調教トラック・初日 | やっぱり馬が好き~ふろむオーストラリア~

調教トラック・初日

☆追記☆

旦那の仕事が決まりました。来週月曜から始まるそうです。

みなさん、ありがとうございました!



晩夏の早朝のクランボルン、吐く息が白い。。。


これじゃぁ冬だよ!


暦の上では3月からこちら南半球は「秋」ですが、デイライト・セービングと称するサマータイム制度は

4月3日に終了だそうです。

あと1ヶ月以上も「サマータイム」なんて、こんなに寒くっちゃ 要らないと思うんだけど。。



今朝出勤した時、丁度誰かがゲートに入った直後だったので開いてました。

ラッキー☆



あ、うちの親方は女性です。公式には父娘の連名で調教師業をやっておりますが、

父親はほぼ引退状態で 親方が厩舎を切り盛りしています。

親方、結構厳しいです。

でもゴールドコーストで働いてた時の親方(こちらも女性)もかなり厳しい人だったので

こういうのは慣れっこです。



さて、調教トラックに行く初日。

昨日のように馬房掃除を終えたら すぐ馬をトラックに連れて行きます。


初めの数頭は馬房の中でサドルアップしてから行くんですけど

今朝は他のワーカーが私の分をサドルアップしてくれました。


トラックワーク・サドルを触るの、実は半年以上ぶりっ!

どうもピンと来なくって、まぁじきに慣れるでしょう。(←こればっかり)


馬を連れて行くのはいいんですけど、 調教が終わったあとのお馬さんは

基本的にみんな「アホ」です。

きっと おうち(厩舎)に帰れるのを知ってるから 気持ちがはやるのかも知れない。


ゴールドコーストで働いてた厩舎も、毎日競馬場へ歩いて連れて行かないといけなくて

帰り道はふつーに どの馬もテンパっていたので

ここでもご他聞にもれず 連れて帰るのはちょっと大変でした。


仕事終わったときは 腕がかなり痛かった。


それでも親方は 「じゃ、この馬連れて帰って」って 割と大人しめの馬を私にあてがってくれたので

他のワーカーが連れてってる馬はいくつか ほんとに「アホ」なのがいたので

あれに当たらなくて良かった。。


とホっとしているのでアリマシタ。


私の体形は平均の日本人女性並みですけれど、オーストラリアからすると

コレは「小さい」 っていうか、「細い」っていうか


厩舎の女の子達、体重65~70kgあるでしょうか? っていうくらいガタイが良いので

ちょっとくらい馬が強くっても みんな割と平気なんです。

いくら腕の筋肉が発達した私でも、やっぱり自分の体重の9~10倍近いイキモノに押されると

負けます。


あとはテクニックですけどね。 なんせ私、馬のリード下手クソですから

引けるものも引けないんですよ。


・ ・ ・がんばろ。。。。


調教トラックの私たちが使うタイアップ(つなぎ場)で馬が帰ってくるのを待っている時に、

誰か馬に乗ってる人に

「Hey ミニー!(←私のAUSでのニックネーム) Are you alright?」と声を掛けられ

とりあえず手を振って「Yeah, thank you~~~~o(^-^)o」と返事をしたはいいものの、


アレ誰だ??? ( °д°)


と見知らぬ人に声を掛けられたのでありました。

ちょうど親方が私の隣にいて、

「Obliviously, he knows you, doesn't he?」

「Yeah.. But I don't know who he is.」と答えた私。

その後親方が独り言のように

「あそこの馬たち ほんとにcrazyだからいつもあれらを避けてワークするのよね」と

言っていた。


もしかしたら 前に働いてた厩舎の誰かかな? カイラの彼氏のダンかもしれない。

なにせアイツはよく話しかけてくれてた ほんとに良いヤツだったから。

ヘルメットかぶってると 遠くからだと誰だかわかんないもん。


朝の作業が終わった後、オフィスのジェニーから

明日と土曜日の朝も私に働いて欲しい事、来週以降はレギュラーでシフトに入ってもらうから

の ような事を伝えられました。

なんとなく親方に気に入ってもらえたらしい。 よかった☆



さて、昨日のメルボルンでのレースで 前に働いてたところの厩舎から5頭出走してたので

旦那と2人で観戦しました。


最初の1頭は6歳の牝馬。前々走が2200m、前走が2400mのレースで 彼女には距離が長すぎるよねと

旦那と言っていたんだけど

昨日は3100mのレース。 おいおい、あの人たち何やってんだろうね。


24戦しているのに 昨日はゲート入りを極端に嫌がっていた。

なんとかしてゲートに入れていたけれど、中でもちょっと落ち着き無かった。


スタートはまずまず、流れにのって良さそうだったけれど


最後の4コーナーを回る直前に故障発生



今朝 あの厩舎の馬運車を運転するおっちゃんに会ったので

「Hi, Peter!」と挨拶した後「How was ○○○(←馬の名前)? I watched her race yesterday」と聞いたら

「Killed.」 「Oh, Gosh! Was she put down??」 「Yeah...どこどこの骨をやっちゃったからね」と首を振っていた。

手の施しようが無く 競馬場で安楽死処分だったそうです。


ゲート前で嫌がっていたのは、これ以上走ったら自分の脚が壊れるのを

彼女は知っていたのかもしれない。



あの厩舎で働いている間、彼女のパドックの前を通る度に

草をつんで与えていた私のお気に入りの1頭だっただけに、とても残念です。



ときに競馬は残酷ですね。



今日はご訪問ありがとうございました。



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