馬で働くということ | やっぱり馬が好き~ふろむオーストラリア~

馬で働くということ

遅ればせながら、コメントして頂いた皆様には感謝感激です。この場をお借りしてお礼をさせて頂きます。

どうもありがとうござました! あんど 今後もどしどしお願いします!


さて、7月29日に若い牡馬に腕を噛まれた話をしましたが、3日経ってもまだ痛いです。


気楽にいこうや

(旦那が昨夜写真撮ってくれたんだけど、「筋肉見せろ」というのでわざとムキっとさせてます)


見えますかねぇ。ピンクにテカってる所は皮がむけてまだ皮膚が乾いてません。。あとは痣。

いや、ここまでひどく噛まれたのは初めてかもしれません。いつも「噛まれた」と言っても甘噛みですから。。

とっても悔しいわ。なんだか敗北感を感じるわ。


馬で働くというのは体力勝負です。そして常に「蹴られる、噛まれる、踏まれる、暴れられる」といった危険と隣り合わせです。私の友人は馬に足を思いっきり踏まれて骨折したほどですから。。。体重500Kg近い物体が思いっきりジャンプして人間の足に着地したら、そりゃ骨折しますとも!馬引いて歩いてても普通に足を踏まれる事があるので、踏まれたらやっぱ痛いです。どれくらい痛いかっていうと、、、機会があったら試して下さい。すごく痛いですから。


年齢と共に体力も落ちるし毎日肩こり・筋肉痛、おまけに擦り傷/切り傷絶えないので、だから厩舎の仕事辞めてもいいかなってのもあったんですが。でも実際馬から離れると、ちょっと淋しくなるかな。。。


2001年の夏に7年間勤めた会社を辞めて、10月にゴールドコーストにある競馬学校に入学しました。競馬は高校の頃から見ていたけど、ジョッキーになりたい! とか、競馬の世界で働きたい! とはあまり思ってなくて、当時は競馬よりも乗馬の世界に興味がありました。ゴールドコーストのその学校では馬学が学べる、馬の事を知ってから競馬か乗馬の世界を自分で選択すればいいので、じゃぁ行ってみようと入学を決めた次第です。


ワーホリのビザで再来豪して偶然にも旦那に出会ってから、馬については旦那からいっぱい教わりました。

馬の扱いなんてへなちょこだった私ですが(オージーに比べたら私は体が小さい方なので、やっぱ馬に負けちゃう)、いろいろな厩舎で働いて最後の3年間勤めて来た厩舎で知力・筋力共についた気がします。


現役の競馬学校の後輩達が、学校のプログラムの1つで「実際に競走馬の厩舎で2週間働いてみる」という研修に出る時は大抵うちの厩舎に来ました。

学生達は英語が達者ではないので私が通訳代わりだったんだけど、そのうち私のボスは学生の研修中は指導も私に任せるようになりました。じゃぁ 学校では教わらない事をいっぱい教えてあげたいなと思って旦那から教わった事を出来る限り伝授しました。

特に馬のなだめ方かな。馬が怯えてるのか、ワガママで従わないのか違いがあるけど、最初はよくわかりません。わかんないから従わない場合はとにかく怒鳴る。でもね、後者なら叱ってどちらがボスなのかを示さなきゃいけないけど、前者の場合は「自分は友達だよ。傷つけないよ」という事を示さないと、馬は信用してくれないと思うんですよね。 いつも馬を邪険に扱う人、厩舎作業を適当にやる人がいるんだけど、そういう人は「ホースマン」とは言えないし、そういうのを真似して欲しくないですね。

私の指導は厳しかったかもしれないけど(すみませーん(>_<))、ガチンコ気分で「あえて」させて頂きました。

今日は友達の家で夜ご飯を一緒に食べます。彼女は日本人で旦那さんがオージー(本当はNZだけど)、うちの旦那と話があうので(彼女の旦那さんも昔は競馬関係者)、旅に出る前の最後の晩餐です。彼女が食事を作ってくれるそうだけど、私も春巻き作って持って行くんだ☆


今日から出発までの4日間、キャラバンの中の掃除と荷物詰めに集中です!