、みどりに断ってからになりますが。
それならAさん縛って引きずって行くよりも無理や無駄がない気がします。
このアイディアはどうでしょう?
Aさんは喜ぶでしょうか?
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
実はミッションに失敗してしまいなした・・・
みどりは快く?承諾してくれたので、
Aさんをさりげなく誘ってみようと(Aさんはいつも一人で食べています)、
自販機で飲み物を買ったついでに(←このあたりが私の小心者なところ)
Aさんの席のほうへ行ってみました。
Aさんのデスクの上にもぬいぐるみがいました。
どんなやつだと思います?
私はね、テディベアとか、うさぎちゃんとか、もっとグレードあげたらキティちゃんかなって思ってました。
したら、ぶさいくなカバでした。
えー
なぜー
そんなふうに思いながらその顔を見ていたら、
本当に無意識のうちに、
わたしはかばの顔面にデコピンしてしまいました。
が、
はっと気付けば、
真後ろにAさんが口あけて立っていました。
え?もしかしてこれ、超やばいかも?あたし
血の気が引くというのはこのことです。
ぬいぐるみを抱きしめて顔をなでなでしているAさん。
あきらかに、その肩は怒りに震えていました。
やばいー
やばいやばいー
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
私「ごめんね。そんなに可愛がってたの?もしかして名前とか、ついちゃってる?」
Aさん「うん・・・この子、しゅういちくんだよ?」
!!!!!!!!!!!!!
ほんとに名前ついてたーーーーーーー
頬がひきつるのを感じながら、
たぶんこう言うときは、
Aさんにではなく、ぬいぐるみに謝らなきゃだな気がするっ
そう思いました。
でもでもでも、ぬいぐるみに謝るなんて…
痛いわけないし…
でもでもでも・・・
謝らなきゃだたぶん・・・
そう思い、
勇気を奮い立たせて伝えました。
私「えっと。しゅういちくん、ごめんね」
満足げなAさんの笑顔にほっとし、本来のミッションを忘れて席に戻ってしまいました。
怪訝な顔をするみどりに、かばによって阻止されたことを伝えると、
あれはカバではなくねずみだと教えてくれました。
そして、
みどり「♂だったのは知りませんでした」
と言ってのけました。
私はたぶん、一生みどりには勝てないと思います。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
さて、デスクdeランチですが、
あまりにぬいぐるみの衝撃が大きかったのでまだ再挑戦できていません・・・。
ぬいぐるみに向けてごめんねを言ったのは、
たとえ口先だけでもちょっと後悔しています。
なんだかものすごく敗北感を感じています。
今日は休憩しようと午後部屋を出ると、
自販機のコーナーのところの椅子にAさんが腰かけているのを見ました。
両足をブラブラさせて、靴の底で床を蹴る?というか、こする?という感じにしてぼんやり揺れる自分の足先を見ているようでした。
子供がブランコに乗ってるみたいな印象でしたが、いつもの満点笑顔でなかったので、なんだか泣いてるように見えました。
ずるいです。
いつもニコニコしているのに、あんな顔見たらどうしても気になります。
たれ目の人って笑ってないと泣いてるように見えるんですか?
Aさんの顔が脳裏から消えません。
男の人の初恋ってこんな感じ?
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
《10日後》
あれから、忙しさもあり、Aさんにデスクdeランチを誘えないままいたのですが、そんなへたれな私を見かねてか、みどりがAさんを連れてきてくれて、今は毎日3人で並んで食べています。
みどりがどう誘ったのかわからないのですが、Aさんは毎日スキップするように軽やかにやってきます。
ときどきタッパにおかずを入れて持ってきてくれます。
(どなたかが予測されてましたねー。ぬか漬けではなかったですが)
Aさんの卵焼きが優しい味で、ふわふわしていて、ほんのり甘くて。
まるでAさんみたいだなと思ってました。この間、どうやって作るのか聞いてみました。
ら…。
お弁当はご主人が作ってくれているのだと聞いて、びっくりしました。
Aさんは切ることが得意なのでいつもサラダだけ作るとか…。
他にも色々話をして、色々刺激的な毎日を過ごしています。
色んな人がいるというのは本当ですね。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
Aさんは大学卒業と同時に結婚してしまったそうなので、会社勤めの経験がなかったそうです。
一度も社会に出た事が無いので経験したいと思い、PCの勉強をしてご主人のツテで今の職があるとのことでした。
PCもご主人に教わったそうです。詳しくはかけませんがご主人はその道の専門家のようです。
Aさんは同性の友達がいないと言っていました。
私も同性の友達はとても少なく、ましてAさんのような女性味の強い人は初めてでしたので、対応に苦慮しているのですが、私たちにはじめて共通項が見えた気がしました。
私が初めてランチに誘った際、彼女はとてもうれしかったのだそうですが、
ご主人はもっと喜んだのだそうです。
私をAさんのお宅へ招待するようにとおっしゃってるそうなのですが、
今は仕事が大変なこともあり、固辞しています。
あと…。
お子さんは思ったより大きなお子さんでした。男の子だそうです。
カバのしゅういちくんは、特に理由はないとのことでした。
なんとなく?って上半身を90度くらい曲げていました。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
昨日のことです。
食事の後にAさんが、
おそらくは何の気もなしにだと思うのですが、
「クローバーさん(※私の名前)の旦那さんはどんな人?」
って言いました。
「結婚してないよ」
と苦笑しながら言いましたが、周囲の雰囲気は凍りついていました。
Aさん「じゃあ婚約中なの…?Mさん…?」
って言われました。
「婚約もしてないよ」
と言ったのですが、いつになくしつこく質問責めに合いました。
Aさん「じゃあどうしてマリッジリングをしてるの?」
って言われました。
答えに詰まって、うるさいなと言ってしまいそうだったその時、
MがやってきてAさんに仕事を頼んで連れて行ってくれました。
Aさんは悪くありません。
こんなものをはめていれば、誰だってそう思いますよね…。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
文字数の関係から全文載せられないので、
続きます!!!
続きは下(もしくは前のページ)っす。