今日も痛い | やっぱり馬が好き~ふろむオーストラリア~

今日も痛い

今朝ほど仕事に行きたくなかった日はありませんでした。


昨日の午後も大丈夫だったのに、転んだ翌朝って 全身が痛い!んですね。


特に 腕の付け根(インフルエンザの予防注射をするあたり)が 痛いです。

背中が痛いのは 昨日も今日も 「寝床全とっかえ」やったせいかなぁ?


重いものを持ち上げる力も出ない。。



これはアラフォーだからかな? と思ったけれど

なんせ地面に叩きつけられたんだから、痛いですよね。


そっかこんなに痛いんだ。


と改めて思い知らされました。


小さい頃は転んでもこんなに痛くなかった。スキーで転んでもこんなに痛くなかった。

と思ったんだけれど。


雪と地面じゃ違いすぎ?



厩務員生活8年間の中で、こんな目に遭ったのは 実は初めてです。


過去に2回放馬させたことはあります。自慢になりませんけれど。

でも転んだ事は無かったです。



初回は、かれこれ8年前、まだヘナチョコ厩務員だった頃。


遠くのゴミ収集車に馬がビビり、後ろ脚で立ち上がって両前脚が地面に下りた時に

片方の前脚がリードにからまって、そのまま馬はジャンプしながら後退を続けるので

これ以上リードを持ってたら 前脚を骨折しかねなかったので 放さなくてはなりませんでした。

(周りにいた人たちから『リード 離せ!』ってドヤされた。)


怖かったので泣いちゃいました。

泣きながら追いかけたら 馬を連れて前を歩いてる人が止めてくれました。



2回目は、2年くらい前 厩舎でも中堅のポジションにいた頃。

ゴールドコースト競馬場で調教を終えた そのデカイ馬を厩舎に連れて帰らなければならず

歩くたびに後ろ脚で立ち上がるので とってもイヤだった。


なだめながらも 競馬場を出て 歩道を歩いていると また突然後ろ脚で立ち上がり

(馬の背が私よりも高いから、後ろ脚で立ち上がると2.5~3mくらいに達します)


その時スペアのリードも一緒に持ってたんだけど

暴れた瞬間に持ってたリード両方がこんがらがり 放すつもりは無かったのに

手から離れてしまったんです!(←言い訳?)



その瞬間 馬と私は同時に固まりました


そして自分が解放された事に気付いた馬は 脱兎のごとく厩舎に向かってギャロップを始めました。



ほんと馬って全速力で逃げるんですよねー。


「ヤっホ~イ♪ 帰ろ 帰ろ (^-^)」って大人しく

足取り軽く 帰ってくれたらいいのに。       ┐( ̄ヘ ̄)┌

せめてキャンターで。



急いで携帯から厩舎にいるフォアマンに「ごめん! 馬がそっち方面に逃げた!」と電話をし

走って追いかけたら 途中の路上で他の馬を連れて歩いてた同僚が止めてくれてていました。


それ以来、その馬が調教を終えて厩舎に戻る時は ライダーが乗って帰ることになりましたが。。



というわけで、

過去の2回は自分が倒されることは無かったんだけれど


今の厩舎の馬達、ほんとにおバカさんが多いので

転ばされる確率が低くないですから ちょっと恐怖感が芽生えてしまったのは事実です。



自分がビビって仕事してると 馬にも伝わって余計事故に遭う確立も高くなりますので

常に強気で攻めないといけませんけれど。


でも痛い目に遭うのはイヤです。 ・°・(ノД`)・°・




朝の作業後、朝食を食べながらPCを開けたら ゴールドコーストの競馬学校の後輩から

メールが届いてました。


ワーホリビザでまたオーストラリアに戻ってきたY君、今はNSWにいるそうです。

時々乗らせてもらいながらも その厩舎にはG1を勝った馬がいるので

メールの文面から彼のとても興奮していて嬉しそうな様子が伺えます。


一流馬を目の前で見れるのって、厩舎で働いてる人間からしたら かなりexcitingなことなんです。


私がゴールドコーストの厩舎で働いていた時に 学校から「ワーク・エクスペリエンス(研修)」で

うちに働きに来たYくん。英語が得意じゃない学生は私の通訳を頼りに 何人もうちに来ました。


自分にも人にも厳しい私は かなり口うるさく しごいちゃったけれど(ガチンコみたく)

(Y君 ごめんね (>_<)) 


当時の親方はY君の働きぶりに いたく感動していたので

そのうちレースを引くようになったし、勝利ストラッパーにもなったしね

良い経験ができたかなって それだけが私の願いでした。先輩として。


オーストラリアにも日本人のジョッキーがたくさんいます。


今は競馬学校の学生の人数がだいぶ減ってしまったようだけれど

「馬で働きたい!」という 夢が実現できるオーストラリアは 私たちにとって夢の国です。


割と近いし(飛行機で8時間くらい?) 時差が1時間しかないから

一番行きやすい国 なんですけれどね。



学校を卒業して日本に戻って、北海道の有名な牧場やJRAの厩舎やトレセンで働いている

元学生の話を風の便りに聞くのも ほんとに嬉しい。


みんな頑張ってるんだな~ っていうのを聞くと、自分にもパワーが湧いてくるので

良い刺激になってます。



今日は体が痛いけど。


明日もがんばろー。。。



ご訪問ありがとうございました p(^-^)q




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