野生動物に注意 | やっぱり馬が好き~ふろむオーストラリア~

野生動物に注意

今日車で走行中に初めてカンガルーを見ました。朝8時半頃です。道路横の森からビョンビョン跳ねてやってきました。 途中で「カンガルー注意」の標識があるので出没することは予測できるのですが、まぁ小さいヤツだろうと思ってたんですよ。 いやいや、大型のアカカンガルーです。

走行中に後ろから四駆の車がけっこうなスピードで来たから、先を譲ってやろうと思って道幅の広いところにさしかかったところで減速したら、突然カンガルーが右手からビョンビョン跳ねてやってきました。車の走行速度は100km/h、森を切り崩した道なので曲がりくねっています。

さて問題です。

上記の状況で横からカンガルーが道を横切ろうとしていたら、どうしたらいいでしょう?


1.急ブレーキをかける

2.ハンドルを切ってよける

3.大声で怒鳴る

4.そのまま走行する




正解は、「4.そのまま走行する」です。時速100kmで走っているので急ハンドル切ったらコントロールを失います。路肩につっこんで自分が死ぬでしょう。相手が鳥だろうと馬だろうとカンガルーだろうと、よけずにそのまま走った方が一番安全なのです。車のダメージは避けられませんが、自分が死ぬよりよっぽどいいですよね。


今回は、カンガルーが止まってくれました。「あれ。」みたいな顔をして立ち止まったので私たちはそのまま走りぬけ、バックミラーで見ていたらカンガルーは再びビョンビョン跳ねて道路を横切って森の中に消えて行きました。


先週の金曜日、1日中出かけていたので帰りが19時過ぎでした。山道なので外灯が全く無く、道の両脇に反射板がついたポールが等間隔で立っていて、中央には反射板があるだけです。ハイビームにして走らないと何も見えません。 こんな状況でカンガルーがビョンビョン跳ねてきたらすっごい怖いですよね! いつ何が起こるか解らないので用心しなくっちゃ。四駆の車にはカンガルーバーが付いてるのが多いけど、うちのはステーションワゴンでそんなもの付いてない。当たったらどうなるんだろう。前のボンネットの部分が長いからちょっとはクッションになるのかな。イマドキの車はフロントガラスは粉々にならないようになってるので、ガラスが割れて私は血まみれって事は無いんだろうけど。


恐ろしやオーストラリアの野生動物、馬が集団で駆け抜けたら怖いだろうなぁ。「ブランビー」っていう野生の馬がそこらへんに生息してるそうなので、こんなの突進してきたらどうしよう。 この間は道端でモジモジしてる鳥を跳ねてしまいました。「うわっ。お前、どけ!」って思ったんだけど何故かその鳥はモタモタしていて体の一部がぶつかりました。そのまま飛んでったので翼の羽根の部分が当たっただけだったようだけど。骨じゃなくてね。


さて、明日は移動です。また4時間くらい走らなくっちゃ。ルビーは慣れてくれるといいけども。マックスは車の中でもウロウロソワソワ 旦那の側に行きたいようなので、さっきは怒られてました。


昨夜2冊目の本を読み終えました。読んでいたのは野坂茂三さんの「オヤジの知恵」。著者は田中角栄元総理の秘書官をしていた人です。田中元総理って「ロッキード事件で逮捕された人」くらいしか知らないので悪い人なんだと思っていたんですが、小さい頃は苦労をして中学中退という学歴にも関わらず日本の天下を取った人なんですね。「政治とは生活だ」と説いた人です。

『国民に三度のメシを食わせ、働きたい人に職場を与え、商売をしたい人に思いっきりやれるような環境を整えること。国を戦争に巻き込ませない為によその国とはヘビより賢くキツネより狡猾に付き合うしかない。共に並び立つ共存共栄を図ればよい。』

これを言える政治家が、今も日本にいるんだろうか。

こういう本を読むと、なんだか自分が賢くなったような気がします。


オーストラリアに住んで9年。普段日本語を聞かなくなるのでだんだん日本語を忘れます。なので本があるとすごく有り難味がわく。

前にstep fatherを「義父」って書いたけど、「継父」って訳が適当ですよね。あと「雑学王」って単語が出てこなかった。うちの旦那はジョッキースクールに通ったので中学校程度の学力しか無いけど雑学はスゴイんです。ただの「バカ」では無いのがちょっと救い。

あとなんだろ、いろいろブログ書いたり友達にメールする時でも「これ、日本語でなんていうんだっけ。。。」って忘れる。こっちで生まれて育った日本人やそのハーフの子って、日本語習得するのかなり難しいんだろうなって思う。子供に完璧なバイリンガルは期待するの無理です。耳から入るから話すのは簡単だけど、読み・書きはとっても大変でしょうね。


さて、今日はGympieに行って息子のフットボールの試合を見に行ってきました。子供達のスポーツ見るの、ほんと面白い。息子は最初のゴールを決めて、結果は59対8で楽勝! 来週はフェスティバルがあるんだって。フットボールのシーズンも間もなく終わりです。

Gympieは旦那の思い出の場所でもある。「16歳の時、ギンピー競馬場で1勝したんだよ」って。16歳の旦那少年は調教師をしていた継父の見習いジョッキーだった。ギンピーへ馬運車に乗って遠征に行き(距離にして自宅から600kmくらい?)、継父の知り合いのおっさんの下で寝泊りしていた。実はこのおっさんかなりのキチガイで、ある日些細な誤解から鉄砲を持ち出されて危うく殺されそうになったらしい。10kmくらい走って歩いて逃げて旦那ママに迎えに来てもらったんだって。

すごい思い出よね。