さすが大物は違う | やっぱり馬が好き~ふろむオーストラリア~

さすが大物は違う

今日はSandownにて最終レース(第7レース)を引いてきたので厩舎に戻ってきたのが18時半でした。


前回Sandownに行った時と同じ馬、Chatter(チャター)の担当で、今日も厩舎から同じレースに2頭出し、

前回と同じ馬同士で行ったのでカイラと同行。


第6レースにも厩舎から出走馬があり、カイラのボーイフレンドのダン(発音的には【デーン】)も一緒になり、

今回は3人 プラス 毎度おなじみレースデー・フォアマンのジェイミーくん、の4人で馬運車に乗り込み競馬場に行きました。


実はカイラもジェイミーもダンも若い! カイラは厩舎ではトラックワーク・フォアマンの地位にいるんだけど

若干21歳。 ジェイミーも23歳。

さすが実力主義のオーストラリア、年齢が若くても経験や実績があれば職場でも重要な地位に就けます。


でもやっぱり若いだけあって 「あれれ?」な所はあるんだけどね。

こんな話は 置いといて。



今日の騎乗は日本でもおなじみとなったでしょう、クレッグ・ウィリアムズ騎手

はて? と言う方、【ジャガーメイルに乗った騎手】と言えば解りますかね。


マウンティングヤードで馬にまたがってから、

「Hi, how's going?」 「What's your name?」と気軽に声を掛けてくれました。


「あんた、どこ出身?」と聞かれたので 「日本です」と答えたら(ここまでは英語)、

「アー、コンニチワー!」と日本語で挨拶してくれました。


先週のマジックミリオンズのレースで、ゴール後にクレッグ騎乗の馬が 目の前にいた馬の後ろ脚に

引っかかって人馬転したんです。 馬も騎手も大丈夫だったけど、見た感じはクレッグの足が馬に蹴られてたか

馬の足の下敷きになってたか してました。

クレッグは自分で起き上がるとビッコを引きながら自分でマウンティング・ヤードに戻り、

次のレースにも乗ってました。


タフな人だな~~ と旦那と2人で感心し、


「レース見ましたよ。大丈夫でしたか? あの馬も調教師も知り合いなので。。」みたいな話をし、

「ゴールドコーストに10年くらい住んで、最近こっちに引っ越してきたんです」と簡単に説明をすると、


「ゴールドコースト、アツイネー。ニホンワ サムイー!」と 再び彼の日本語が。。


本馬場に出る時は 「ヒダリネ」と日本語で言うので、念のために「are you going to LEFT?」と英語で聞き、

馬を放すときに私はいつもジョッキーに「Good luck、○○(ジョッキーの名前)!」と声を掛けるんですが

今日もいつも通り「Good Luck、Craig!」と言ったら 「ドーモアリガトー!」とここもまた日本語で答えてくれました。


こんな一流ジョッキーが 私のような一介のストラッパーにまで気さくに話をしてくれるとは!

しかも日本語で。



どなたかのブログで、武 豊騎手がとても気さくな方だというエピソードを読んだのも思い出して、

さすが大物は器が違うよな~~ と とても感動しました。


結果は、Chatterはゴール前 どうにも行くところが無くなって詰まってしまい 惜しくも4着同着!

2~5着がゴチャゴチャになってゴールした混戦でした。

不利が無ければ絶対勝てていたレースだっただけにとても残念!

クレッグも「勝てるレースだった」と悔しそうでした。


いや、悔しいのはこっちもそうですけどね。


カイラが引いた馬が2着、ダンが引いた馬は、長距離を得意とするんだけど休み明け初戦の短距離レースだったので全然期待してなかったのが、予想を覆す4着に来たので 今日はみんなハッピー♪


良い結果を残してくれると帰りの足取りも軽やかです。


予定では今週土曜日と日曜日にもレースに行くことになり、これは明日発表される出馬表(って言うんですかね?)を見てからのお楽しみ。


日曜日はうちの旦那もレースに行くことになりました。

今週はレースする馬が多くて なんだか忙しいです。



そうそう、昨日書いた「私がオーストラリアに来たワケ」、【ワケ】じゃなくて 【いきさつ】でしたね。

も~ 日本語を使わなくなると 解らなくなるんですよ~~~☆(と下手な言い訳をしてみる。)


なんせ かれこれ10年前の事柄なので、細かい所は記憶があいまいです。

「そういうような事があった」と思っていただければ幸いです。



今日はご訪問ありがとうございました (^O^)/



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