チャンピオン・ホース | やっぱり馬が好き~ふろむオーストラリア~

チャンピオン・ホース

☆今日の記事2つ目です☆



今日のシドニーのG2レースで、オーストラリアの女傑・More Joyousが一番人気に応えて勝ちました。

戦績15戦11勝、母の父はあのサンデーサイレンス。


メルボルンではG1レースがあり、去年度の年度代表馬・Typhoon Traceyも一番人気にこたえて勝ちました。

獲得賞金240万ドル(2億円ちょっと)ほど。


言わずと知れた、これらの馬はチャンピオン・ホースです。


うちの旦那が言うには


チャンピオン・ホースは特別なことをしなくてもチャンピオンだそうです。


そうなのかしら。


人が手間ひま掛けなくたって、強い馬は強く、レースに勝つ。


なるほど、一理あるかもしれません。


例を挙げると、

私が今週の火曜日まで勤めてた厩舎、数年前までチャンピオン・ホースがいました。

数々の重賞レースとG1レースを勝ち、香港にも遠征しました。

まさにその厩舎にとっても、VIC州にとっても伝説の馬でした。


仕事を始める前までは どれだけすごい調教師なんだろうと ワクワクしていましたが、

実態を見て とてもガッカリ。


あの最悪のコンディションの厩舎から あんなすごい馬が生まれたなんて信じられなく、

事実 それがチャンピオンホースの所以です。

手間ひま掛けなくたって、レースに勝つんですよ。


私があの調教師を厩舎の中で見たのは、7週間のうち1回だけ。しかも厩舎内のオフィスの前に立ってたので、

彼が厩舎の中を見回して1頭1頭馬を見ていったなんて思えません。


普段は朝の調教が終わると 厩舎の目の前の建物のオフィスに入ってしまい

厩舎の中で時間を過ごしてるのを見た事がありません。


これだけでもすごくガッカリするでしょ。


今日のメルボルンのレースで、あの厩舎からスーパー3歳牝馬が出走しました。

2歳時からその昇格をあらわした、厩舎期待の牝馬。

賞金10万ドルのレースで3着にきて、『どうかな』と思っていただけに

すごく良いレースをしました。

休み明け初戦にしては上出来のレース。複勝3倍つきました。


その3歳牝馬は 雨が降るとドロでぐちゃぐちゃになる泥の中のパドックに住んでます。

雨が降ろうと餌は外にほっとかれ、防水のラグは掛けられてるけど全身びっしょりで雨の中、泥の中に立ってるんです。小さい小屋がパドックの端にあるけれど、地面は泥まみれ。

それでも良いレースをするんだから、ほらやっぱり 強い馬は何をしなくても強いってことでしょ?


たまたま運よく強い馬が厩舎にいただけの話。


Takeover Targetのように落札価格10万円ちょっとの馬が何億円も稼いだり、

1億円以上も払って購入した馬が全然走らなかったり、

馬に付ける値段は人間の目から見た価値なので、高額な馬が勝つとも限らない競馬の世界。


何が言いたいのか解らなくなってきましたが

強い馬は何をしなくても強い というのが今回わかったことです。


まだチャンピオン・ホースのいる厩舎で働いた事が無いので

いつかはそのような馬の間近で働いてみたいですね。


ご訪問ありがとうございました (^-^)/



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